サンクチュアリ

美味しい物・綺麗なもの・楽しい事

天空を旅する その19 ( 奥飛騨温泉郷 村上神社 )

2014-09-30 07:14:21 | 不思議紀行
 さて、予定では、この後、宇奈月温泉に向かい「黒部渓谷トロッコ電車」に乗ることになっていましたが、「立山曼荼羅」の関係の場所をゆっくり見て廻ってかなり時間を使ってしまいました。遅くなるようなら、どこかでもう一泊してもいいかな?とも思っていたのですが、研修中で変則的な勤務をこなしている息子のことも気になり、帰路に着くことにしました。帰りは、岐阜から上高地を抜けるルートにしました。
 車が大きなカーブを曲がった場所で大きな鳥居の向こうに変な?狛犬が見えました。
「変な狛犬がいた~!」
と騒ぐ私、だんなさんがUターンしてくれました。


     
     立派なしめ縄のかかる「村上神社」

 ご祭神は、1300年前に近くの福地温泉に入湯伝説の残る「村上天皇」ということなので、かなり古い神社のようです。


     
     大きな岩をくりぬいて造ったような手水場


     
     目通り5、55m、樹高37、1m、樹齢600年の大きな杉の木
     

      
     迫力の狛犬


     
     走っている車の中からも気になった右の子の後ろ足


     
     美しい造りの拝殿と本殿


     
     槍ヶ岳・笠ヶ岳を開山した「播隆上人」を祀る「播隆塔」

 毎年雪深いこの地方に春を告げる「播隆祭(ばんりゅうさい)」では、神事の後に、「鶏芸」や獅子舞「へんべとり」の伝統芸能が奉納されるそうです。


  神社紹介   村上神社  岐阜県高山市奥飛騨温泉郷村上 1461番地 (29という表示もあり)


 この後、のんびりドライブを楽しみながら、富士市に帰ってきました。
だんなさん、素敵なお誕生日のプレゼント、ありがとう~。
本格的な登山は無理でも、このコースは、山の魅力を存分に味わえるので、季節を変えてまた訪れたいと思っています。
 これで、お誕生日に、天空を旅したお話はお終いです。お付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。
山は美しく魅惑的です。しかし、自然は恐ろしく過酷です。ただただ、祈るばかり・・・。 

ランチ ( 「やくみや」の焦がしネギわんたんめん )

2014-09-29 07:11:46 | ランチ
 研修中でお休みが変則的になっている息子とちょこっとアウトレットに出かけた帰り、テレビで紹介されたラーメン屋さんに行きました。ラーメン好きの息子は、以前に一度お邪魔したことがあったとか・・・。
「お母さんの好きなわんたんめんも美味しかったよ~。」
と薦めてくれました。


     
     焦がしネギわんたんめん(麺太め、普通醤油)をお願いしました。濃口醤油もあります。


     
     息子はつけ麺(撮り忘れた・・・)とチャーシュー丼をお願いしました。


 スープは、最初、魚だしの香りがしますが、食べ始めると気にならなくなり、日本的な感じがします。わんたんも風味があって美味しいです。厚切りのチャーシーが二枚、ドーンと・・・。柔らかくて美味しい!海苔がのっていないのも嬉しい!(実は、油分の付いた海苔が苦手) 美味しかったです。ご馳走様でした。
 常連さんとお店の方のお話を聞くともなしに聞いていましたが、テレビ放映後は、大変な混雑だったとか・・・。



     


  お店紹介   らーめん専門店 やくみや  沼津市大岡 1928
                            ☎ 055-921-1480

                 営業時間  11:30~14:30
                       17:30~20:30(スープ切れ終了)
                 定休日   月曜日 第1・3火曜日

 

天空を旅する その18 ( かもしか園 )

