経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【経営コンサルタントの独り言】 電子出版はまだまだ緒に就いたばかり a27

2023-10-27 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言10

 

  【経営コンサルタントの独り言】 電子出版はまだまだ緒に就いたばかり a27

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 電子出版はまだまだ緒に就いたばかり a27

 電子出版(Electronic publishing)とは、「文字・画像情報をデジタルデータに編集加工し、CD-ROMなどの電子媒体やネットワークにより配布する出版活動【Wikipedia】」のことです。

 電子出版といいますと、コミック系をイメージする人が多いほど、日本ではまだまだ偏りがあるようです。

 技術の進歩で電子出版の概念も変化して来ています。

  1980年代半ば頃から電子出版という言葉が頻発するようになりました。

  当時はDTP(電子編集制作システム)の普及が始まり、CD-ROMなどの「パッケージ系電子出版」が中心でした。

  しかし、今日ではネット配信が中心となり、わからない言葉を直ぐ調べることができたり、感想を書き込んで、それをネット上で共有したりできます。

  音や画像・映像もリンクされ、1970年代の流行語「マルチメディア」がぴったりするようになってきました。

 紙媒体の書籍は、設備や資金が必要ですが、電子出版ですとそのリスクが少ないです。

  私達、経営コンサルタントが出版の機会が増えてきていると言えます。

 一方で、印刷業界では、オンディマンド・プリンティングの出現もからみ大童で、体質改善が吃緊の課題となっています。

 紙媒体は、必要な人が、必要なときにという方向なのでしょうか。

 

■ 宇宙戦争が現実のことに・・・


 と、いいましてもUFOの襲来というわけではありません。
 地球人同士の戦いです。

 サイバー空間を利用した競争の激化、いさかい・・・

 お互いに、潰し合っていても、根本的な解決策にはならないと思います。
 無力な私にとっては、諍いのない世の中を願うくらいが関の山です。

ドアノブ)

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

 

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月26日 元気な会社 漫画、カレー…地域の資源を活かして鳥取を元気に 2306-3a26 

2023-10-27 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月26日 元気な会社 漫画、カレー…地域の資源を活かして鳥取を元気に 2306-3a26 

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。


 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、顧問先に活かしたいという考えのようです。

 今回は、京都の会社ですが、新幹線で飛んでいくわけにはいかず、スマホで社内を案内していただきました。

 

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 漫画、カレー…地域の資源を活かして鳥取を元気に 2306-3a26

 コロナ感染者数が激減していた昨年11月、空路で鳥取市を訪れた。鳥取砂丘を眼下に見ながら到着したのは「鳥取砂丘コナン空港」。10年ほど前から全国各地の空港が愛称をつけるようになり、鳥取空港は、鳥取砂丘と、同県大栄町(現・北栄町)出身の漫画家、青山剛昌氏の代表作「名探偵コナン」とを合わせた名称となっている。県内には境港市にも空港があり、愛称は「米子鬼太郎空港」。同市出身の漫画家、水木しげる氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」から名付けたものだ。

 人気漫画家を輩出する鳥取県は、「まんが王国とっとり」と称して漫画・アニメを活かした地方創生に取り組んだ。その動きに賛同したのが、飲食・観光などを手掛けるブリリアントアソシエイツ(鳥取市)だ。同社は、ロココ調の華やかないでたちの4姉妹が登場する「華貴婦人(はなきふじん)」という漫画を活用している。「女性のキャラクターでブランドイメージを広げたい」と同社創業者、福嶋登美子氏が発案。女性を主人公にした漫画が見当たらなかったため、独自のキャラクターを設定したのだ。

 鳥取県はまた、カレーの世帯当たり消費量が全国トップレベルであることから、「カレー王国」としてもPR。同社はこれにも呼応したが、カレーの色合いは貴婦人のイメージに合わない。そこで誕生したのが「ピンク華麗(カレー)」だった。赤が特徴の野菜・ビーツの色素を使い、目にも鮮やかなピンクのルーを完成させた。植物由来の色付けで、見た目だけでなく、味も健康面でもしっかりとしており、今や人気のみやげ商品に。カレーに続き、わさびやマヨネーズ、酒など次々とピンクの商品を送り出し、アイテム数は20に上る。

 地元の海産物も活用している。鳥取空港にも近い鳥取港海鮮市場「かろいち」内に開設した「市場料理 賀露幸(かろこう)」では水揚げされたばかりの新鮮な海産物を提供。そのなかにハタハタを使った「華鰰鮨(はなはたずし)」という独自メニューがある。ハタハタというと秋田県が有名だが、実は漁獲量は鳥取県の方が多いのだ。

