Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

マイクロソフトの”アクションゲームツクール”、RC版公開

2011-03-22 23:59:59 | Digital Devices

 日本には「RPGツクール」から始まった各ジャンル別のゲーム作成に特化したツールが大変・・・一部の志のある人には人気です。大概は、買って数時間で挫折するのがオチですが。

 ただ、その「大概は」に当てはまらなかった人たちは、凄まじいクオリティーのゲームを様々な形で世の中に配信しておられます。市販のゲームとほとんど変わらないクオリティのものもかなりあり、その情熱には脱帽してます。

 やはり、人は何かを作りたいようです。
 海外でも、マイクロソフトが同じようなコンセプトのプラットフォームを2009年から発表してきましたが・・・漸くRC版までこぎ着けたもよう。

動画:MS、ゲーム開発環境 Kodu Game Lab のRC版を公開 Engadget

マイクロソフト Fuse Labs が、ゲーム開発環境 Kodu Game Lab の PC 向け Release Candidate(RC)を公開しました。Kodu は、かつて Boku という名前で呼ばれていた、グラフィカルなゲーム開発ツール。ゲームの舞台にオブジェクトを配置し、命令ブロックを組み合わせていくことで、いわゆるプログラミング文を書くことなく、ゲームを制作することができます。2009年のCESキーノートで、女の子がゲーム制作をしていくデモを覚えている方も多いかもしれません。

 ダウンロードは公式サイトから。無料なので、手軽に試せそうです。

 ツクールとの違いは・・・といっても、私個人はツクールをほとんど触ったことがないのでよく分かりません。はっきりしているのが、作ったゲームがXNAベースになるため、WindowsでもXBOXでも動くということ。今後はWindows Phone 7でも動くかも知れません。

 動画を見る限り、本当に簡単そうに作れていたため、子供がブロック遊びをするかのように遊ぶことも可能でしょう。・・・新たな知育玩具みたいな印象を受けてます。そういう意味で、昔「Click&Create」なんてソフトがあったな、と思い出しました。テイスト的にはツクールよりもそっちの方が近いかも知れません。

 クリティカルな「ゲーム外の動き」をプログラミングすることは出来ないため、制限がかけやすく、某DS用BASICのような不特定多数の配信制限はかからないでしょう。その点には単純に期待していますが・・・果たして日本でも根付くでしょうか?そもそもXBOX360の普及率が・・・という話は置いておいて。