「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「歯は脳の出先機関」… いつも脳裡に浮かぶ基本指圧の教え

2020年09月06日 | 指圧の活動

 今回の相談者は、ある男の子(U君)の逆さ睫毛が指圧で治ったことを知っている、中学2年生の女の子・Aちゃんのお母さんです。Aちゃんが、歯科医から歯並びの矯正をしたらどうかと勧められたそうです。
 さっそく予約をいただきました。お母さんと一緒に来院して、恥ずかしそうにしているAちゃん。歯並びを見せてもらいましたが、それほど酷い状態とは思えませんでした。前歯の並びが少し気になる程度で、十分可愛い女の子です。

 指圧での歯並び改善は、これまで相談を受けて何人かを行ってきました。ただ1回だけうまくできなかった事例があり、たいへん勉強になり、指圧での歯並び改善は難しいこともあると知りました。この体験から「今回はどうかな?」と慎重に対処しました。
 私の経験では、この歯並びはうまく動いてくれるタイプなので、やる価値があると思いました。Aちゃんが恐る恐る前歯を見せてくれた時に写真を撮りました。指圧直後にもその変化を撮りました。私の写真はあんまり上手くなかったのですが、見せると、Aちゃんは嬉しそうに再度歯並びを見せてくれました。写真は掲載しませんが、私は「このあと明日、明後日ともっと変化してきますよ」と説明しました。
 偶然、彼女の後の患者さんが、娘さんの歯並びを私の指圧で改善をしたことがあるお母さんで、「娘の歯は綺麗だとよくいわれます」と力説してくれました。治療した私も誇れる結果だと思っています。

 基本指圧治療は必ず全身を圧します。これがとても大事なことで、効果を出すのです。
 でも、彼女には、歯並びより気になることがありました。お母さんもそのことは納得され、この後の課題とすることにしました。またご報告する機会があるかと思います。
 それにしても気になるのは、基本指圧で「歯は脳の出先器官」と学んできたのです。一般の歯列矯正を行った場合、体にどう影響するのか? いつも気になっているところです。


療育図書「はげみ」に掲載された藤原一枝先生の論文を紹介(3)

2020年09月01日 | お知らせ

便秘改善のための体操、指圧(腹部マッサージ)について

            東京都立墨東病院 脳神経外科
            心身障害児総合医療療育センター  
                           藤 原 一 枝

(前回のつづき)

5 体操(図表3)

 適度な運動は、便秘の予防にも、改善にも効果的です。おなかと足の筋肉はつながっているので、足を動かすことが最も有効です。                         
 YouTubeで動画(「キョウ子ちゃん体操」で検索)を見ることができます。

・子どもの便秘解消・簡単体操 キョウコちゃん体操 はじめて編
 https://www.youtube.com/watch?v=13q9NBiE5sQ

・子どもの便秘解消・簡単体操 キョウコちゃん体操 みんなで編
 https://www.youtube.com/watch?v=dxaHCIn8NdQ

 体操の考え方の基本は、
(1)下半身をよく動かす
(2)おなかの形を前後左右斜めに帰ることを意識する
(3)おなかに外からも刺激を与えることです。

 全身を伸ばしてから、前後・左右に体を倒す、体を回すのが主体です。立てない方は、座ったり、寝ている姿勢でも、似た格好に足や腰を動かしてください。
 動画を見ていただくと簡単ですが、体操の一部のパターンを少し図表3に示しました動作は図表3の通りなので、歌詞を披露します。
(1)「お膝の下でトンネル、ポンポンポン」
(2)「お次は、かかとに、トントントントントン」
(3)「肘膝、肘膝、仲いいね、右肘、左膝、ヘイ、ホイホイホイ」

 図表3にはありませんが、「おなかをつまんだ手の力を緩めないで、おなかにしっかり圧をかける(腸管まで刺激を届ける)」ことも有効です。指圧と似た効果が出ます。

 全体として、無理は禁物です。自分に合ったやり方で、一つの動作だけからでも始めてください。おなかを意識するだけで違ってきます。

 おわりに

 「浣腸や薬に頼らずに便を出す力を、子どもの頃から身につけて」というのが、強い願いであり目標です。
 私は、便秘予防の出前授業を無料で引き受けています。紙芝居・体操・指圧を、医師・体操担当・演奏担当の3~5人が出張して行います。問い合わせや申し込みは、「藤原QOL研究所」(東京都墨田区)のFax(03-5625-5151)へ、趣旨を送信してください。

