10月7日 鹿島高校・鹿島実業高校(佐賀県)
8日 甲南高校(鹿児島県)
9日 小林高校(宮崎県)
10日 筑豊高校(福岡県)
11日 長崎青雲中学・高校(長崎県)
鹿島高校・鹿島実業高校
過去に何度も呼んで頂いている佐賀県鹿島市の二校ですが例年と違い今年は会館の改修工事のため鹿島高校の体育館での上演です。
なんと校舎自体が鹿島城跡地に建てられており、トップ画像の赤門といい地域の伝統を感じる学校でした。
↑案内板にも鹿島の歴史が記されていました。
↑公演後に「是非、役者の方に会いたい」と舞台裏を訪ねてくれた女子生徒たち、最後は涙が止まらなかったそうです。
終演後はバレー部や卓球部などの皆さんが撤去作業を手伝ってくれました。本当に有り難うございました。
甲南高校
鹿児島市の甲南高校は2010年の『ハムレット』以来三度目の上演でした。
開演前の舞台袖では司会進行の生徒が出番前に練習していました。彼女の進行とともに客席から大きな拍手を頂き開演を迎えました。
最後までぐっと集中して観てくれた客席の感想を代弁するようにカーテンコールで生徒会長さんが「最後のトリートの気持ちが自分と重なるところがあり感動しました」と挨拶してくれました。
きっとそれぞれの子供たちの中にも同じように自分や、家族・友人との関係といった何かを重ねて観てくれたのだと思います。
小林高校
3年前にも『ジャンヌ・ダルク』を上演した小林高校、公演も盛り上がり、そのまま急遽舞台裏見学や座談会も行われました。
ハロルド役の柳瀬を囲んだ座談会には登山部や文芸部の子など様々な生徒さんが十数人集まり演劇のことだけでなく部活のことなど様々な話が行き交っていました。
筑豊高校
木曜日は先週の鞍手竜徳高校の際にも使用したユメニティのおがたに再び戻り、筑豊高校の生徒たちに向けての上演でした。
終演後にご担当の先生が「登場人物たちと重なる子も多くそれぞれの中に響いたと思う。タッチをやって良かったです。」とおっしゃて頂きました。その言葉どおり劇団ホームページの掲示板には「感想を宿題として出されましたがあの欄では抑えられない」という書き込みも届いています。
舞台と客席がまさに呼応していくような公演でした。
長崎青雲中学・高校
週の最後は長崎県の長崎青雲中学・高校。この学校では創立以来初めての演劇鑑賞会として上演させていただきました。
開場から子供たちの興奮が伝わってくるようでしたが、開演前の生徒会の生徒や先生方の挨拶での「目で見て、耳で聞いて、心で感じて下さい」というメッセージはとても素敵な言葉だと舞台裏にスタンバイしながら思っていました。
終演後はご担当の先生が担任している中学三年生の子たちが舞台裏見学、そして片づけと劇団員との交流を存分に楽しみながら過ごす時間があり、このような機会が是非この学校に長く残ってくれたらと切に願っています。
この週は佐賀→鹿児島→宮崎→福岡→長崎と九州内を駆け巡りました。その土地土地の出会いからエールをもらい年末まで駆け抜けていきたいと思います。
トリート役 佐野 準