MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.030 「1408号室 」 (2007年 104分 シネスコ)

2009-03-10 00:03:32 | 2009年劇場鑑賞
監督 ミカエル・ハフストローム
出演 ジョン・キューザック
   サミュエル・L・ジャクソン
   メアリー・マコーマック



今日は天六シネ5ビルでの鑑賞ですが、久々のメイン館であるユウラク座です。
しかも見る作品が昨年の秋に公開されたスティーブン・キング原作の「1408号室」というホラー映画。
昨年の公開作でDVDリリースも決まってるようだが(もう出てるのかな?)
昨年見逃していたので鑑賞して参りました。
しかもこの映画今年の劇場鑑賞30本目!

(あらすじ)

作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。
その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが…



スティーブン・キングの原作の映画化作品は駄作揃い・・・そんな定説も80年代から90年ぐらいまでか・・・最近の作品はそこそこ面白いよ。
この作品もそんなに悪くないと思います。
この映画は心霊現象のルポライターがいわゆる“出る部屋”に一晩泊って、本のネタにしようとする話だが、このライターは霊感がある訳でもなく、かと言って心霊研究家って訳でもない・・・「霊なんか存在しない!」と“否定”を前提にした心霊ルポライターってのが面白いね。
そしてホンモノの心霊スポットでついに恐怖の体験をするっていう物語。

そしてこの1408号室で様々な怪現象が起こるんだが、ここからほとんどジョン・キューザックの一人芝居が始まります。
録音機に部屋の状況を吹き込みながら、ビビりまくるという今までの金儲けのための心霊スポットルポのバチが当たったかのようなこの1408号室の場面はシンプルな怖がらせ方で昨今のモンスターやスプラッターに頼らないの良かったです。
だが後半はやはり派手なシーンが目立ちだし、正直興ざめしてきた・・・まぁ、あのままシンプルには1本の映画ではシンドイんだろうけどチョイ残念でした。



ポスターに顔がデカデカ出た割には出番が少なかったのがサミュエル・L・ジャクソン!
ホテルの支配人の役なんだがジョン・キューザックと部屋を貸す貸さないのやりとり(この場面は原作に忠実らしいが)が印象に残るぐらいで、ゲスト出演見たいな扱いでしたね~
そんな意味でもひたすらビビりまくるジョン・キューザックの一人芝居がこの映画の見どころってとこですかね。



★★★ 2009.3.6(金) 天六ユウラク座 23:30 8列目