*図表2・図表3は、2020年3月27日付、東京新聞朝刊と東京すくすくから引用。(内容は藤原監修)

【参考資料】
・東京新聞(2020年3月27日「子どもの便秘を防ぐには?」)
・ウェブサイト「東京すくすく」◆子どもの便秘を防ぐには? 入園・入学の時期は要注意 生活習慣の3つのコツ、予防体操、“効く”指圧を解説
   https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/?p=29076
・絵本『ちょうかいちょうのキョウコちゃん』(偕成社 2014年)
・DVD「指圧の教科書 ー基本指圧ー」(NPO法人基本指圧研究会代表理事・村岡曜子治療院代表 村岡曜子制作 2019年)
                            【以上、転載終わり】 

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 藤原一枝先生が、「手足の不自由な子供たち はげみ」(社会福祉法人日本肢体不自由児協会発行 令和2年度6/7)に「便秘改善のための体操、指圧(腹部マッサージ)について」と題して論文を執筆されました。
 今回、先生の許可をいただいて、3回にわたって弊ブログに掲載させていただきました。先生および発行者の方がたに心からお礼を申し上げます。


療育図書「はげみ」に掲載された藤原一枝先生の論文を紹介(2)

2020年08月30日 | お知らせ

便秘改善のための体操、指圧(腹部マッサージ)について

       東京都立墨東病院 脳神経外科
       心身障害児総合医療療育センター
                         藤 原 一 枝

(前回のつづき)

2 何が良いのか

 「指圧が便秘に劇的に有効であり、効果は持続的で、もう浣腸や洗腸をしなくてもよくなった」患者さんの発見は、いろいろな視点から検討されました。
 まず、腸の働きには、栄養吸収と便の排泄があります。便の排泄のために腸が収縮する動きは蠕動(ぜんどう)と呼ばれています。いつだってその動きの方向は肛門の方に向かっています。腸の中に動きを敏感に感じる神経があるのですが、ストレスだったり、運動不足で蠕動が悪くなり、便秘になります。
 その時に、「あなたのことを気にしているよ」というメッセージが、温かい手で、優しい仕草で伝われば、腸の動きをコントロールしている副交感神経は働きを高めます。おなかの皮膚のマッサージだけでも副交感神経には効果があり、腸の動きは良くなります。
 つまり「お腹を上手に押す(圧す)こと」はおなかの外から腸管まで(物理的な)刺激を与え、さらに効果のある蠕動を起こしているのです。

3 指圧(図表2)

 基本の基本、落ち着いた環境で始めます。
 温かい手でゆっくり触ります。
 仰向けに寝かせた子どもが息を吐き終えたタイミングで、両方の手のひらを重ねた上の方の手のひらで、やさしくゆっくり垂直におなかを圧(お)します。
 おへそから時計回りに少しずつ手の位置を移動させながら、左太ももの付け根まで「の」の字に押すのがコツです。大人の手が大きくてやりにくいときは、おなかの四隅を、右下→右上→左上→左下と圧すだけで十分です。
 圧すことに慣れてくると、便がどこに溜まっているかわかってきます。圧した後に、便通がありますが、便秘のときに圧すだけでなく、予防として毎日行うことをお勧めします。
 1度に行うのは5周くらいで、朝か夕の1日1~2度で良いでしょう。満腹の時は避けましょう。

 *注意*

 頑固な便秘は、それを治してから取り組んでください。「便秘にならないように習慣づける」気持ちで、始めることをお勧めします。

 *動画紹介* 

 実技はYouTubeにアップロードされていますので、ご覧ください。日本指圧専門学校実技講師の鈴木林三先生の実技は後半に収録されています。「正しい指圧、子ども」で検索可能です。
 (https://www.youtube.com/watch?v=f_pzT5YRdfw 正しい指圧)

 エピソード紹介

 先の村岡先生によると、おなかの指圧を受けるときに「息を吸って、次に吐く時に圧す」というタイミングを覚えてから、深呼吸をよくやるようになった幼児がいたそうです。意識的な腹式呼吸が、腹筋を強くしていたと思われたので、小さい子どもに、深呼吸を促すことを勧めているそうです。
 二分脊椎で浣腸が習慣だった高校3年生の車椅子の男性に、私も指圧を紹介しました。「春から1人暮らしをするので、是非チャレンジしたい」を3回指圧を受け、自分で実技をマスターしました。便も硬さが減って出やすくなりました。なによりも便意が分かるようになったことが嬉しかったそうです。

