「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「アキレスと亀」…長い夜の暇つぶし(?) に最適

2010年02月12日 | 分類なし
「アキレスと亀」の命題は、ギリシャの哲人ゼノンが唱えた不条理なパラドックス。これに2500年の長きにわたって哲学者、数学者、科学者たちが大真面目に取り組んできました。これはすでに解かれたという人もおり、まだだという人もいますが、寡聞にして明確な解答を未だ私は知りません。また解答を目にしても、果たして私の頭脳で理解可能かどうか不安でもあります。
 外出も控えがちになる寒さにに震える冬の夜、実に奇妙なこの論理を、改めて考えてみるのも一興ではないでしょうか。

 あるところにアキレスと亀がいて、2人(1人と1匹)は徒競走をすることになりました。しかしアキレスの方が足が速いのは明らかですから、亀がハンデをもらって、いくらか先に進んだ地点から同時にスタートすることにしました。しかしアキレスは、永遠に亀に追いつくことができない、というものです。

 分かりやすくするために、亀がアキレスの100メートル先のA地点から走り始めたと仮定します。アキレスは10秒で100メートルを、亀は10秒で50メートル(例えです)を走ります。
 10秒後にアキレスは初めに亀がいたA地点まで到着しますが、そのとき亀はアキレスより50メートル先のB地点にいることになります。 
  次にアキレスがB地点まで行ったとき、亀はB地点から25メートル先のC地点に到着しています。
 アキレスがC地点地に行ったときは、亀はその先のD地点まで走っている。アキレスがD地点に着くと、亀はアキレスがCからDに達するまでの時間分その先にいる、ということの繰り返しになるわけです。
 ですから、アキレスは永遠に亀を追い越すことができない、というのが命題です。

 これはゼノンのパラドックスの中でも、最もよく知られたものの1つです。私は自分なりにこれを打ち破る「理屈」を考えてはいますが、発表して間違っていると恥ずかしいので、ここには投稿しません。
 そのほかにも、「飛んでいる矢は止まっている」などが有名ですが、冬の夜長(?)、皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。

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