「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

Kさんが公務員試験に合格、報告に来てくれてありがとう

2016年03月26日 | 素晴らしい指圧効果

 先日仕事をしていたら、二分脊椎症のKさんがお父さんと一緒にひょっこり来院。何と満面笑みで「待望の公務員試験に合格しました」と報告に来てくれたのです。何よりの知らせに「万歳!万歳!」と、叫びたいような衝動を、ぐっと抑えて喜び合いました。 

 彼女は高校3年生の時に、神戸の公益財団法人日本二分脊椎・水頭症研究振興財団の方から紹介されて以来のお付き合いです。埼玉県在住ですので、しばらくの間、基本指圧を受けに通い、自力排便ができるようになりました。
 それまでの洗腸から脱することができたのです。その出来事は、第29回二分脊椎研究会の学会で発表しました。その時からのお付き合いで、大学時代から卒業後も、指圧を愛してくれています。 

 去年6月、私が不覚にもまた救急搬送され、入院騒ぎになった時も、大変迷惑をかけてしまいました。5年前に私が脳出血で倒れた折にも、彼女が治療院にきていた時に倒れて驚かせてしまったのです。
 しかしこの日は嬉しい報告をもらい、本当に喜んでいます。もう立派な社会人だね! 本当におめでとうございます。


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3月度練習会、肩甲下部を圧すときの指の感覚を磨く

2016年03月23日 | 指圧の活動

 3201330分から、板橋区成増のアクトホールで月例練習会が開催されました。お彼岸の中日で3連休のど真ん中、天気も上々で春うらら、浮かれる気分を抑えて、「練習、練習」と勇んで出かけました。 

 先月は、鈴木林三先生を招いての講習会で、新しい感覚の練習ができました。「四指が軽く触れてズレない」「四指の密着」 ができて初めて「深い圧」になることを勉強できました。今月からは、それを生かす肩甲下部の練習をしたいと思っています。
 
この日、基本と言われる肩甲下部を圧し易い姿勢に整えて、圧す人の指の感覚が磨かれるように練習しました。この練習は慣れるまで少し、まごついてしまうかも知れませんが、練習する価値は大いにあります。 

 来月の練習会は29日(祝日)1330分からです。練習の後に総会を開催します。年に1回の総会です、当日は大勢の参加を期待しています。




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年1回の鈴木先生による講習会、「肩甲下部が基本」を改めて心腑に!!

2016年03月05日 | 指圧の活動
 建国記念日の2月11日、月例練習会に基本指圧研究会顧問の鈴木林三先生出席のもと、「医療のための基本指圧」と題した講習会が開催されました。早いもので、年1回のこの講習会も今年で7回を迎えました。これまでの会場は池袋の豊島区勤労福祉会館でしたが、先月から来年3月までは改修工事が行われます。そこで今回、東武東上線成増駅前の「アクトホール」に場所を移しました。
 和室 は、畳40枚が敷かれていますが、周りに板敷の部分があるので、とても広く感じました。また、何と言っても、池袋から東武東上線・急行で10分。成増駅北改札口から1分というロケーションはとても利用しやすかった。
  

 講習会は、定刻2時に始まりました。
 冒頭、鈴木先生から指圧業界の厳しい現況についての話がありました。誰もが考えなければならない問題でもあり、一人一人が技術を磨き上達することが大事なことだと、改めて強く思わされました。
 今回の講習会は、鈴木先生が、「肩甲下部が基本である」ことをより深く認識できるようにということから、体験型の練習になっていました。誰もがよく理解できるように工夫されていました。参加者は口々に、「なるほど。よくわかったし、面白かった!!」と。「四指が軽く触れて密着できること」で深い圧が入ることを、身体で理解することができた講習会でした。
 内容は、3人1組で肩甲下部を圧す人、受ける人。もう1人は圧している人の母指と四指に触れて、圧の入り方を確認し、四指と母指が密着できると、圧がしっかり入ることに納得していました。また同じく、3人1組で、腋下部を圧して、2人が圧す人の母指と四肢指に触れてみて、四指の密着ができているといい圧が入ることを実感し、勉強しました。

 この講習会で、肩甲下部が基本だということが改めてよく分かりました。圧す母指に身体をあずけても、四指が軽く密着してズレないことで「深い圧が入る」、ということを実感できた講習会で本当に素晴らしかった。有難うございました。
 この後、5時から懇親会で盛り上がりました。存分に練習した後のビールの味は、また格別でした。






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