4 体操の開発秘話

 静岡市にある日本平動物園のニシキヘビの便秘を園医の長倉綾子先生がレポートしていました。ヒントをいただき、動物の便秘の苦しさを見せながら、「快調は快腸から」と子どもにアピールする絵本を私は作りました。便秘の解消は脳にも良いのです。ニシキヘビの名前を取って、本の題名は「ちょうかいちょうのキョウコちゃん」です。

 キョウコちゃんの便秘の原因は、運動不足でした。絵本で展開される体操を実際に行おうと、ジャズダンスの心得のある友人・根岸道子さんの協力を得て、歌付き体操を考案しました。
 その「スーパーヘルシーキョウコちゃん体操」は、おなかをひねったり、伸ばしたり縮めたりして、腸の動きを促します。覚えやすい歌詞で、正味1分間の体操です。
 道具も不要で、ちょっとしたスペースがあれば年齢を問わずできます。短い時間でできるので、家庭だけでなく、保育園や幼稚園、学校でも毎朝の習慣として取り入れてほしいと、平成28年から出前授業も行っています。紙芝居やぬいぐるみ、(硬いウンチ代わりのボールが出てくる。動画にも登場)も作りました。(次回につづく)


療育図書「はげみ」に掲載された藤原一枝先生の論文を紹介(1)

2020年08月30日 | お知らせ

 脳神経外科医・藤原一枝先生が、社会福祉法人日本肢体不自由児協会発行の療育図書「はげみ」(令和2年度6/7)に、便秘に対する指圧の有効性について詳述しておられます。
 私は長年の体験に基づいて二分脊椎症児の排泄障害に取り組んできましたが、今回、藤原先生が医師の立場で便秘に指圧が有効であることを述べておられることはエポックメーキングなことといえます。先生のご許可を得て、その全文を3回程度に分けて弊ブログに掲載させていただきます。

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便秘改善のための体操、指圧(腹部マッサージ)について

                         東京都立墨東病院 脳神経外科
                         心身障害児総合医療療育センター
                                                        藤 原 一 枝

 はじめに

 脳神経外科で、生後まもなく手術する二分脊椎という病気があります。腰部の脊髄神経の一部に機能障害があって、足の変形を伴い、歩き出しても不安定歩行は避けられず、「膀胱直腸障害」とまとめて呼ばれる、尿失禁・尿閉・便失禁・頑固な便秘などを伴いがちです。
 この中の一つの症状である便秘は苦しく、生活していくうえでつらいことも少なくありません。原因はもともとの病気のせいではなく、足が不自由なために生じる運動不足や腸への刺激が少ないために腸の動きが悪くなることなどからです。この便秘はこじらせやすく、薬や浣腸、洗腸に頼ることになります。
 二分脊椎の方以外にも運動不足になりやすい方や便秘でお困りの方はたくさんいらっしゃいます。
 ここで「腸を刺激すること」と「運動をすること」を意識した実技と、目標設定を紹介します。

1 発端になった患者さん

 平成21年春、心身障害児総合医療療育センターの外来で初めて会った、二分脊椎による歩行障害のある男子中学生A君から話は始まります。不思議な依頼でした。
 「よく転んでいたので、ヘルメットをかぶらされていたけれど、転ばなくなった。もう要らないので、学校に出す診断書にそう書いてください」と言うのです。
 事情を聞けば、体を大きく左右に振りながら危なっかしく通学する彼を見かけた指圧師さんが、無償でナンバ式体操を導入した指圧治療を申し出てくれたそうです。その提案された「歩き方の安定」は、ほどなく効果が出てきましたが、指圧師さんは同時に「洗腸に頼るほどの便秘が何年も続いていることに気が付きます。

 指圧師さんにとって、便通のための指圧は得意分野です。専門家としての観察・試行・情熱に加え、A君とその家族のやる気にもかき立てられ、並々ならぬ熱意でおよそ9ヵ月、試行錯誤を繰り返しました。
 洗腸から脱出した経過は図表1(ここでは省略)に示しましたが、さらに10年以上たった現在も排便は「便意もあり、自立している」状態だというのです。
 このケースは病気だから便秘になるのではなく、「良い習慣を身につければ、便秘は予防できる」という見本なのです。
 驚いた私は、患者さんの許可のもと、埼玉県川越市で治療院を開業するその指圧師・村岡曜子先生と連絡を取り、成果と根拠を共同で、平成21年の日本二分脊椎研究会で発表しました。

