「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

転倒して寝返りもできない激痛、半月でやっと楽になってきました

2022年10月16日 | 分類なし

 不覚にも駐車場で転倒してしいました。そのケガで、多くの皆様にほんとうにご迷惑おかけして申しわけなく思っています。お詫びします。

 9月30日は、毎月1回行っているスタッフとのミーティングでした。いつものように、用意のための買い物に。川越駅の地下駐車場で車を止め、10時の開店を「アトレ」の地下エレベーターの前で待っていました。
 時計が9時59分になった時、不意に忘れ物に気づいて急いで車に戻ったのですが、慌てたためそこで車止めに足を取られて思いっきり転倒。手と肩をコンクリートの床に、これでもかというほど打ち付けてしまいました。
 瞬間、息ができないほどの衝撃で「まずい!」と思ったのですが、気が張っていたので、取り敢えず買い物を終えて治療院へ帰ることができました。

 ところがそのあとのミーティング中、だんだんと痛みが激しくなり、仕事は無理だと判断。患者さんには急なお休みをいただき、横になり少し休んでいると、今度は起きることも困難になり始めました。
 自分でも「これは普通の痛さではない」と思い、スタッフや皆様の手を借り、どうにか仕事着を着替え、総合病院の救急外来で見てもらいました。

 レントゲン検査では骨折はなく、診断は全治2~3週間とのことでした。
 夕方帰宅。先ず横になりました。頂いた薬が効いたのと疲れからか、夜半まで眠りました。深夜、だんだん増して行く痛みをどのように凌いだのか、よく覚えていません。気が付いたら布団の上に座っていました。どのようにして座ったのかも思い出せません。汗だくと、安堵感と、疲れ果てたことだけは覚えています。
 朝、起きようと思っても痛みが襲って、体を動かせません。ビリッと何かが、深く刺ってくる痛みです。叫び声が出てしまうような激痛です。痛い部分が上半身なのは分かるのですが、場所を特定できないその付近全体の激痛でした。
 身体を動かそうと静かな格闘をして2時間半。横たわりながら50センチほどの移動ができ、目指した襖にやっと手が届きました。途中、家人も救急車を要請するしかないというのですが、救急隊に触れられ、体を動かす激痛を想像するだけで恐ろしくて拒否していたのです。

 「薬」が好きな人はあまりいないと思います。私もです! それにしても鎮痛剤と痛み止めの湿布薬の効き目には驚きました貼る時間と飲む時間を待つ日々でした。
 10日ほど経った頃からそろそろですが、夜中に寝返りもできるようになり、寝起きも痛みの出にくい姿勢を工夫できるようになりました。今は、左腕が上手く使えないのに往生しています。動けるようになってきたので、痛めた箇所にかえって不便を感じるのだと思っています。嬉しいのか? 困るのか? やがて、この3~4日前からは自己指圧も始めました。
 多くの皆様には、ほんとうにご迷惑をおかけしました。あとは指圧治療ができる体に回復するだけです。
 「急いで良い事はない!」
 私の師匠の口癖でした。今、深く肝に銘じているところです。


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Cちゃんの歩行障害改善を目指す、お母さんの家庭指圧に期待

2022年10月12日 | 指圧の活動

 二分脊椎症患者の歩行に障害が出ることが多いのは、麻痺している筋と麻痺していない筋の力の差が出るからです。「先天性内反足」とは、生まれたときから足全体が内向きで、足首が硬く、正常な形に戻せないという。そこで装具を使って歩くようになります。状況によっては手術をすることもあります。
 かねてから相談されていたCちゃんの歩行をチェックしたところ、改善の余地があると思いました。そこで歩行改善をメインにして、指圧を行なってみることになりました。

 4月3日から2週に1回の頻度で、8回の指圧を行って様子を見ました。その結果、当初、立位で安定して立ったままでいることが難しかったのですが、わずかに安定した立位を取ることができてきたのです。
 毎回、動画を撮り効果を確認しながらの治療は、毎回同じことばかりを繰り返して行っていますから、小学1年生のSちゃんには飽きてしまうのです。撮影毎に、Cちゃんのつまらなそう表情が目立ってきました。とっても元気な女の子ですから当たり前です。撮影後に「さあ、走って!」と号令をかけると、元気いっぱいに走って見せてくれました。
 最終日は、面白くもない撮影が終わった瞬間、走ったり踊ったりして、「こんなこともできるよ!」と色々披露してくれました。成長期には、よくないモノも成長と共に顔を出すことがあります。負けずによい成長ができることを願っています。

 Cちゃんママは、お腹の指圧を覚えて実践している熱心なお母さんです。以前、整形外科で踵の手術をすることになったときにも、お母さんの力でそれを阻止できた経験があります。治療院には、他にも熱心に子供の指圧を実践している親御さんがいらっしゃります。
 コロナ禍で、遠方からの来院が困難な方もあります。わが子を圧すことは素晴らしいのですが、思いが強いだけに、少しずつ強く圧すようになっていく状態を見ることがあります。子供を思う力が、強く圧すことになってしまうようです。優しく、極力無駄な力が抜けた状態で圧すことは、とても難しいのです。
 強く圧すと、マイナス効果を生んでしまう可能性があります。家庭で指圧をされるお母さん方は、圧し方のチェックをしてほしいと思います。
 よろしくお願いします。


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