「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

伊達裕昭先生、「B&C」で指圧治療にも言及

2012年09月15日 | 指圧の活動

  6月30日に開催された第29回日本二分脊椎研究会会長の伊達裕昭先生(千葉県こども病院長)が、公益財団法人日本二分脊椎・水頭症研究振興財団の機関紙「B&C」に、「第29回日本二分脊椎研究会学術集会を終えて~二分脊椎研究の成果と展望~」と題した論文を掲載されました。

  発表でいろいろ力を尽くしてくださった元都立墨東病院脳神経外科医長・藤原一枝先生(藤原QOL研究所代表)からも、「光栄でした」とメールを頂戴しました。本当にありがたいことです。
  伊達先生はB&Cの2ページと3ページに文章を掲載されましたが、2ページ目下段の真ん中から右端に記載がありましたので、ここに引用させていただきます。

   「(前略)本症の排便管理については食事内容の検討から緩下剤の服用、浣腸や洗腸さらには順行性洗腸路の作成まで、これまでも様々な観点から考察されています。副交感神経の働きを高める『指圧』により浣腸、洗腸を脱した症例の報告(基本指圧研究会 村岡曜子治療院)は病院とは異なる視点からの発表であり、本研究会の特徴である多職種による検討の実践を見た思いがしました。(後略)」

  この9月は浪越指圧の創始者、浪越徳治郎先生の13回忌です。私は財団の九十九そのえ様にお願いして、B&Cを何部か送っていただきました。それを日本指圧専門学校校長・石塚寛先生のお目に掛けたくて、10日に学校を訪ねました。先生は医学博士で徳島大学(国立)の名誉教授でもあります。前回の学会発表のおりも会場に足を運んでくださり、今回また千葉まで来て下さいました。

  藤原先生が石塚先生にメールをしておられたようで、すでにご存知でしたが、B&Cを直接お持ちしたら大変喜んでくださいました。同時に先生から過度のおほめの言葉をいただき、恐縮した次第です。
  現在も1人の女性について、排便改善のための指圧を行っています。彼女には同時に、排尿改善も取り組んでいますが、また発表できたらありがたいと思っています。


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