 「薬や浣腸や洗腸や手術以外に、手軽な便秘解消の方法がある」という発表は注目され、反響がありました。その後、指圧だけを試みる患者さんも増え、村岡先生は成果と理論付けをして、平成24年の日本二分脊椎研究会に発表しました。また、平成25年には、心身障害児総合医療療育センターのスタッフのために、日本指圧専門学校の実技行使を長く務めた鈴木林三先生と村岡先生がおいでになって、指導くださいました。
 そして、村岡先生の主催するNPO法人基本指圧研究会は、平成26年には公益財団法人日本二分脊椎症・水頭症研究振興財団から助成金を授与され、“公認された便秘の治療法”になったのです。(次回につづく)


藤原先生が「便秘改善のための体操、指圧について」を執筆・掲載

2020年08月26日 | 素晴らしい指圧効果

 久々の投稿になってしまいましたが、本日は嬉しい報告をさせていただきます。
 今回、脳神経外科医・藤原一枝先生が、社会福祉法人日本肢体不自由児協会発行の療育図書「はげみ」に、「便秘改善のための体操、指圧(腹部マッサージ)について」と題した論文を執筆されました。『手足の不自由な子どもたち「はげみ」』6/7月号に「排泄・トイレ」という特集です。
 藤原先生は元東京都立墨東病院脳神経外科医長で、藤原QOL研究所を主宰しておられます。先生は、私が二分脊椎症の中学生を自力排便に導いて成功したことをお知りになり、2009年と2012年の2回、学会で発表してくださいました。
 当時はまだ3例しか扱っていませんでしたが、これがきっかけになり指圧治療にも拡がりがでてきました。治療院に来て指圧を受けるだけではなく、ママ達が自宅で圧すこと覚えたいという気運が自然発生的に盛り上がってきました。今では、その方々のLINEグループができています。しかも、それなりに成果を出してきたのには驚いています。

 最初に「指圧を覚えて子どもを圧す」ことにチャレンジしたのは、青森のお母さんでした。素人が覚えるのはたいへんだったと思います。「これでいいのかな?」と、圧しても手応えを感じるまでは、疑問ばかりだったようです。頼れるのは、自前の「わが子を思う一念」だったのでしょう。
 2週間に1回、子供の排便状況をファクスで送信、私がそれに対して指導をする。また、年に1~2回来院して、親子共ども指圧を受けて勉強。カゼ程度は、圧して治せるようになってしまいました。彼女とのファクスは、約3年分になりました。当時のたいへん貴重な資料として、またお母さんと私の頑張りの証として大事に保存しています。
 二分脊椎症との関わりは、およそ12年になりました。現在、自力排便成功は、12名。現在チャレンジ中が4名で、もうひといきです。

 藤原一枝先生が、便秘の問題への取り組みを、わかりやすいカタチにしてくださったのが、絵本「ちょうかいちょうのきょうこちゃん」です。その後便秘解消のための「きょうこちゃん体操」ができました。音楽になりCDもできました。
 先生とのご縁で、指圧を通して二分脊椎症の方々の「はげみ」になればなにより嬉しいことです。それは私のはげみでもあります。圧すことで、1人でも多くの人に喜んでいただけることが、いちばん喜びなのです。


夜尿症改善中のS君、お兄ちゃんの変化に妹も指圧を予約

2020年07月29日 | 実証した指圧効果

 患者さんの紹介で、S君(中学1年生)の夜尿症について相談を受けました。 夜尿症の問題は深刻です。これまで数例ですが完治した経験があるので、とりあえず親子と面談の上さっそく圧してみました。
 子供の場合、夜尿症は神経的な障りが悪さをしていることが多いのす。「おねしょ」と「夜尿症」の違いは年齢がポイントです。 乳幼児期の夜尿を「おねしょ」といいますが、5歳以降で月1回以上のおねしょが3か月以上続くものは夜尿症と定義されているそうです。 ときどきおねしょをしてしまう程度の子どもの比率は5~6歳で約20%、小学校低学年で約10%と減少しますが、10歳児でも約5%にみられます。まれに成人にもあるようです。

