「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

蓼科の「空気感」に感動、野生の鹿・春蝉の鳴き声に豊かな自然を肌身に

2017年06月20日 | 私の趣味

 61011日に新緑の長野県蓼科に出かけました。この6月に夫が喜寿を迎えるので、祝いをかねた一泊旅行です。いつも忙しい息子も珍しく同行し、旅は楽しみ倍増でした。
 治療院のスタッフYさんのお世話で、リゾートホテル「エクシブ蓼科」のスイートルームを予約できました。部屋は広々として居心地満点。ホテルの食事も美味しく久々にゆっくりできました。

  いちばんよかったのは、蓼科の「空気感」です。とにかくオゾンが濃いように感じられて、空気がとても美味しいのです。ホテルが林の中にあり、敷地が広大で周囲には何もありません。自然が深く、聞いたこともない鳥のさえずりが気にかかります。人口的な音がまったくない、こんな空間なんかなかなかありません。とにかく素敵です。
 人の気配が全くない森の中で、唯一通りかかった方が (ホテルの樹木を世話している方でしょうか?) 、 「今、鳴いているのは『春蝉』っていうんだよ」 と教えてくれました。そういえれば夏の蝉の声とは違い、暑苦しさがありません。でも確かに「蝉の声」でした。初めてでした。忘れていましたが、都会でも蝉の声を聞くことが少なくなっているように思います。きっと虫たちも都会では住みにくくなっているのでしょう。 

 蓼科の春蝉の鳴き声は、蝉独特な耳が詰まるような声でいっせいに一生懸命鳴いていています。それがこの林の魅力ではないかと嬉しい気分になりました。
 林の中で野生の鹿の群れに会いました。ここではあちこちに居るようです。鹿たちは、こちらを見て一瞬立ち止まり、いっせいにどこかに走って行ってしまいました。ここでは、野生の狐なども多く生息しているそうです。ただ、この森では、兎がいないというのです。その理由は狐がウサギを食べてしまうからだそうです。
 植物も動物も生き活きと生活している環境に感動し、本来ならその中に人間も共存できたら、としみじみ考えてしまいました。

   蓼科行きが決まった時から、1回乗りたいと思っていた八ヶ岳ロープウェイに乗りました。このゴンドラは、100名も乗れると聞いて期待して出かけました。ゴンドラ内は、四隅に3名ずつ座れるベンチがあるだけで、あとは立ったまま景色を見るようになっています。しかし景色が見渡せないほど、ギュウギュウ詰めになって行くのもどうかと思いますね。ただ、とりあえず憧れのロープウェイには乗れたので満足です。
 八ヶ岳の上は、風が強く小雨も降り始めました。散策したい気持ちもありましたが、少しだけ見てホテルに帰りました

 「エクシブ蓼科」の温泉はなかなかいいお湯で、大きな露天風呂で温泉気分を堪能しました。夜半に降った雨が、朝の空気をいっそう美味しくしてくれます。
 120パーセント満足できた旅でした。機会があったらまた新緑の蓼科を訪れたい。楽しいひと時でした。






宿泊したXIV蓼科の外観とロビー






ロープウエイの山頂駅で下車


林の中で野生の鹿に出会う



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月の月例練習会、日にちと会場が変更に  

2017年06月07日 | お知らせ

 8月の月例練習会の予定はブログに発表していますが、このたび変更になりましたのでお伝えします。変更後の日にち・会場は次の通りです。

     8月の月例練習会 
 (日時)13日(日)1330分~1530
 (会場)としま産業振興プラザ和室(旧・豊島区勤労福祉会館)

 以前、会場に使用していた勤労福祉会館は大規模改修をしていましたが、今回リニューアルが完了し、「としま産業振興プラザ」として再出発しました。
 
4月の基本指圧研究会総会で、元の会場に戻りたいという意見がありました。ただこれからは豊島区民登録団体が優先されますので、会場の確保が以前より困難になることが予想されます。そこで、まず何ヵ月かやってみよう、ということで今回の変更になったものです。

 基本指圧研究会のブログ「浪越指圧〈奥の近道〉」の行事予定も、新しい日程・会場に変更しました。どうぞお間違いなきようご留意ください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弘前のKちゃんが待ちに待った自力排泄へ、両親の奮闘で明るい兆しが

2017年06月04日 | 指圧の活動

 たいへん報告が遅くなりましたが、嬉しいニュースなのでぜひお知らせしたいと思います。 

 ゴールデンウィークを利用して、弘前のKちゃんがお母さんと一緒に来院しました。去年11月以来です。いつも12日で来ます。そしてその日の夕方と翌朝の2回指圧を受けるのですが、今回で4回目の来院ですから合計8回、全身の基本指圧を受けたことになります。
 そのほか家庭での圧し方を勉強して、実践に生かしているお母さんの奮闘も大きいと思います。 

 来院前の報告ファクスで、「数日前ですが、自力排便・排尿が、できました」 というのです。嬉しくて即電話し、状態を聞きました。Kちゃんは二分脊椎症です。初めての自力排泄ですから1回にかなり時間がかかるようですが、ここまでくれば焦ることはありません。
 以前と同じく、12日で治療を受けたいということでした。Kちゃんがどれぐらいよくなったか、会うのがとても楽しみでした。 

 前回まではお父さんの運転で、お母さんとKちゃん、弟クンの一家4人が乗り夜通し走って来ました。子供を思う親心には胸を打たれます。今回は、お母さんとKちゃんの2人が新幹線でやって来ました。
 実は以前からほしがっていた犬をやっと飼ったのです。まだ仔犬なので家を空けることができません。やむなく弟クンとお父さんはお留守番になりました。やって来たお母さんは開口一番、「新幹線は楽でした」。 

 Kちゃんの体調は、確実に変化し始めて来たのが、一目で分かりました。表情が、一変していました。顔がいっそう可愛らしくなっているのです。 お母さんも「目が変わったかな?」と。
 もともと明るい家族の印象を受けていましたが、いちばん気がかりだったことに解決の兆しが見え始めて、本当によかったと思います。もうひと頑張りです。夏休みが目の前です。お母さんの頑張りに期待して、またのいい報告を待っています。

Kちゃんの施術中です


翌朝の指圧を終えてバイバイ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする