2014秋『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』第11週目

『ヘレン・ケラーひびき合う者たち』の旅公演も11週が過ぎ、ついに師走に突入しました。

12月１日  東谷山中学校(鹿児島県)　同校体育館
        ２日  福岡女学院中学・高校(福岡県)　同校講堂
         ３日  日南市教育委員会(宮崎県)　南郷ハートフルセンター
         ４日  芦北高校(熊本県)　同校体育館
         ５日  川薩清修館高校(鹿児島県)　同校体育館

 

今週は東谷山中学校、芦北高校、川薩清修館高校の３校が体育館、福岡女学院では校内にある礼拝堂、日南市教育委員会が主催の公演は市内６校の中学(飫肥中学校、油津中学校、吾田中学校、南郷中学校、榎原中学校、日南学園中学校)２年生と３年生の生徒さんたちが参加して南郷ハートフルセンターで開催された、計５ステージ。
全観客数の半数以上を中学生が占める１週間でした。

日本海側に押し寄せた大寒波の影響で、特に体育館ではとても寒い中での公演したが、生徒さんたちと先生方からは熱い視線が向けられました。
今週に限った事ではありませんが、それぞれの学校でこの公演を本当に楽しみにしていてくれたのを生徒さんとのふれ合いの中で感じる事が出来ました。
また、校長先生や教頭先生を始め多くの先生方からも
「ずっと楽しみにしてました。」「とても期待してます。」「生徒たちも私たちもこの日を心待ちにしてました。」等々、たくさんの言葉を掛けていただき、待っていてくれる人がいるという事の素晴らしさを改めて感じました。
そして、11tトラック満載の荷物の搬入や搬出にも絶大なる力を貸して下さった生徒さん、先生方、本当に助かりました。
終演後の座談会にもたくさんの生徒さんが参加してくれたり、“風”の掲示板にも驚くほど多数のメッセージをいただきました。

ありがとうございました！

生の演劇を見せたい！
本物に触れさせたい！
楽しみながら見て欲しい！
という先生方が多くいらっしゃいました。
〈楽しく見る〉事の重要性。
生だからこそ、本物だからこその中に生まれてくる楽しさは押し付けやうわべなどではなく心から〈楽しい〉と思えるものなのではないでしょうか。
そして、その本物の〈楽しさ〉は多面的であり、不揃いであり、変化に富んだもの。
そこで出会う自分や他者はとても豊かなのだと思います。

これからも本物にこだわり、本物であり続けたいと強く思う日々でした。

私たちの旅公演も、あと２週間となりました。
先生方の思いや願いも一緒に乗せて最後まで駆け巡ります！

風邪やインフルエンザが流行し始めているようです。
皆さまくれぐれもお気をつけてお過ごし下さいませ。

ケート・ケラー役   仲村三千代