 S君は、7人きょうだいの6番目。皆さん、近所や友人達にもたいへん評判のいい家族です。私の第一印象はかなり真面目で素直な子です。しかし生まれた時からずっと、1日としておねしょから離れたことがなかったそうです。夜だけではなく、昼寝やソファーでウトウトしているときも、失敗することがあると聞きました。かなりの悩みでしょう。
 S君は7歳の春、ペルテス病んも診断を受け手術を行い、2年間歩行禁止で車椅子と松葉杖での生活だったそうです。いまでも定期検査をしながら生活を送っています。
 もともと運動神経がよく、2年間も歩かずにいたのに現在、部活はサッカーでキーパーをしているそうです。

 昨年春から2週間に1回、治療に通い始めました。昨年12月に2泊3日の修学旅行があり、無事に楽しめるようにというのがとりあえずの目標でした。明らかにペルテス病の、手術の後遺症だと思われる酷い身体の詰まりがあります。膝などは膝蓋骨が大きくずれて、これでよく走れるものだと驚きました。
 しかしこの身体の酷い詰まりが、返って体の不調を回復できる可能性を潜めているかも知れないと思いました。

 ただ12月までに夜尿症を解決できるか? S君も私も挑戦でした。数か月後、少しずつ夜尿の回数が少なくなってきました。とても素直な中学生で、この素直さがより効果を上げているのは間違いないと思います。
 それだけでなく、小ぶりな彼の背丈が見る見る伸びてきました。2週間ごとに来院し、即身長を測り、皆で喜び合いました。しかも男の子らしさが出てきて、会う人毎にそれを言われるので満更でもないのがよく分かります。
 月が進み、目標12月の旅行を「クリアできたと」の報告には、「やった!」と。改めて指圧の凄さを感じました。今回のコロナ騒ぎの中での自粛生活は、たいへんなストレスだったと思いますが、お母さんからの報告では、まったく失敗してなかったということです。

 末娘の6年生Kちゃんからも、指圧を始めてからのお兄ちゃんの変化を目にして、お母さんを通じて「私も指圧を受けたい」と予約が入りました。今はS君とKちゃん、月に一回ずつ受けに来ています。
 子供達の指圧には夢を感じます。仕事の楽しみがまたひとつ多くなりました。


思い出す早逝の友人、当時のブログで改めて胸に

2020年07月14日 | 雑感

 あっという間に7月になりました。はや1年の折り返しです。
 4月・5月は「緊急事態宣言」「自粛」で、日本中の人が「我慢」の日々を送っていましたが、今はどうやら5月の強い思いを忘れてしまったようです。
 毎年、5月にはある友人を偲ぼうと決めていました。この方は指圧の患者さんでしたが、亡くなってもう14年目も経っているのに今でもいつも一緒にいるような気持ちになります。

 彼は私の指圧に心から信頼を寄せてくれて、治療を受けていた人です。改めて当時のブログで私の拙い文章を読んでいて、しみじみとした気持ちになりました。色々なことが、勉強できた彼との出会いに感謝の念を忘れることはありません。
 今年も5月にブログを読んで当時を偲んでいましたが、ぜひ皆さんにも読んで頂きたくご案内します。URLをクリックしていただくとお読みいただけます。よろしくお願いします。

  https://blog.goo.ne.jp/kihonshiatsu1_2006/d/20070521”>ここをクリックしてください。

 

 


「基本指圧練習会」設立で討議を、7月12日(日)アクトホールで

2020年07月08日 | お知らせ

 NPO法人基本指圧研究会は、本年5月26日の総会で解散を決議しました。
 技術者がより高みを目指すことは、どの世界でもとても大事なことです。ことに道具などを使わず手指だけで行う指圧は、その人の考え方や価値観などのちょっとした違いから、少しずつ基本から外れてしまいがちです。やがて自己流になってしまうことは、残念ですがよくあることなのです。
 基本指圧研究会で長年、私は多くの人と一緒に指圧の基本を勉強してきました。勉強した技術で多くの人が世に出て貢献しています。これは誇れることだと思っています。

