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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』東日本地域・京都巡回公演第4週目

2016-06-13 22:13:01 | 全国巡回公演

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の東日本地域・京都巡回公演も第4週目を迎えました。

今週のスタートは青森県弘前市からスタートです。

青森県 弘前市立第三中学校で見送りに来てくれた生徒さんたちです。

6月6日(月) 弘前市立第三中学校 青森県 同校体育館 

6月7日(火) 葵高校 福島県 會津風雅堂 

6月8日(水) 浪江高校 福島県 サンライズもとみや

6月9日(木) 出雲崎町教育委員会 出雲崎町民体育館

6月11日(土) 中野中学校 同校体育館


弘前市立第三中学校

開演前、じっと本番を待つ生徒さんたち。

興奮と少しの緊張感が体育館のなかを流れていきます。

そして、開演。生徒さんたち一人一人の釘入るような視線に、

何を感じているのか、様々な想像を膨らませながら進んでいきます。

カーテンコールでは、大きな拍手と共に、みんなの笑顔が溢れていました。

生徒さんのお礼の言葉では、

「日常のなかの一瞬、一瞬が奇跡の出会いを含んでいると感じました。

友だちは信じるものだと思っていたけど、信じられるから友だちなんだって思いました。」と、

素敵な言葉をいただきました。

公演後、演劇部のみんなと、ヘレンケラー役の倉八ほなみとの座談会が行われ、

演劇に対する向き合い方やメンバーで一つの作品を作る時のアドバイスなど、

濃密な時間を過ごすことができました。

片付けが終わった頃には、座談会を終えた、演劇部のメンバーが来てくれて、

劇団員一人一人との交流の時間となりました。

 

葵高校

開演前、とても元気な生徒さんたち、舞台袖にスタンバイしている劇団員も思わず、笑みが溢れていました。

終演後には演劇部と希望者の生徒さんが集まり、

アニーサリバン役の高階ひかりとの座談会が行われました。

座談会の他にも舞台を見学したり、トラックに荷物が積まれていく様子を見学しました。

舞台の道具一つ一つの工夫や、舞台自体が斜めになっていることなど、

実際に近くで見ることによってわかることに驚きの声が上がりました。

 

浪江高校

浪江高校は3年生、14名の生徒さんの観劇でした。

みんなの表情がよく見える中で、

じっくり見る瞬間や生き生きと目が輝く時など、一人一人を感じることができました。

公演後、見送りをしていた最中に、

アナグノス役緒方の「良かったら、舞台に上がってみませんか?」という一言に、

いつの間にか全員での舞台見学、そして片付けのお手伝いに参加するなど、

とても豊かな時間を過ごすことができました。

公演のためにご尽力してくださった先生方、日本赤十字福島支社の方々、

サンライズもとみやの方々、本当にありがとうございました。

公演後のロビーにて

校長先生が、真っ先に来てくれ、

「素晴らしい時間をありがとうございました、

生徒たちもこれからそれぞれの道を進んでいくので、

とても良い経験になったと思います」と力強く話してくれました。

 

出雲崎町教育委員会

体育館に入ってくる生徒さんたち

目の前に組まれたセットに「おっきいー!」と声が上がります。

前日の荷物の搬入の時から、体育館には明日観劇する生徒さんたちが町民体育館でスポーツをしていて、

「あ、ヘレンケラーだ、明日見るよね」と楽しみにしている姿を見て、劇団員一同、気合が入ります。

当日、出雲崎小学校、出雲崎中学校、町民の方々で客席はとても賑わっていました。

開演前の挨拶では、「ぜひ本物を見て欲しい」と教育長さんから、力強いメッセージが送られました。

 

終演後のロビーでは、町の方々、生徒さんたちを見送ります。

みんな積極的に話しかけてくれてます。そして、ヘレンとアニーにタッチして帰って行きました。

先生方は、「元気な生徒たちなので、2時間集中力が持つか心配でしたが良く見てくれました」と

生徒たちの見ている姿に驚きと喜びがあったようです。

 

中野中学校

中野中学校は、中央中と九中が一緒になり、新しい校舎での公演となりました。

校長先生は、レパートリーシアターにも観劇していたので、久しぶりの再会となりました。

前日の準備では、床を傷つけないよう、全面ブルーシートを引くところから始まります。

いつもとは、少し違う校舎内の様子に生徒さん、先生方はふと立ち止まり、準備の様子を見ていました。

本番中の生徒さんたち

「アニーがヘレンに色々教えていく中で愛情を感じました。

その愛情があったからこそ、ヘレンやその家族が通じ合うことができたと思う、

私も人に愛情を持って接していきたいと思います。」と、

力強いメッセージをくれました、ありがとうございました。

終演後には、下校中の生徒さんたちが、体育館を覗きに来て、「面白かったです!」と

声をかけてくれたり、「生の舞台ってやっぱりいいですね、生徒たちが一生懸命見ている

姿に教師として喜びを感じました」と先生方が声をかけてくれました。

 

旅は、今週で折り返し地点を迎えました。

まだまだ自分たちがどんなことが出来るのか、どう向き合うか、考えて舞台に臨んでいきたいと思います。

ジェイムス・ケラー役 中村滋



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