 漫画、カレー、ハタハタと地域の資源を活かした企画で鳥取を元気にしているが、それだけではない。ピンクの素となるビーツは元々、鳥取ではほとんど生産されていなかった。そこで鳥取市内の農家に依頼して生産を始めてもらったという。既存の資源だけでなく、新たな「特産物」まで生み出したのだ。その鳥取産ビーツを使ったピンクの商品をアメリカやロシアに売り込もうと準備中。鳥取発のブランドは世界に販路を広げていきそうだ。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 世界で一番安全といわれる日本で・・・

 

 天高く馬肥ゆる秋

 処々で、運動会を始め、各種の行事が行われています。

 孫息子が、地域住民コミュニティの活動の一環で、お芋掘り行事に参加しました。

 その状況を娘がムービーで撮影していたときに、娘は撮影に気をとられ、孫息子は芋掘りに夢中でした。

 その様な折、最初に孫息子が掘ったお芋が盗まれてしまいました。

 孫息子は多いに落胆したそうですが、当然のことです。

 ところが、盗まれる瞬間が偶然にも録画されていたのです。

 もちろん、孫息子のお芋を誰が盗ったのか、ばっちり写っていたそうです。

 それを見ますと、男の子がお芋を盗り、彼のお母さんが持って帰る瞬間だそうです。

 そのようなことが再発しないようにと、娘はコミュニティの役員さんに事情を説明したそうです。

 そうしましたら、その一家の行状は、その辺ではよく知られていて、すぐに六年生の某君であると判明しました。

 世界一安全な国といわれます日本での出来事です。

 その安全な国であるはずの日本は、中国の”侵略”ともいえる進出に手を焼いています。  その中国と手を結ぼうというフィリピンのデュテルテ大統領が、中国に続き、日本からも資金や経済協力を引き出すことに成功してきています。

 一旦は頓挫した高速鉄道や原発などで中国の支援を受けようとしているという情報もあります。

 原発は両刃の剣で、原発政策を推し進めている政府ですが、その舵取りは本当に大丈夫なのでしょうか。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  


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■■【経営コンサルタントのトンボの目】 右か左か ~ エスカレーターどちら側に立つか

2023-10-27 07:25:57 | 経営コンサルタントからのメッセージ

■■【経営コンサルタントのトンボの目 右か左か ~ エスカレーターどちら側に立つか 5106

 故山本修先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。また「日本経営士協会 専務理事・関西支部長」として活躍されてこられた方です。

 その功績に感謝し、氏がかつて当ブログに投稿してくださった原稿を再掲してお届けしています。

 10年ほど前にお届けした内容ですから、時代の現状にそぐわぬ内容もあるかもしれませんが、何かを感じ取って下さると幸です。

 

■ 右か左か ~ エスカレーターどちら側に立つか

 読者の皆さんは、エスカレーターを使う場合、どちら側に立ちますか。

 関西では右に立って、手すりにつかまり、左側をあけるのが主流であり、特に大阪はこの傾向が強い。東京などでは逆に、左に寄って立ち、急ぐ人の為に右側をあける。

◆ 人間の行動ルールは地域によって異なる

 ルールと言っても明文化されていない、暗黙の了解事項であるゆえに、地域毎の違いは、トラブルが起きない限り意識されにくいものである。

  右に寄って立つ関西方式になじんだ人が、東京でエスカレーターを使うと、意識せずにルールを破ってしまうことになり、公共空間での非常識な振る舞いと誤解され、冷たい視線を浴びせられたり言葉で注意を受けたりすることもある。

 筆者も年に1~2度東京に行くが、無意識のうちにいつもの癖で関西ルールになっており、何となく視線を感じることがあり、あわてて東京ルールに変更したりすることもある。

 このエスカレーター問題は、マスメディアが好んで取り上げる素材である。

 何故関西人は右に立つのか、その起源を探れば、阪急電車の呼びかけを始まりとする説や、大阪万博のときにルールを定着させようとした試みの名残だとする説にたどり着くと言う。 世界に目を向けると、他の社会でも右に寄る方が優勢であり、関西のローカル文化こそが、実のところ世界標準なのだと言うことが指摘される。

 関西と関東の文化を比較し、国際的な視野で見直すことは、テレビの視聴者や新聞読者の興味を引く。そして、マスメディアの取材は概ねこのあたりで終わっていることが多い。

 

◆ 最近の関西ルールの縮小

 近年、この関西ルールにほころびが見え始めている。京都駅や新大阪駅を利用する人はお気づきであろうが、東京や山陽方面からの列車が到着した直後では左に寄る人達が多くなり、関西ルールが守られていない状態が出現する。

