MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.021 「交渉人 THE MOVIE」 (2010年 123分 ビスタ)

2010-03-03 00:13:07 | 2010年劇場鑑賞
監督 松田秀知
出演 米倉涼子
   陣内孝則
   筧利夫



久しぶりに天六シネ5ビルへ行きました。
いつのまに1階のユウラクザ正面の手書き看板が消えてました・・・
何となく寂しいですね~あの手書き看板を掛けてる劇場はほとんど無いだけに残念です。
まぁ~書く人も随分ご高齢でしょうけどね・・・せめて最後に手書きの似てない米倉涼子の絵が入った「交渉人」の看板が見てみたかった・・・

(あらすじ)

2億6,000万円を乗せた現金輸送車の強奪事件が発生。
人質をとって立てこもる犯人グループとの交渉に宇佐木玲子(米倉涼子)がやって来たそのとき、建物が爆発。そして数週間後、羽田空港にいた玲子は先の事件で人質になっていた青年を見かける。
彼の様子に嫌な予感を感じた玲子は同じ飛行機に乗るが、なんと離陸直後にハイジャックされてしまい……



しかし最近のハリウッド映画がリメイクブームなら日本映画はTVドラマの映画化(いわゆる劇場版とかTHE MOVIEとか言われるやつ)が多いです。
安定したファンや興業収入が得られるかも知れませんが、それにしても多いですね~

この作品も人気TVドラマの映画化ですが、ドラマはほとんど見たことありません。
でもストーリーにすんなり入れたのは設定が単純でわかりやすいからでしょうか?
映画版という事でオリジナルメンバーに豪華俳優陣を加えてスケールアップしてるのはわかりますが、肝心の交渉シーンがありませんでした・・・サブタイトルの高度10,000mの頭脳戦・・・ってそんな頭脳合戦なんてなかったぞ!



ジャンボ旅客機がハイジャックされるというスカイパニックアクション路線なんですが、二転三転する展開は驚きというより何故?という疑問が付いて回るし、しかもやたら機内で発砲しまくる緊張感の無さ!
そもそも何故こんな事件が起こったのかと言う明確な犯人たちの意図がイマイチわからんので、結構無理のある設定の映画になりました。
しかも交渉人は交渉どころかジャンボを操縦するという「エアポート75」のカレン・ブラックに次ぐ快挙を米倉涼子さんは成し得ます(でもその素人が簡単に着陸させるのは例え映画とはいえ如何なものか・・・)
そもそもアクションよりもっと心理戦が中心になるべきはずなのに、ダイハード路線になってどうするよ!?

また陣内孝則のやたら力の入った芝居は見ていて疲れるね~
TVドラマは多分もう少し心理戦とかあるんでしょうな~
映画版という事でハメをはずしちまったか?(やっちまったなー!)



★★ 2010.2.28(土) 天六ホクテンザ1 22:40