監督 ピーター・ジャクソン
出演 ナオミ・ワッツ
ジャック・ブラック
エイドリアン・ブロディ
正月映画唯一の超大作モンスター映画で結構期待していた作品。
しかもオタク監督ピーター・ジャクソンが念願のリメイクて事で、これは期待を裏切らない「キングコング」になると思ってたが期待どうりの怪獣映画になっていてまずは満足。
コングの造形は33年版ではストップモーションアニメ、76年版はリック・ベイカー製作の着ぐるみ(本人自ら着用)とその時代の特撮で作られてきたが、今回は勿論CGで役者にモーションキャプチャーを付けてその動きをコンピューターに取り込むという「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムで使われた手法で撮影されている(今回もゴラム役と同じ役者)やはりピーター・ジャクソンが気ごころ知れたスタッフと一緒に作ってるだけに思いどうりの仕事が出来たでしょうね。
今回は完全にコングは長い手を前に垂らして足が短く、やや前傾姿勢の野生のゴリラで、動きも2本足であるく怪物と言うより巨大なゴリラが動いてる感じ。
長い手でユラユラと崖をよじ登り、俊敏に谷を飛び越える・・・ここらにリアル感が感じられ、CGならではの表現ですね。
またキングコング=巨大なゴリラ化することで、単なるモンスターにならず存在に説得力が感じられてよかったと思いますよ。
そのコングの表情もリアルに喜怒哀楽が表現されていて、特にコングに囚われたアンがやけのやんぱち気味にコングの前で踊ったりするシーンのコングの喜び様は微笑ましく感じられ、怪獣と人間と言うより動物と人間が心を通わす雰囲気が出ていて、そのシーンにスンナリと入れましたね。
そのコングと同様スカルアイランドに生息する太古の生き物=恐竜がまたそれぞれに迫力があり、今更ティラノザウルスがリアルに動いたところで「ジェラシックパーク」以降の怪獣映画で見慣れていてそれ自体は驚きはないんだが、その細かい動物や爬虫類の動き(例えば飛び掛る瞬間に一瞬体を引いて勢いをつけようとした時の筋肉の伸縮など)がますますリアルに表現され、大きく見た目の特撮の違いは我々素人では判らないけど細かい部分ではますます進歩していってるんですね。
プロンドザウルスが狭いジャングルの崖淵を大群で疾走する場面の凄いこと・・・恐竜自体のCG「ジュラシック~」の頃と大差ないように思うのだが、その押し合い、ひしめき合いながら狭い所を走る重量感はやはりCGの進歩があるから出せるんでしょうね。
コングとティラノザウルスの対決もアンを挟んでスピーディかつ豪快に表現され、これもやはりクリーチャーの造形のCGよりその対決の動きの立体感がより派手にかつ細かくCGで描かれ凄い映像として表現されてるように思いました。
それと恐竜に負けずインパクトあったのが原住民のキャラ!不気味な雰囲気が充満してて怖いですよ・・・特に生贄の儀式の場面のトランスダンスはまるでゾンビ・・・
良く言われるように単に怪獣映画でなく「美女と野獣」のラブストーリーて言われるけど、33年版は最後までアンは恐れおののき怖がっててコングの一方的な片思いで、それが帰って悲惨な最期に感じられたが、76年版同様に今回もコングとアン(76年版はド
ワンて名だった)はやがて打ち解けあい心の交流を持つようになる。
崖っぷちで座って夕陽を見つめ、たそがれるコングの穏やかな横顔をアンが横から見つめる場面はまさに美女と野獣!ナオミ・ワッツの微笑んだ顔が夕陽に照らされ実に美しい場面でした。
この場面エンパイアーステートビルのシーンの前フリにもなるんだが、コングとアンの心の絆が芽生えだしたのを感じさす場面でこれが悲壮感漂うラストに生きてきますね
またNYでコングが大暴れしてアンと再会し、つかの間の幸せを手に入れて彼女片手にスケート場?(または凍った池?)で滑って転んで遊ぶ場面はこの映画で一番ロマンチックな場面でしたね・・・
まぁ、その後はお馴染みの展開になっていくんですが、エンパイアステートビルの場面の空撮のCGは凄いリアルでしたね。
はるか上空からビルの上のコングを見下ろしNYの街全体を捉えたカットなんか見ものです。
監督がかなり33年のオリジナルに思入れが強く、かなりオマージュが捧げられた場面が多いのもそれを感じさせます(この映画見る前に33年版をDVDで見直したから気付いたんだが)
劇中に33年版でアンを演じたフェイ・レイの名前が出たり、ブロードウェイのコングお披露目の場面でのコングの前でダンスをするダンサーの衣装が33年版の原住民たちの扮装だったり・・・気付かないとこでもまだまだあるんでしょうね
さすがこだわって作ってるだけに、ピーター・ジャクソンの思いが伝わってくるようで、ある意味「ロード・オブ~3部作」より力が入ってるように感じました。
パンフが2種類あったのも異例ですね~
通常版¥600-と特別版¥1800-・・・マニア心をくすぐる商法でんな・・・
★★★★★ 2005.12.18 アポロシネマ8 スクリーン1
出演 ナオミ・ワッツ
ジャック・ブラック
エイドリアン・ブロディ
正月映画唯一の超大作モンスター映画で結構期待していた作品。
しかもオタク監督ピーター・ジャクソンが念願のリメイクて事で、これは期待を裏切らない「キングコング」になると思ってたが期待どうりの怪獣映画になっていてまずは満足。
