3月25日、西表島(沖縄)のタケル君が突然来院しました。考えてもいなかったので、本当にびっくりしました。前日の夕方、彼から電話が掛かってきたのです。
「突然なので忙しいと思いますから、先生の顔を見たらすぐ帰ります。ひとこと挨拶したいので行ってもいいですか?」
ビックリしました。タケル君は15歳、今春、石垣島の高校に進学が決まったということでした。川越のお祖父ちゃんの家へ来たので、ぜひ合格の報告をしたいと来てくれたのです。聞くと、昨年の踵の痛みは治っていました。
彼は西表島に両親と住んでいます。生まれた時からお正月や夏休みにはお祖父ちゃん・お祖母ちゃんの家に来ていたので、「指圧が大好き」なお祖母ちゃんの影響で、必ず指圧治療を受けていました。
幼いころ斜頸になったこともありましたが、医師のお祖父ちゃんから「西洋医学ではこれがいいという治療法もないので」と言われ、指圧で治したこともありました。そのうち私も西表へ、エコツーリズムという団体の誘いによるボランティアで、5回ほど指圧治療に行ったこともあります。そんなことから、今までタケルくんたちの体調管理を指圧で行ってきました。
嬉しいこともありました。たけるくんは小学校の卒業アルバムに、「将来の夢は指圧師」と書いてくれたのです。また今回、進学する高校も決まり、特進クラスに入れました。高校を卒業したら、大学と指圧学校を並行して勉強したいと言っています。将来の選択肢も広くなったと、喜んで報告してくれました。
会った翌日は、石垣島の高校でオリエンテーションの予定があるということで、タケル君は1日いただけで直行便でただひとり帰ってしまいました。心からエールを送ります、ガンバレー。タケル君の弟ハル君は日曜日まで川越にいるので、ぜひ指圧を受けたいとこの日来院しました。彼は日曜日に帰りました。末っ子のアサヒ君は、お母さんが寂しくなるので西表で一緒にお留守番だそうです。
釣りが上手なハル君は、埼玉に来ても川へ釣りに行きたいと言っていました。楽しみだったことでしょう。島に帰ったら、束の間の春休みを存分に楽しんで下さい。また夏休みに会えるでしょうから、楽しみに待っています。
タケルくんが西表島から高校進学の報告に来院
次男のハルくんも指圧大好き! 今春中学生です。島の中学校
では同級生は4人、部活はバトミントン部です