経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  仕事は同じでも志が異なる「3人のレンガ職人」 3222-4827

2024-08-26 12:03:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  仕事は同じでも志が異なる「3人のレンガ職人」 3222-4827

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■   仕事は同じでも志が異なる「3人のレンガ職人」 3222-4827
 「3人のレンガ職人」という物語がある。中世のヨーロッパで旅人が3人のレンガ職人に出会った。旅人が「何をしているのか」と尋ねると、1人目は「親方の命令でレンガを積んでいる」と答え、2人目は「大変だが、賃金がいいからやっている」と答えた。これに対して3人目は目を輝かせながら「完成まで100年以上かかる教会の大聖堂を造っている。こんな仕事に就けて光栄だ」と答えた、というものだ。
 多少異なるバージョンもあるが、自己啓発本など多くのビジネス関連書籍で紹介されており、かの有名な経営学者、P・F・ドラッカー氏の著書でも「3人の石工」として似たような物語が登場している。最近の取材で、この話を引き合いに出したのが、仮設の水処理プラントのレンタルを手掛けるS社(千葉市)のI社長だった。
 1974年設立の同社は泥水や下水といった水処理を得意とし、2000年には、土木工事で発生する大量の泥水を高速・連続的に処理する土木泥水再利用システムを開発し、費用削減と工期短縮を実現した。また大規模災害の復旧事業でも活躍し、2011年の東日本大震災や19年の台風19号では、被災地に短期間で水処理プラントを設置し、インフラ施設が復旧するまでの間、被災地の下水処理を担った。
 同社の技術はSDGsの目標「安全な水とトイレを世界中に」の達成に貢献できると海外でも高く評価。アラブ首長国連邦(UAE)が主催し、持続可能な課題解決に取り組む世界各国の中小企業などを表彰する2022年度の「ザーイド・サステナビリティ賞」で水資源部門のファイナリストに選出された。受賞は逃したものの、注目度はいっそう高まった。
 国内外で話題を集める同社は「日本一の仮設水処理技術で世界に存在する社会課題解決に貢献する」との目標を掲げている。ところが、「『日本一の~』という目標を口にすると、従業員は引き気味になる」(I社長)というのだ。そこで登場したのが「3人のレンガ職人」の物語。「同じ仕事をしていても志が違う。当社のビジネスモデルは世のため人のために大いに役立つものだ。従業員には高い志を持ってほしい」とI社長は従業員の意識変革に期待している。
 「3人のレンガ職人」には続きがあった。あれから10年後、1人目は相変わらず言われたままにレンガを積んでいて、成長は見られない。2人目は、それなりに技術を磨き、危険を伴う仕事もして高い賃金を得ていた。そして3人目は、現場監督に登用され、完成した大聖堂に自分の名前が刻まれたという。志の違いによって生じた差は歴然だった、という結末である。

【 コメント 】
 「3人のレンガ職人(石工職人)」という物語は、社員研修等の教材としてしばしば使われます。
 S社は、社員研修にも力を入れている企業で、この物語をトップが実務に用いているという経営者の姿勢が評価されます。
 最近では、社員研修やOJTを軽視する企業が多いだけに、あまり研修費を投じなくても社員研修を実現できるという好例と言えます。

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 
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【お節介焼き情報】 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?

2024-08-26 09:51:58 | ◇経営特訓教室

【お節介焼き情報 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

 それらの中から、直ぐにお役に立つような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

◆ 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?
 近い将来、小型の低軌道衛星を高頻度で打ち上げるようになるでしょう。半径3キロメートル以内に全く人が立ち入らない条件を満たさないと発射場として利用できません。日本では、候補地を確保することは難しいのです。
 そこに目をつけた海運会社・日本郵船が、宇宙事業の開発の一環に、異業種と連携して、洋上でのロケットの打ち上げや回収ビジネスに参入すると発表しました。そのうち挙げ場所として、洋上打ち上げ・回収を目指しているのです。洋上射場船と洋上回収船は技術的に共通点があるといいます。
 洋上回収は、スペースX社が先行しています。日本の宇宙産業の競争力は、米国や中国、インドに大きく水を開けられているのがげんじょうです。四方を海に囲まれているという、日本の特性を活かして多頻度打ち上げを目指すことに期待したいです。