コングの造形は33年版ではストップモーションアニメ、76年版はリック・ベイカー製作の着ぐるみ(本人自ら着用)とその時代の特撮で作られてきたが、今回は勿論CGで役者にモーションキャプチャーを付けてその動きをコンピューターに取り込むという「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムで使われた手法で撮影されている(今回もゴラム役と同じ役者)やはりピーター・ジャクソンが気ごころ知れたスタッフと一緒に作ってるだけに思いどうりの仕事が出来たでしょうね。
今回は完全にコングは長い手を前に垂らして足が短く、やや前傾姿勢の野生のゴリラで、動きも2本足であるく怪物と言うより巨大なゴリラが動いてる感じ。
長い手でユラユラと崖をよじ登り、俊敏に谷を飛び越える・・・ここらにリアル感が感じられ、CGならではの表現ですね。
またキングコング=巨大なゴリラ化することで、単なるモンスターにならず存在に説得力が感じられてよかったと思いますよ。
そのコングの表情もリアルに喜怒哀楽が表現されていて、特にコングに囚われたアンがやけのやんぱち気味にコングの前で踊ったりするシーンのコングの喜び様は微笑ましく感じられ、怪獣と人間と言うより動物と人間が心を通わす雰囲気が出ていて、そのシーンにスンナリと入れましたね。
そのコングと同様スカルアイランドに生息する太古の生き物=恐竜がまたそれぞれに迫力があり、今更ティラノザウルスがリアルに動いたところで「ジェラシックパーク」以降の怪獣映画で見慣れていてそれ自体は驚きはないんだが、その細かい動物や爬虫類の動き(例えば飛び掛る瞬間に一瞬体を引いて勢いをつけようとした時の筋肉の伸縮など)がますますリアルに表現され、大きく見た目の特撮の違いは我々素人では判らないけど細かい部分ではますます進歩していってるんですね。
プロンドザウルスが狭いジャングルの崖淵を大群で疾走する場面の凄いこと・・・恐竜自体のCG「ジュラシック~」の頃と大差ないように思うのだが、その押し合い、ひしめき合いながら狭い所を走る重量感はやはりCGの進歩があるから出せるんでしょうね。
コングとティラノザウルスの対決もアンを挟んでスピーディかつ豪快に表現され、これもやはりクリーチャーの造形のCGよりその対決の動きの立体感がより派手にかつ細かくCGで描かれ凄い映像として表現されてるように思いました。
それと恐竜に負けずインパクトあったのが原住民のキャラ!不気味な雰囲気が充満してて怖いですよ・・・特に生贄の儀式の場面のトランスダンスはまるでゾンビ・・・
良く言われるように単に怪獣映画でなく「美女と野獣」のラブストーリーて言われるけど、33年版は最後までアンは恐れおののき怖がっててコングの一方的な片思いで、それが帰って悲惨な最期に感じられたが、76年版同様に今回もコングとアン(76年版はド
ワンて名だった)はやがて打ち解けあい心の交流を持つようになる。
崖っぷちで座って夕陽を見つめ、たそがれるコングの穏やかな横顔をアンが横から見つめる場面はまさに美女と野獣!ナオミ・ワッツの微笑んだ顔が夕陽に照らされ実に美しい場面でした。
この場面エンパイアーステートビルのシーンの前フリにもなるんだが、コングとアンの心の絆が芽生えだしたのを感じさす場面でこれが悲壮感漂うラストに生きてきますね
またNYでコングが大暴れしてアンと再会し、つかの間の幸せを手に入れて彼女片手にスケート場?(または凍った池?)で滑って転んで遊ぶ場面はこの映画で一番ロマンチックな場面でしたね・・・
まぁ、その後はお馴染みの展開になっていくんですが、エンパイアステートビルの場面の空撮のCGは凄いリアルでしたね。
はるか上空からビルの上のコングを見下ろしNYの街全体を捉えたカットなんか見ものです。
監督がかなり33年のオリジナルに思入れが強く、かなりオマージュが捧げられた場面が多いのもそれを感じさせます(この映画見る前に33年版をDVDで見直したから気付いたんだが)
劇中に33年版でアンを演じたフェイ・レイの名前が出たり、ブロードウェイのコングお披露目の場面でのコングの前でダンスをするダンサーの衣装が33年版の原住民たちの扮装だったり・・・気付かないとこでもまだまだあるんでしょうね
さすがこだわって作ってるだけに、ピーター・ジャクソンの思いが伝わってくるようで、ある意味「ロード・オブ~3部作」より力が入ってるように感じました。
パンフが2種類あったのも異例ですね~
通常版¥600-と特別版¥1800-・・・マニア心をくすぐる商法でんな・・・
★★★★★ 2005.12.18 アポロシネマ8 スクリーン1
76年版を幼い頃、劇場で見た記憶があってかなり衝撃的だったことを覚えていますが、今回のコングはまさに迫力満点でCGならではの躍動感で活き活きとした動き、感情豊かな表情、それから恐竜達との決闘のシーンなど、とにかく面白かったです。さすがキングコングを撮りたくて映画監督になったというだけありますね。
私も76年版は当時劇場で見ました。
あれはあれで当時は凄いな~と思いました
たしか実物大のコングを作ったんですね~
でも今思えば76年版は恐竜は出てこなかったですね
めゆも させていただきました
良かったらhttp://blogdj.net/MHz/75.47/
コチラもどうぞ
では また来まーす
またそちらにお邪魔します
私のブログにコメントとトラバいただき感謝です。
この作品は映画館で観て本当に良かったと感じています。
DVDが発売されたときの楽しみ…こちらの記事で発見しましたよ^^
33年版へのオマージュ&パロディ探し。
これですね。
私のブログにもコメントへの返事を書かせていただきました。良かったら見に来てくださいね。では、また伺います。
ホント大スクリーンで見てほしい作品でしたね。
また遊びにいらしてください