MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.027 「NINE」 (2009年 118分 シネスコ)

2010-03-28 00:31:41 | 2010年劇場鑑賞
監督 ロブ・マーシャル
出演 ダニエル・デイ=ルイス
   マリオン・コティヤール
   ペネロペ・クルス



続いての作品はミュージカル映画です。
映画のジャンルの中でももっとも好き嫌いが分かれるジャンルかも知れませんね
ダメな人はたいてい突然歌いだしたりする現実感の無さがダメなようですが、私は逆にそんなところが好きなんですがね。

(あらすじ)

1964年のイタリア。スランプ中の映画監督、グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)にとって、妻のルイザ(マリオン・コティヤール)だけが心のよりどころだった。
ところが、妻以外にも愛人カルラ(ペネロペ・クルス)や主演女優のクローディア(ニコール・キッドマン)など美しい女たちに囲まれているグイドは、愛とプレッシャーとのはざまで幻想の世界へと陥っていく。



この映画はとにかく出てる女優のメンバーが豪華なこと!
ニコール・キッドマン 、ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソン、ファーギー、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレンなどそれらが歌い踊るんですからたまりません!
まるで舞台を見てるかのように豪華女優陣たちが次々とセットに登場してくるオープニングのゴージャスさ!
でも例えば昨年公開された「マンマミーア」のような明るさはありません。

一人の映画監督が新作の脚本に行きづまり苦悩する様子が全編に渡り描かれますが、それだけに明るく弾けるミュージカル映画と言う感じはありませんね。
正直ちょっと私は映画全体的な感想として言わして貰えば、ただ疲れましたね~
でも次々出てくる豪華女優陣の歌やダンスは素晴らしく、ケイト・ハドソンが意外と歌が上手かったし、ブラックアイドピースの歌姫ファーギーの歌唱力はさすがの貫禄を感じました。
しかし男性目線ならペネロペ・クルスのエロエロビーム全開の歌とダンスはならずとも昇天間違いなし(笑)あんないい女たちに囲まれるとはまさに男冥利に尽きるってもんですかね~ 男やってて良かった・・・なんて本当に思ってしまいますよ。

イタリアの名匠フェリーニ監督の作品が元になってるミュージカルですが、フェリーニ版は見てないからわからないけど、この作品見て映画監督ってモテるんやね~て思った。
中には成功だけを夢見て近づいてくる女優も居るんだろうけど・・・
また人気女優のブロマイドに他人がサインしてキスマークまでその他人が付けて、あたかも本人から貰ったよう捏造するのは実際ありそうですな。



またラストは再びステージにカーテンコールの如く顔を揃える女優陣・・・トリに登場するソフィアローレンの貫禄の出で立ちはまさにこの豪華ミュージカルの最後を飾るに相応しい存在感でした。



★★★ 2010.3.25(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ3 19:35 E-13