 毎月開催される基本指圧研究会の練習会に参加してきた同志は、皆スキルアップを目指してきたのです。今回の解散に伴って、基本指圧を勉強する機会がなくなることに困惑する人が何人もいました。
 しかしこういうときは、何とかしなければと考える人が出てくるものです。発起人は日本指圧専門学校58期生の三神恭平さん。51期生の加納慎一さんがいろいろお手伝いをするそうです。いずれにせよ、後につづく人たちが集まって技術の習得に励む場を設けるのは大いに結構なことです。会の名は「基本指圧練習会」と決まりました。

 7月12日午後2時から、成増アクトホールで「基本指圧練習会」設立集会が行われます。そこで練習会の今後について討議を行う予定です。奮ってご参加ください。
 12日に開催される「基本指圧練習会設立集会」までの間、もし質問・連絡事項等がありましたら、村岡曜子治療院(049-223-6088)までお問い合わせください。


加納慎一君が独立・開業、夢の実現にまっしぐら!

2020年07月06日 | お知らせ

 今年の前半は新型コロナウイルスの猛威で、全てがあっという間に終わってしまった印象があります。毎日が経験のない時間感覚でした。何もせずにその間の6か月がなくなったようで、なんとも不思議です。
 そんな中、コロナ騒ぎの最中ながらとても嬉しい出来事がありました。スタッフとして頑張ってきた加納慎一が、今年3月に独立開業したのです。国家試験合格後のおよそ4年間を、自分の技術を磨く期間として、練習生として当治療院に通っていました。
 もちろん私は月謝など受け取ったことはありません。基本指圧を正しく伝えることができる若き指圧師に頑張ってもらいたい、ただその一念でした。彼もまたその後5年余を、治療院のスタッフとして勤めました。考えると足かけ9年、その彼が独立したのは私も胸に迫るものがあります。

 振り返ると彼との出会いは2009年秋、私が日本指圧専門学校の講師をしたとき、聴講生として参加していたのです。「僕が目指すのはこれだ!」と思ったらしく授業後、私に「川越へ行ってもいいですか」と声をかけてきました。
 半年後の2010年3月に指圧学校を卒業、国家試験の免許を取得した後さっそく訪ねてきました。彼の状況を考え、練習の時間的な工夫をしました。双方の状況を話し合った結果、私の治療院で勉強することになりました。
 技術修得への道は週4回、アルバイトを終えて治療院に来て私の仕事が終わるまで雑用と少しのアドバイスを受けながら自主練習。最後に少し一緒に練習することと、研究会の練習会に参加することでした。
 この挑戦は、2010年5月18日にスタートしましたが、途中からスタッフとして患者さんの指圧に携わり、今年3月に独立開業するまで続きました。
 私としても何よりも嬉しい独立・巣立ちですが、なんとコロナ騒ぎの真っ只中になってしまいました。ところが彼曰く、「これ以上悪くなることはないから」。たいしたものだと思いました、この覚悟に心からエールを送ります。

 「加納指圧治療院」は、西武鉄道新宿線の新所沢駅から徒歩6分で、広い公園に面して環境がよく、彼らしいこだわりのある治療院です。行った患者さんからは、好評価を受けていることをお伝えします。
 皆さま、お近くにお越しのさいはぜひお立ち寄りください。
 
 


コロナウイルスで世界が様変わり、緊張感と細心の注意で「治療」を

2020年06月20日 | 指圧の活動

 4月8日からおよそ2か月間休業していた村岡曜子治療院も、6月2日から治療を再開しました。
 ソーシャルディスタンスを確保するため、同時間には1階で2人、2階で2人の4人しか行いません。指圧師はもちろんですが、患者さんもマスクを着用していただき、忘れた方にはお渡ししています。指圧師ともども患者さんにも、手指の消毒を協力していただいています。
 ドアノブ、手すりなどの細やかな消毒。患者さんごとにシーツ、枕を変え、換気、空気清浄などに細心の注意を払って、少しずつ治療を始めています。

 治療院には遠方からから来られる方も多く、他都県をまたがないようにご予約を配慮していましたが、19日の解除により様子を見ながら遠くからの予約もお受けしています。
 地球上どこへ行ってもコロナウイルスと「共生」していかなければならない現在ですが、万が一にもこの治療院から感染者を出したら致命的なダメージになります。緊張感と細心の注意を払い、皆さんに喜んで頂けるように励む所存です。
 これらの条件の中で、いかに良い治療ができるかをしっかり模索していこうと考えています。


ソーシャルディスタンス、1・2階とも同時に2人しか指圧
できません