 特に京都駅では、左に寄って乗る人が目立つ。利用客がまばらなうちは、前の人が右に立てばそれにならう。しかし、多くの客が左に寄ると、右には立ちづらくなる。結果的に、京都駅では関西ルールが通用しない例外になりつつある。

 京都では以前、地下鉄で右をあけるよう指示していたこともある。だが、最近の流れを見ると、やはり京都を目指す観光客、特に外国人観光客の増加こそが大きな要因だと解釈したい。

 一方の新大阪駅ではどうか。新幹線ホームでは、ときどき東京ルールが優勢になり、そのまま乗り換えの流れについていくと、地下鉄のホームに着くまで東京ルールに従うことがある。電車が梅田駅に到着する頃には、再び関西ルールが支配するような状況に戻る。

 しかしながら、少しずつではあるが東京ルールが多くなってきているように思うのは筆者だけであろうか。

     参考資料 産経新聞より

■■ 経営コンサルタントの独り言 クリック

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 それを実現するには、簡単に、短期間に出版できる方法があります。


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■【きょうの人】 1027 覚猷 鳥獣戯画の作者と言われる

2023-10-27 06:33:00 | 【話材】 きょうの人10月

 

  【きょうの人】 1027 覚猷 鳥獣戯画の作者と言われる

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

 覚猷 鳥獣戯画の作者と言われる


 かくゆう
 天喜元年(1053年)- 保延6年9月15日(1140年10月27日)


 平安時代後期の天台僧で、鳥羽僧正(とばそうじょう)とも呼ばれます。日本仏教界の重職を務めた高僧であるのみならず、絵画にも精通し、現在高山寺が所蔵します、鳥獣人物戯画などの作者に擬せられています。そのユニークでユーモアあふれる作風から、漫画の始祖とされます。

 覚猷は、1053年に源隆国の第九子として出生し、若年時に出家しました。園城寺にて天台仏教・密教を修めながら、画技にも長じるようになりました。

 長らく園城寺法輪院に住し、密教図像の集成と絵師の育成に大きな功績を残したほか、自らの画術研鑽にも努めました。

 四天王寺別当、法成寺別当、園城寺長吏など大寺社の要職を歴任する間、1132年には僧正へ、1134年には大僧正へ任じられました。

 1138年、47世天台座主となりましたが3日で退任し、鳥羽上皇が住む鳥羽離宮の証金剛院へ移り、同離宮の護持僧となりました。それ以後、鳥羽僧正と呼ばれるようになりました。

 

  【カシャリ! ひとり旅】 高山寺
  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/kyoto/kyoto_kousanji.htm

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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【小説風】竹根好助の経営コンサルタント起業1 人選 10 部下を持ち上げることも忘れない

2023-10-27 00:03:00 | 【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  【小説風】竹根好助の経営コンサルタント起業1 人選 10 部下を持ち上げることも忘れない

 

■ 【小説風】 竹根好助の経営コンサルタント起業 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまであらすじ】

 エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
 親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
 入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
 一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
 人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。角菊には、福田の腹の内を読めないでいます。
 角菊事業部長は、次回の福田社長との人事ミーティングで、自分の考えをキチンと伝え、自分の提案が通るように、じっくりと考えた上で資料作成をしました。準備万端で社長との面談に臨むのですが、なぜか落ち着かない角菊です。ドキドキしながら提案資料を手渡すと、「すばらしできの資料だ」と専務からお褒めの言葉をいただいたのですが・・・
 いざ、福田社長と対面で意見を述べた角菊事業部長には、想定外の質問が飛んできました。福田としては、何としても角菊に成長してほしいという気持ちと、なぜ、角菊自身が自分の提案が、これまでの視点と変わっていないことの問題点に気がついてくれないのか、軽いいらだちも感じているのです。

【最新号】
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/df916bf90c90af79c63e414b754e25b3
【バックナンバー】
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
【過去のタイトル】
 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り 有益資料へのお褒めのお言葉 福田社長の突っ込み

■■ 1 人選

 私の会社を引き継いでくれた竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めました。思わず私は乗り出してしまうほどですので、小説風に自分を第三者の立場に置いた彼の話をご紹介します。