【経営コンサルタントへの道】

 


 
  長い経営コンサルタント経歴の基、書かれたページで、経営コンサルタントになるひとの60%ものの人が目を通しています。
 

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月25日 3-02 新規参入    強固な意志と挑戦 昔の状態のままで、進歩や前進のない様子

2024-08-26 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月25日 3-02 新規参入    強固な意志と挑戦 昔の状態のままで、進歩や前進のない様子 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。 

8月25日(日)

 四字熟語には意味深長で、視点を変えて見ると、意味が異なって見えることもあります。

 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「経営四字熟語」と勝手に命名して紹介しています。

 今日の経営四字熟語は、誰もがご存知の「新規参入」です。

■ 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?
 近い将来、小型の低軌道衛星を高頻度で打ち上げるようになるでしょう。半径3キロメートル以内に全く人が立ち入らない条件を満たさないと発射場として利用できません。日本では、候補地を確保することは難しいのです。
 そこに目をつけた海運会社・日本郵船が、宇宙事業の開発の一環に、異業種と連携して、洋上でのロケットの打ち上げや回収ビジネスに参入すると発表しました。そのうち挙げ場所として、洋上打ち上げ・回収を目指しているのです。洋上射場船と洋上回収船は技術的に共通点があるといいます。
 洋上回収は、スペースX社が先行しています。日本の宇宙産業の競争力は、米国や中国、インドに大きく水を開けられているのがげんじょうです。四方を海に囲まれているという、日本の特性を活かして多頻度打ち上げを目指すことに期待したいです。

◆【経営四字熟語】 経営のヒントを感じ取る

 第3章 経営に戦略的企画力を
 日本の経営者・管理職は、非常によく勉強をしていますが、耳学問が進みすぎて、それらに振り回されすぎているように思えます。いろいろな経営理論を聞きかじり、そのメリットのみが強調されたお話を聞き、消化不良を起こしていることに気がついていません。そのために「知っているつもり」「やっているつもり」という”つもり”が積もっていて、自社にとって最適な方法が提案されても「陳腐な理論」「古い経営手法」というような位置づけでかたづけてしまっている企業が多いです。
 四字熟語の中には、【心 de 経営】の精神に則る、経営者・管理職の心の糧になる発想が多数見つかります。前章の思考法を用いながら、それを企業経営に活かすことが、“戦略的”な経営に繋がります。企業経営で欠けている【心 de 経営】をいかに読み解いて、戦略経営を行うかを感じ取ってください。

3-02 新規参入    強固な意志と挑戦
         ~ 昔の状態のままで、進歩や前進のない様子 ~


 停滞している企業にしばしば見受けられるのが「旧態依然(きゅうたいいぜん)」とした経営の あり方です。この四字熟語は、説明をするまでもなく「昔の状態のままで、進歩や前進のない様子」をいいます。「十年一日(じゅうねんいちじつ)」ともいいます。
 他項でも記述していますが、経営環境は、「日進月歩」、「秒進分歩」の状態で変化しています。単なる変化だけではなく、質のレベルも変化しています。すなわち企業経営の困難度が高まり、経営に高度な判断力が求められます。そのような時代に「春日遅々(しゅんじつちち)」な人もいます。長い冬からあけて春は日が長く、また日の暮れるのも遅いということから「春の喉かで麗らかな日」を指します。「春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)」も似たような表現で、「ある風がそよそよと穏やかに吹く」春景色を形容する票田で「穏やかでのんびりした人柄」を指すこともあります。このような生活をしてみたいと思いますが、別項にあります「悠悠自適」のできる世代以外では、現代ではそのような贅沢ができる人は少ないでしょう。

 GDPがマイナス成長をしている時代には、「現状維持(げんじょういじ)」は、絶対的には・・・

【 注 】 本文が長いので、下記URLより続きをお読みくださると幸いです。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/61712c48d4d523d0935f3067fbc1e8fa

■【今日は何の日】
  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
    https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 8月26日 ■ ユースホステルの日 安価なビジネスホテルなどで苦戦? ■ 人権宣言記念日

 近年は、ユースホステルを利用する人が、私の若い頃に比べて少ないのではないでしょうか。

 思い出をポロリ。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 闇夜に烏と実事求是 825

 情報の一部を知っただけで、全体をそれで決めつけてしまうことを「群盲象を撫でる」と言います。これは差別用語に通じるので、私は「闇夜にカラスを撫でる」と言い換えています。

