世の中エコ真っ盛り。確かに地球環境は待ったなしの状況ですが、COP15では各国首脳が国益を守るためにつばぜり合いを続けている真っ最中。国レベルなんていう大きなスケールの前では霞んでしまうような、ほんの小さな個人レベルのエコ活動でも意外と大変なのですから、さもありなん。そう、「今の便利」を変えることはとっても大変なんです。
人間は一度習慣が身についてしまうと、それを修正するには時間か努力、あるいはその両方が必要になります。こまめに電気を消すことは誰にでも出来ますが、それを「徹底する」ことと、ただ「出来る」ことには大きな隔たりがあります。
じゃあ、人間に徹底させることが難しいなら、機械にやらせれば良いじゃない?と言う事で、アイ・オー・データがこんなセンサーを開発しました。
アイ・オー・データ、Windows 7の新APIに対応した人感センサー「WinSensor」 Enterprise Watch
WinSensorは、Windows 7で搭載された、温度・湿度・加速度・ジャイロなど多様なセンターに対応するSensorAPIを利用した人感センサー。今回提供されるSENSOR- HM/ECOは、PC利用者の在席・離席を感知し、自動的にディスプレイやPC本体の省電力制御を行うUSB対応の製品。
つまり、離席の際にスリープモードへ自動で移行する、ディスプレイの電源を切るなどして、勝手に省エネを行ってくれる製品です。また、ディスプレイが自動で読み取れなくなることで、情報漏洩にも効果があると考えられますが・・・これなら、人間が頑張らなくても、機械がその分頑張ってくれますから、人間への余分な負担は大幅に減ることになります。全社的に導入すれば、電力消費量の大幅な低下が見込めそうです。・・・5980円をペイするには、1年では足りないかもしれませんけど。
金銭的な部分を置いて考えると、人間ではつい忘れがちになることを肩代わりしてくれる、というコンセプトはとてもわかりやすいです。テレビでも同じような機能を搭載したものがPRされていましたけれど、今後はそのような「勝手に省エネ」してくれる機能がセールスポイントになるかもしれませんね。