歯医者さんと美容院は、馴染みになると替えがたいものです。8年前、当時お世話になっていた美容院が閉店することになり、はたと困っていました。仕事をしながらも時々、治療院の患者さん達のヘアースタイルに目が行っていました。
見れば皆さん、それぞれ素敵にしておられると感心するばかり。そんななか、あるかたのカットが目に入りました。さっそく教えてもらって、その美容院に予約。
この店は、東武東上線みずほ台駅から3分、店名は「B」です(時節がら仮名にします)。隣の店と店が並んで、密着して間口も狭いのですが、まるでヨーロッパの建物みたいで素敵です。紺の三角屋根風なのがまたいいのです。
オーナーの理容師さんと、腕利きの美容師先生(男性で私と同じ歳)が頑張っています。そして実はこの先生、画家で骨董店も経営しているのです。写真にある壁掛け工芸品は、絵ではありませんが彼の作品で、題して「ミノムシ」。
手元にあった木屑とオルゴールで作ったもので、オルゴールの曲はショパンのセレナーデ。優しい音色で素敵です。さらりと壁に掛けてありました。作品の中心線が、わずかにズレテいるのが粋でもあり、さすがと感心しました。
今回、美容室部分を半分に、半分を骨董店に、楽しい店を開店しました。この骨董店はその世界では売れているようで、都内の骨董店には、お客様が地方からも出向いて来るそうです。さらにネット利用で日本中から注文が来るという。骨董店の名前は「H」(仮名)、店主の思いを感じる店名です。
一言でいうと、居心地がよくなり嬉しくなりました♪ これからは、髪をきれいにしてもらいながら古美術品も鑑賞できるのでワクワクします。私はことに絵が好きです。古い絵画などは古美術のカテゴリーになるので、すごく楽しみです。