「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

二分脊椎患者の指圧施療、財団の会報で紹介

2010年02月15日 | 基本指圧の素晴らしさ
 昨年、順天堂大学医学部主催の学会で、二分脊椎患者の排便管理効果に基本指圧を取り入れたことが画期的である、と報告されたことをこのブログでも何度か紹介しました。ところが今回、「日本二分脊椎・水頭症研究振興財団」の会報でも紹介される運びとなり、指圧についての原稿依頼が財団からありましたので、自分なりに書いて提出いたしました。

 2月6日夕方、仕事をしていると突然、学会報告で昨年大変お世話になった、藤原QOL研究所所長であり、東京都立墨東病院医師の藤原一枝先生から電話が入りました。憧れの先生からの電話です、内容は財団に提出した原稿についてでした。
 先生の許にも財団から原稿内容が送られたようです。「せっかく与えられた好機です。よりよい内容で伝えることが大事です」と先生が言ってくださいました。そもそも財団の会報自体をまったく知らない私は、何が求められているのかも把握せずに書いてしまいましたので、釈然とせずにいたところでした。
 その折、「月曜日にお寄りくだされば」とのことでした。先生は私の休みが月曜日であることをご存知です。久し振りに藤原先生にお目にかかれるのであれば、何をさておいても伺いたいと即決しました。  

  2月8日の月曜日、錦糸町の藤原QOL研究所に向かう、自分の足取りの軽やかさを感じていました。先生は相変わらずお元気そうです。小さな身体のどこにこんなパワーが隠れているのかと、いつも感心してしまいます。すでに訂正原稿の原案ができていました。とにかく仕事が早い! 驚きです。約1時間余りのやりとりの中で、みるみる内容の充実したものができ上がっていくのは、なんと小気味いいことか! 気分がスカッとしたものです。
 その後、この1週間は、毎日校正・校正でに明け暮れ、藤原先生とのメールのやりとりも繰り返し、今どうにかよりよい形でお伝えすることができそうなところまでこぎつけました。

 やはり専門分野は、専門家でなければ分かりません。細部までキチンとしたものになってきました。本当にありがたいと心から感謝しています。先生にすれば仕事以外のことであり、放っておいたらそれまでのことです。多忙を極めておられる先生、外来をこなしながらの助言です。足を向けては寝られないとの思いが湧いてきてしまいます。でき上がりが、本当に楽しみです。
 会報が手元に届いたらまたご報告します。

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