◆1-10 部下を持ち上げることも忘れない
 
 福田は、角菊の言葉を意に介していない。
 「売上高が伸びている理由は何かね」
 「彼の担当は中南米で、たまたま彼が新規開拓メールを出しているのにヒットしてきて、それが売上に結びついただけです。彼は、仕事は熱心ですが、残業をすることもなく、社員の中で一人浮き上がってしまっています。それに彼は線が細くて、頼りないです。そのような人間がアメリカで成功するわけはありません」
 「では、なんで、推薦したのかね」
 「エー、それは、先ほどもお話したように彼のマーケティング力です」
 「さすが、事業部長だね。私も、彼のマーケティング力は評価したいね。それと・・・」
 角菊は、社長が何を言い出すのか、思わず山之下とうなずきあってしまった。

 「一年半前の入社式のことを君は覚えているかい?」
 「入社式のことですか?いや、全然記憶にありません」
 「彼が新入社員を代表して、謝辞を述べたんだよ。思い出したかね」
 角菊は、思い出そうとするが、社長が何を言いたいのか思い当たらないでいる。
 「例によって、入社式の席で、会長がいつも言うだろう」
 「ああ、『知識と知恵』の話ですね。それがどうかしましたか?」
 角菊には知識と知恵という会長の口癖と入社式の謝辞とが結びつかない。
 「彼は、謝辞を読み上げる中に『知識と知恵』の話を盛り込んだのだよ。事前に彼が会長の口癖のことを聞いているはずもなく、あれは彼の機転でアドリブ的に入れたのだと思う。書かれた謝辞の直前に聞いた会長の言葉を盛り込む、その度胸にも恐れ入った。君は、先ほど彼は線が細いと言っていたが、私の目には、そうは見えない。芯はしっかりしていると思うよ」

  <続く>

■ バックナンバー

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

 


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■【今日は何の日】 10月27日 読書週間 文字・活字文化の日

2023-10-27 00:03:00 | 【今日は何の日10月】

 

  【今日は何の日】 10月27日 読書週間 文字・活字文化の日

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。

   詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 

■ 読書週間

 

 今日から読書週間が始まります。本離れ、出版不況などと言われる中、アマゾンが本格的に電子書籍の分野でのビジネスを開始します。アップルに充分対抗できるだけの電子書籍が集まるのでしょうか?

 

 日本の電子書籍の出版は、これまで漫画本・コミック誌をベースにしている物が多く、テレビドラマ化したりしてマルチメディア的に発表してきました。テレビドラマが面白くないのは、オリジナルの漫画の多くが表層的、受け狙いが中心で、質の低さが目立ってしまっているからであると思います。

 

 出版社に、電子書籍の出版の話を持ち込んでも、上記のような意識が強く、ビジネス書などへの関心の低い編集者が多いのです。

 

 すでにアメリカで成功しているアマゾンの電子書籍は英語などが中心で、これまで縦書きやルビなどの日本語独特の表記ができませんでした。それが可能となり、日本の電子書籍に携わってきたこれまでの人達は反省をせざるを得ないでしょうし、それなしには日本の書籍もアマゾンなど海外勢に牛耳られてしまうのではないでしょうか。

 

  経営コンサルタントの本棚   http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/90c4bd41c5f0c767b0a389f846a67f04

 

 

 

■ 文字・活字文化の日

 

 10月27日は、「文字・活字文化の日」でもあります。2005(平成17)年に制定された「文字・活字文化振興法」により、この記念日が制定されました。

 

 Wikipediaをベースに整理しましたので、参考にしてください。

 

 文字・活字文化振興法は、文字・活字文化の振興を総合的に推進するための国や自治体の基本的責務を定めた法律である。活字文化というと活版印刷のことかと考えられがちだが、要は出版のことを指している。

 

 活字文化議員連盟は「文字・活字文化振興法の施行に基づく施策の展開」として、地域における文字・活字文化の振興、学校教育に関する施策の他、出版活動への支援も推進するよう求めており、その具体的な内容として、文字・活字にかかわる著作物再販制度の維持著作者及び出版者の権利保護の充実を挙げている。

 

 読書週間の初日にあたる10月27日を文字・活字文化の日として定めている。

 

 「最近は本を読まなくなった」「活字離れが若者の知的レベルを低下させている」などと言われています。

 

 ところが、携帯電話やパソコンの普及は活字ではないものの、文字文化としては同じ範疇に入ります。またiPadに始まる電子書籍・出版は、再び文字文化のさらなる発展に繋がるのではないかと期待されています。

 

 電子出版は、いろいろなメリットがあり、経営コンサルタントには身近な販促ツールにもなると思います。

 

  http://www.glomaconj.com/ebook/ebookmitsumori.htm

出典: 公益社団法人 読書推進運動協議会

 

■ 【今日は何の日】その他
◇ 十三夜(年により日付が異なる)
◇ 蔵前浄念寺十夜会
◇ 弘法大師諡号(しごう)奉賛会

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