2014-09-28 07:17:10 | 生き物紀行
 雄山神社をお参りしたあと、頂いたパンフレットの中で、二人で気になってしまったところがありました。立山博物館の施設の一つに「かもしか園」の文字が・・・。(他にも「まんだら遊苑」という地獄を体験できるというシュールな施設もありましたが・・・。)
「かもしかに会いたいね~。」
ということで、行ってみることにしました。駐車場らしきところはありますが、他に車は見当たらず、なにやら古いお宅を修繕している方がいらっしゃるだけで・・・。
「ごはんとかあげられるのかなあ~。ちょこっと触れるのかなあ~。」
とウキウキしながら「かもしか園」に向かいました。
・・・、入り口もわからず、特に表示もなく・・・。


     
     囲いの中に「かもしか」が一頭・・・。だんなさんに向かって歩いてきます。


     
     声をかけるとこちらを向いてくれました・・・。かっわいい!

 プレートには「ヨシコ(メス18歳)」シュート君のおばあさんです、とあります。しかし、シュート君は、見当たらず・・・。


     
     自然の木々はそのまま、ちょこっと囲ったという広々とした場所で、暮らしています。     


 秋田で動物注意の標識の「かもしか版」を見て、その後、三峯神社の帰り道に本物のかもしかに遭遇して以来、近くで見たいと思っていました。三峯神社の帰りに、私たちが見たかもしかを見てみた~いという方は、このページの下の方を見てね。
 「かもしか」のような足を持ち(当たり前か?)ほわほわの身体、おもわずプッとしてしまうユニークな顔立ち、木々の間に凛として立つその姿、山にふさわしいような気がしました。
 駐車場の方に戻ろうとすると・・・、何やらあやしいものが・・・?

     
     玉を咥えた熊?と人?の置物が・・・???

 そういえば、先ほどの「雄山神社」境内でも似た感じの雰囲気のものが・・・?

     
     やはり玉を咥えた熊?の上に人が乗っています。熊が足をのせているのは、亀かな?

 「有頼公」関連なら、白鷹と熊だろうけれど・・・? 説明書きも無いので、真相はわかりません。


                                                     つづく



  

美味しいもの ( さ・ぬ・き バウムクーヘン )

2014-09-27 08:35:30 | 美味しいもの
 知り合いの方から四国旅行のお土産を頂きました。


     
     さ・ぬ・き バウムクーヘン


     
     もちもち、ふわあ~、しっとりの文字通り!


 「がいに旨い」(讃岐弁で「とてもおいしい」ってこと)、和三盆の香りと甘さが何とも言えずいい感じ。とても美味しかったです。ご馳走様でした。どういう風に活かしたのかわからないけれど、讃岐うどんの小麦と技術が活かされているとか・・・?
一緒に讃岐うどんも頂いたので、こちらも頂くのが楽しみです。


  メーカー紹介   販売者  有限会社 さぬき家本舗 
          
           製造者  有限会社 永久堂  愛媛県新居浜垣生 1-1-54
                               ☎ 0120-47-0063
 

天空を旅する その17 ( 雄山神社 )

2014-09-26 07:11:23 | 不思議紀行
 閻魔堂、布橋、姥堂跡をぐるっと歩いて、最初に見学した展示館の駐車場に戻ってきました。お隣の「芦峅寺 雄山神社」にも行ってみることにしました。
 雄山神社は、立山頂上峰本社・芦峅中宮祈願殿・岩峅前立社壇の三社殿から成り立っているとのことです。
私たちが行ったのは、「芦峅中宮祈願殿」だったようです。(雄山の頂上は無理だとしても、岩峅前立社壇には、行ってみたかったかも?)

