「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

「癒し系」のYちゃん、装具で歩いて足の筋肉が随分太くなりました

2015年02月14日 | 指圧の活動

 ご報告が遅くなりました。
 
1月31日、二分脊椎症のYちゃんが、元気に来院しました。指圧治療は今年になって初めてです。いつもお洒落でかわいい6歳の女の子です。この日の“お召し物”はセーター。ピンクとブルーの縞に白いボタンがアクセント、前面に白いハート柄が大きく入っていて、なんとも素敵です。かわいくて、何を着ても実によく似合うのです。フレアスカートが黒で全身を引き締め、カラフルなタイツが愛らしさが倍増して、…まるで“親ばか”ですね。しかし、いつも彼女には不思議に癒されます。

 Yちゃんは、いつもお母さんの指圧が終わるまで、楽しそうに遊んで待っています。この日は、子供達の中で流行っている妖怪ウォッチとそのメダルが遊び道具です。カメラを向けたらそのメダルでおどけてみせました。
 
去年の暮に来院した時、お母さんがものすごく疲れていて、全身が緩むまでには至らなかったのが心残りでした。仕事がマックスに忙しかったからだそうです。お母さんとYちゃんは、いつも一心同体。ですからその日、Yちゃんのお腹の状態を心配していたのですが、思ったとおり便秘していて、お腹がちゃんと機能していない状態でした。

 
この日はどうだったでしょうか? 以前から、よく言っていることですが、小さい子供はお母さんの体調の代弁者です。Yちゃんのお母さんは、お正月にインフルエンザに罹患。高熱があるのに自宅で仕事をやり、回復が遅れたと聞きました。相当に辛かったそうです。
 
お母さんは、なんでも一生懸命な人です。しかし彼女の体の調子を考えてみると、仕事も無理せずスローペースでと言いたいところですが、相当頑張っています。Yちゃんの体調も、影響を受けているのがよく分かります。

 
Yちゃん、やっぱりお母さんと同じお腹の状態だったね。お母さんは、インフルエンザをうつしては大変と、そばに寄せないようにしていたそうですが、「さみしいよ~」と来てしまう。片時もそばから離れずにいたので相当心配したようですが、なんと! インフルエンザはうつりませんでした。よかったね。この日は、いつもより丹念にお腹を圧してみました。

 
Yちゃんも装具で歩けるようになって、足の筋肉が太くなりました。左の内反足も、お母さんが一生懸命指圧をして改善させてきました。
 お母さんとYちゃんの2人とも、体調の改善を目指していきたいのが私の希望です。


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