今年1月10日付のブログに、患者さんの二分脊椎症の女性2人が、結婚して妊娠したという嬉しい記事を書きました。出産予定日が、4月末と5月初めでした。治療院の患者さんたち(他の二分脊椎症の方なども含め)にも、話しをしていたので皆さんが、4月あたりから「そろそろですか?」とか、「生まれましたか?」などと声をかけてくださる方が多く、よく覚えてくださっていて驚きましたし、凄く嬉しく思いました。
これらの嬉しい反応に、「皆さんが期待して待っている赤ちゃんなのだ」と改めて思いを強くしました。予定通りに出産となれば、数日間に2人の赤ちゃんが誕生する予定です。
一日千秋、頭の中は四六時中赤ちゃん誕生のワクワク感でいっぱいでした。少し早めの4月20日と4月27日に、2人とも無事出産しました。母子ともに健康、3千500グラムの大きな男の子と2千968グラムの可愛い女の子です。
母体が妊娠中に指圧を受けて生まれた赤ちゃんは、頭部顔面が整った形で生まれ形がきれいだといわれます。健康的にも恵まれているのでムダ泣きせず、とても育てやすいと喜ばれます。今回のこのニュースは、私が二分脊椎症の患者さんと関わり始めて13年目の一大吉報です。
「以前は、普通の方のような生活は、望めないと諦めていたのですが、このように出産できて夢のようです」
彼女たちが異口同音に言います。指圧を通してこれほどの感動に出会える、私はすべての出会いに心から感謝しています。
まだまだこれからがほんとうの私の出番です。赤ちゃんたちの成長を見ながら、その時々に少しのお手伝いができるように控えていようと思っています。