kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

GW中のタイヤバースト

2018-05-25 12:55:24 |  タイヤ

<やはり有ったようです>

今年のGWは、タイヤバーストも無く喜んでいたのですが、全国では2件のタイヤバーストが有ったようです。

まぁ~所詮、入って来る情報は多いとは言えませんから確かな数字とも言えないのですが、今回はその内の1件の状況をお知らせします。

 

 

【発生の状況】

車輛   Zil

タイヤ   ヨコハマ map ES340

高速道を80~90Km/hで走行中にリア左側のタイヤがバーストした。

幸いにも横転等は無く、乗員の怪我は無かったとの事です。

車輛はタイヤ損傷、マッドガード損傷、ボデー側面傷が発生しました。

 

【タイヤバースト状況】

ほぼトレッド中央部を起点とし、カーカス剥離、トレッド剥離を起こしエアーは完全に抜けています。

タイヤサイドウールのレタリングから、タイヤ銘柄が「map ES340」と読めます。

トレッドの残り山量は、約4分山程度と見られます。

方向を変え、バースト状況を見ます。

ほぼトレッド中央から破損しているように見えます。

何らかの異物を踏んだかは、入手出来た写真からは不明です。

タイヤ内側のトレッド剥離は、二次的に発生したものに見えます。

 

車輛側面の傷状態です。

ホイールハウス内部のマッドガードが破損しています。

 

【タイヤ銘柄調査結果】

ヨコハマタイヤのHPを見ますと、map E340は、本来は乗用車用タイヤに指定されていました。

サイズ表を見ますと、16、15インチのサイズが有り、タイヤサイズは合計4種類が設定されています。

賢明な読者の方々は、この時点でお気づきと思いますが、ロードインデックスが小さいのです。

ロードインデックスは、89~98と成り最高の98でも負荷荷重は、750Kgなのです。

純正標準タイヤのロードインデックスは、106 負荷荷重950Kgですから、その差は歴然ですね。

 

【バースト推定原因】

調査結果から、ロードインデックス値の小さい乗用車タイヤを装着した事から、耐久劣化と共にバーストに至ったと推定出来ます。

 

ほぼ間違いは無いとは思いますが、現物タイヤは見ておりませんから、あくまで推定とさせて頂きました。

今回はバースト時に横転は無かったとお話しましたが、自動車はキャンピングカーを含め土手、中央分離帯、ガードレールに乗り上げない限り横転はしないものです。

唯一、相当なスピードが出ている状態で、大きくステアリングを切りますと、大きく付いた舵角がブレーキと成り前転、横転する場合は有ります。

従いまして、バースト時には慌てずステアリングをしっかり持ち、直進性を確保しつつ速度を落とし安全な場所に停止する事が重要です。

 

それとタイヤ選択は必ず指定タイヤか、それ以上の性能、ロードインデックス値のタイヤ選択が重要ですね。

 

最後に成りましたが、今回のユーザーさんにはロードインデックス値が低い事をお知らせし、対応するとのお答えを頂いています。

 

やはりこの様なお話は、暗く成りますね。

皆様もお気付け、正しい選択、装備、使用方法(過積載禁止)でキャンカーライフをお送り下さいね。

 

 

<参考> ヨコハマタイヤ