 経営コンサルタントという職業は、現状を把握するために、自分で情報を収集したり、クライアント・顧問先内でヒアリングをしたりします。ところが、経営コンサルタント歴の浅い人は、一部の人の意見が社内全体を指していると思い込んでしまう傾向がしばしば見られます。

 特に、一流大学や大学院を卒業したエリートに目立ちます。これはきちんとした調査をしたわけではないですが、経営コンサルタント団体で私は仕事をしている関係上、いろいろな人にお会いします。彼らと仕事を一緒にしたり、プロジェクトに取り組んだりすると、その傾向が見られます。

 頭が良いだけに、自分の生い立ちの中で身についたやり方から、そのような判断に至ってしまうのかも知れません。彼らの多くは、自分に自信があるので、その誤りになかなか気づかないのです。

 ところがたたき上げのコンサルタントというのは、先輩や上司から厳しく基本を身につけさせられるので、現場百遍になるのです。「実事求是」という言葉がありますが、経営コンサルタントの基本の一つです。(実事求是を当ブログ「経営四字熟語」のコーナーで紹介)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る


■バックナンバー
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■【今日は何の日】 8月26日 ■ ユースホステルの日 安価なビジネスホテルなどで苦戦? ■ 人権宣言記念日

2024-08-26 00:03:00 | 【今日は何の日08月】

 

  【今日は何の日】 8月26日 ■ ユースホステルの日 安価なビジネスホテルなどで苦戦? ■ 人権宣言記念日

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ ユースホステルの日 安価なビジネスホテルなどで苦戦?


 8月26日は「シルマンデー」「ユースホステルの日」です。ユースホステルの創始者であるドイツ人のリヒャルト・シルマンを記念する日です。

 ユースホステルの起源となった逸話を知っている人は多いかと思いますが、教師だったシルマンが、児童を連れて遠足に行った折に大雨にあいました。学校で一夜を過ごしたときに、旅行中の青少年のための施設の必要性を思いつきました。

 若者が安心して、安い料金で宿泊できる施設として、ユースホステルを創設しました。

 大学生の夏休みや春休みに、バイクや後に自動車で日本全国を走り回っていました。車の中にねたり、野宿をしたりしていましたが、風呂に入りたいこともあるので、その時にはユースホステルを利用しました。

 ホストから、その地方の民話などを聞くことができ、旅が一層記憶を鮮明にしてくれました。富山でこきりこの歌を教えてもらったときには、その哀愁ある曲に引き込まれたことを覚えています。


 長崎では、稲佐山から百万ドルの夜景を見たときに、このまま車の中で一夜を明かそうと駐車場の隅に車を留め置きました。夜中に管理人さんかどなたか分かりませんが、窓をコツコツとたたいてきました。

 これは叱られ、追い出されるなと思いつつ、窓を開けると、事情を聴取されました。「本当は、ここに夜は駐車できないのだけれど、そういう事情なら許す」と親切にも黙認してくれました。

 当時は、人情味溢れる人が多かったのですね。

 

■ 人権宣言記念日


 フランスの憲法制定国民議会が「人間と市民の権利の宣言」(フランス人権宣言)を憲法制定への第一段階として、1789年8月26日に憲法制定国民議会によって採択したのを記念して制定されました。

 人間と市民の権利の宣言(仏: Declaration des Droits de l'Homme et du Citoyen)は、人間の自由と平等、人民主権、言論の自由、三権分立、所有権の神聖など17条からなるフランス革命の基本原則を記したものです。

 単に人権宣言とも呼ばれ、通常は世界人権宣言などの他の人権宣言と区別するためにフランス人権宣言とも呼ばれます。

 

■ 【今日は何の日】その他


◇ 富士吉田火祭

◇ 堺林昌寺施餓鬼会

 

(ドアノブ)

【経営者・管理職の皆様へお勧めブログ】 

 ◇ 心 de 経営

 ◇ 経営マガジン 

 ◇ 経営コンサルタントの独り言

 ◇ 経営四字熟語

 ◇ 経営コンサルタントの使い方                 

 ◇ 経営コンサルタントからのメッセージ

 ◇ 経営トップ十五訓

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