「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

弱音を吐かない頑張り屋のYちゃん、ママの頭部を慣れた手つきで指圧

2017年04月26日 | 指圧の活動

 久しぶりにYちゃんの報告をします。彼女は二分脊椎症です。2歳から指圧を受けて、早いもので今は 4年生です。
 彼女の近況は、この写真を見ていただくとわかるとよく分かります。相変わらずお洒落でチャーミングです。登校通学時は、長下肢装具を使って歩いて通学しています。この下肢装具は、約2キロもの重さです。身体が小さいYちゃんにとっては、そうとうな重労働のはずです。ふだんから弱音をはかないYチャン、この頑張りには本当に脱帽です。
 彼女の話からは、先生やお友達に囲まれて楽しい学校生活を送っている様子が、よく分かります。

 指圧治療を受けるときは、お母さんのあとYちゃんが続けて受けています。お母さんを指圧している間、彼女は遊びながらずっと私にお話をしてくれるので、私達のコミュニケーションは万全です。今回も私がお母さんの下肢を指圧しているときに、ママの頭部を上手に圧し始めました。
 よく見ているものだと驚きました。ちゃんと立て膝で、しかも四指の支えも上手です。2歳の時から受けてきているので、指圧が生活の一部になっているようです。
 Yちゃんの記事は、久しぶりに書きました。成長著しい彼女には、驚かされることがたくさんです。ママとパパにお手紙を書くといって、治療院にある小さなテーブルに向かって、小首を傾げて一生懸命書いていました。その様子が可愛らしくて写真に撮りました。
 当初から指圧は、お母さんと一緒に受けていたことが、大きく効果を生んだと思います。さして大な問題も出さずに成長できています。

 昨年秋には、側湾症のコブ角23度との診断を受けました。側弯症というのは脊柱が側方へ曲がり、そのうえねじれも加わる病気です。曲がりの角度が20°以上になると注意が必要だといわれています。新年から定期的にそれに対する指圧を開始し、3月には成果として出始めました。Yちゃんとママは基本指圧を継続して受けているので、効果も身体で理解し、それがまた好結果を生んでいると思います。
 また機会を見て、Yちゃんの様子をお伝えしまします。


Yちゃんがママの頭を上手に指圧しています


パパとママにお手紙を書くYちゃん。下は書き上げた手紙


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基本指圧研究会通常総会、4月29日3時30分から  

2017年04月21日 | お知らせ

   429日(祝日)の月例練習会のあと午後330分から、成増アクトホール和室で特定非営利活動法人(NPO法人)基本指圧研究会の平成29年度通常総会が開催されます。

 総会は法人の最高意思決定機関であり事業報告・決算、事業計画・予算について、報告し意思決定を行なうたいへん重要な集会です。ことに事業計画については会員同士で忌憚のない意見を交わし、前進の糧としたいと考えています。

 また以前、月例練習会会場として使用していた豊島区勤労福祉会館が大改修を終え、「IKEBiz(イケビズ)としま産業振興プラザ」と名前を変えて、5月からリニューアル後の貸室が開始されます。今後の月例練習会会場をどこにするか、また費用の問題、混雑の様子などを含め会員で相談したいとも考えています。

 温暖な季節を迎え、公私ともにご多忙と思いますが、万障繰り合わせてご出席ください。

 

 


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あっという間に桜花の季節、砂川堀を薄紅色が埋め尽くす      

2017年04月14日 | 雑感

 今年は2月初頭に山梨大学医学部で「ダウン症フォーラム」の発表があり、その準備に打ち込んでいたせいでしょうか。わたしの体内カレンダー(概念リズム)は新年が明けたと思ったら、あっという間に桜の季節になっていました。 

 11日、わずかな時間を作って近所の桜の名所(と私らが思っている)砂川堀に出かけました。この日は、近所の小学校の入学式だったようで、お母さんに連れられた “ピカピカの一年生” が堀の畔(ほとり)を歩いていました。絢爛と咲き誇る桜花は、この親子の一生の思い出になることでしょう。 

 この日は、満開をすでに1日か2日過ぎていたでしょうか。砂川堀で観る桜の中では、これまででいちばんきれいでした。ことに桜のピンクが例年より濃くて、いっそう豪華に見えます。
 いつからか、砂川堀に桜を観に行くのが恒例になっていることに、小さな幸せを感じています










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 河内晩柑のマーマレードは絶品でした、Aちゃんの頻尿は必ず良くなるよ  

2017年04月12日 | 分類なし

 夜、チャイムの音で玄関に出ると、宅配便で大きなダンボールの荷物が届きました。所沢のAちゃんのお母さんからでした。さっそく開けてみると、河内晩柑(かわちばんかん)と書かれていました。お母さんにお礼の電話をかけたところ、お母さんのお母さん(Aちゃんのお祖母ちゃん)が住んでいらっしゃる神戸から、わざわざ生産地へ連絡して送ってくださったらしい。 

 お祖母ちゃんというとお年寄りを想像しがちですが、私よりうんとお若い、そして女の私から見ても惚れ惚れするほど美しい方です。仕事の関係で大変お世話になっているのですが、ご本人も体調改善のため、神戸から埼玉の川越まで何度か指圧を受けに来られたことがあります。 

 河内晩柑は初めてでした。ちょっと見はグレープフルーツに似ているのです。さっそくネットで検索したところ、柑橘類でザボン(ブンタン)の一種、生産地は愛媛県愛南町や熊本県天草市などの少数しかないことが分かりました。日本における収穫量は、愛媛県63%、熊本県35%という。珍しい、そして貴重な果物だったのです。

 パンフレットに、食べ方がていねいに書かれていました。ちょうどいいタイミングです、風呂上がりの夫に搾って 「どうぞ!」。喜んで頂いていました。贅沢な気もしたのですが、私も一杯いただきました。「美味しい」。とても爽やかで、しかもあと味が長く口の中に残る経験のない味です。スタッフにわずかずつのお裾分けをしました。 

 この晩柑はとてもジューシーで、剥いている時から汁が湧き出てきます。しかも消毒薬を使用していないということなので、もったいないと思い、皮まで使うことにしました。
 マーマレードの作り方を確認して、一生懸命作ってみました。細工は流々、十分満足できる仕上がりでした。治療院スタッフのIさんは、歯に衣(きぬ)着せない論評ができる人です。出来上がりを少し届けたところ、「これまで食べたマーマレードの中で最高です」と。材料のたまものですね。 

 ところでAちゃんについて少し書いてみます。元気でご挨拶がハキハキとできる4歳の女の子です。お母さんの訴えでは、頻尿で1時間に26回もトイレに行くので、何とかならないものかとのことでした。
 「1回あたりの排尿は少量ですが、行きたいと思うとスグに行かなければ我慢ができず漏らしてしまい、夜間もオムツを使い朝には、それがパンパンになっている始末です」 と。 

 お父さんは内科医、お母さんが看護師という優秀なご両親です。しかも指圧に対しては理解が深く、Aチャンも不安感などまったくなくて受けるので、とても圧しやすい患者さんといえます。
 今回は5回目の指圧、小さく可愛い前頸部にやっと手ごたえを感じました。嬉しいことです。もちろん、身体のあちこちにある改善点にもよい兆しが見えてきました。しかしよくなるまでは少し時間がかかります、焦りは禁物なのです。彼女の可愛いさに「役得」 を感じながらできる指圧に、私は感謝をしています。

 しばらくすると、きっと嬉しいご報告ができると思っています。


かわいいAちゃんの指圧ができるのも役得?


これが河内晩柑の美味しい食べ方…


スタッフの絶賛を博したマーマレード
 


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