自遊日記

定年後の備忘録

五木寛之著「元気」読了

2014-01-13 09:59:58 | 読書

このほど、五木寛之著「元気」を読了しました。

 

身体を元気に保つ方法だけを説いた本ではありません。

元気に生きるための心構えが詳しく述べられています。

 

著者曰く、元気に生きるためには

諦念、放念、観念に留意すべし、と説いています。

 

諦念というのは・・・

人は老いていくものだ、と「アキラメル」

人は必ず死ぬものだ、と「アキラメル」

善い行いをしたからといって必ず報われるとは限らない、と「アキラメル」

といった立場です。

 

放念というのは・・・

世の中には心配の種は数限りなくある。

ひとつのことを追うことをせず、それはそれとして次なる心配事に

気を向ける(手放す)ことが大事と説く。

 

仏教にも造詣の深い著者ならではの視点に感服しました。