Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

疑わしきは罰する・・・P2P規制法

2010-11-06 23:59:59 | Life

「ネット性善説」なんて言葉が、かつてはよく言われていまして。まだインターネットの利用者が少ない頃、基本的に利用者は善人で、自治に任せておいてもWWWはうまく回っていく・・・という考え方です。

今では・・・セキュリティソフトは必須。一部の不届きものの為に、ネットを規制する法案までそこかしこで成立しようとしています。CDが売れなくなったのをネットでの違法ダウンロードの性にしたがっている音楽業界からの圧力が大きいのでしょうが、その規制も行き過ぎると善良な市民にまで迷惑をかけてしまいかねません。幸い、日本ではそこまでいっていませんが、海外ではそういう動きもあるようですよ。

「違法DLでネット切断」法で、レーベルから1日2万5000件の通報 ITmedia

昨年フランスで「違法ダウンロードユーザーに警告文を送り、警告3回でネット接続を停止する」という、いわゆる「スリーストライク法」が成立した。同法を執行する機関Hadopiには現在、仏レーベルから1日に2万5000件の侵害の報告が寄せられていると、仏音楽団体の幹部が明らかにした。

ちょっと古い記事ですが、これだとレーベルからの通報のみでネット接続を止められてしまいます。相手がどう言う基準で通報しているのか分かりませんが、生殺与奪をまるっきり権利者側に握られているというのは、えん罪を大量に生みかねません。

また、ニュージーランドでも疑わしいネットユーザーの接続を切断し、罰金をかける法律が検討されているとか。反論は出来るようですが、一般人にどこまであらがうすべがあるのか全く不透明です。

とりあえず、こちら側に出来る対策としては、まずP2Pソフトの使用を止めることが一番でしょうね。使ってないなら、特に恐れることは無い・・・はずなんですが、今時mp3の一つも入っていないPCなんぞめずらしいでしょうから、言いがかりを付けようと思えばいくらでも出来るんでしょうねえ・・・。

「そういう議案を提出するような議員に票を入れない」という根本的な対策が必要なのでしょうけど、そういう問題を把握している人間ばかりが有権者というわけではありませんからね。PCに入っているファイルを眺めて、今から何かしら対策を取った方が良いのかもしれませんね。



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