     
     大きな木が立ち並ぶ「芦峅寺 雄山神社」


『   雄山神社

   由緒書

  祭神 西本殿、立山大宮  伊邪那岐命
    東本殿 立山若宮  天手力雄命
    別宮  立山開山堂 佐伯有頼公

 當神社は日本三霊山立山を神山と仰ぐ雄山神社中宮にして、延喜式内国幣小社であり鎌倉時代神道集によれば越中国一の宮と称せらる。 鎌倉幕府室町幕府金沢藩主の特別崇敬保護を享け、中宮寺塔中の衆徒社任三十八戸軒を列ねて奉仕し全国に立山の霊験を布教せり。
総拝殿を祈願所と称し境内二万余坪あり樹林は富山県天然記念物に指定せらる。
境内に於て草木を採り、殺生を行い、無禮を為すことを固く禁制す。』(境内案内看板より)


     
     山奥の水神社境内に湧き出る石清水の流れる手水場


     
     高いところから神社をお守りする大きな狛犬 


     
     参道が二つに分かれています。左に行くと「祈願殿」・「大宮」、右に行くと「立山開山御廟」・「若宮」です。


     
     明治維新までは根本中宮の講堂で維新後祈願殿と改称(拝殿)


     
     樹齢500年を超える杉の木が並んでいます。     


     
     「立山大宮」(本殿)


     
     木漏れ日が綺麗でした。 


     
     池のそばに小さな石仏が祀られています。(お顔が3つ、小さな玉を持っているようでした。)


     
     立山を開山し天平宝字三年六月七日八十三歳で入定した佐伯有頼公(出家して慈興と号す)の眠る「立山開山御廟」


     
     立山に登る人は、必ずお参りしたという「立山若宮」(本殿)


     
     北アルプス立山の主峰雄山の上に鎮座する「雄山神社」(室堂より望む、左側のお社が雄山神社)

 大きな杉の木に抱かれているような感じでの参拝となりました。
この印象的な杉木立は、映画「剣岳 点の記」の撮影でも使われたそうです。
 祈願殿(拝殿)の中には、木製の狛犬がいたようですが・・・、見逃してしまいました。


  
  神社紹介   芦峅中宮祈願殿   富山県中新川郡立山町芦峅寺二番地


 鳥居の近くの商店の名前を見ると「佐伯商店」、布橋を渡って姥堂跡の手前にあるお墓のお名前はほとんど「佐伯姓」・・・。
このあたりの住人は、もしかしたら?皆「佐伯有頼公」の子孫??? 皆さん、屋号や下のお名前で呼び合っているのかしら?
先日テレビで観た「立山の山岳ガイド」の方も「佐伯○○さん」でした・・・。

                                                    つづく 

秋 二景

2014-09-25 06:31:01 | つれづれなるままに
朝夕の風に「秋」を感じる頃となりました。
暑い!暑い!と騒いでいたのが嘘のよう・・・。明け方、パジャマから出ている肘の涼しさが気になるようになりました。青空の見える日も多く、夏富士が、ブルーグレーのシルエットを見せています。空気が少しずつとんがって、過ごしやすい季節を迎えます。


     
     美女平で見つけた「赤とんぼ」


     
     不思議とお彼岸の頃に咲く「彼岸花」 


 秋の風景の写真を探していて、つい!?


     
     立山からの帰り道、どこかの道の駅で買った「栗まんじゅう」(もちろん栗餡入り、ほかほか!)


 秋生まれの私は、栗もきのこも果物も大好き!ドライブにもいい季節、なんだか嬉しいですね! 
・・・などと能天気なことを思っていたら、だんなさんが、風邪をひいてしまったようです。のどが痛くて辛そうです。だんなさんは、本当に元気っ子(元気おじさん?)なので、いつも元気なのですが・・・、珍しく辛そうです。
昨日の姉からのメール・・・。「風邪、ひいちゃった・・・。」
姉もいつも元気なのに・・・。変な風邪が流行っているのかな・・・?
 


 

天空を旅する その16 ( 富山・ブラック らあめん誠や)

2014-09-24 06:30:25 | 美味しいもの
 この旅行で、ラーメン好きの息子へのお土産のひとつは、「富山・ブラック らあめん誠や」でした。皆がお休みの日のお昼、3人で頂きました。


     
     黒いスープ(思ったほどではないかな?)

 見た目ほど、味は濃くなくて、コクがあって、太い麺にからんで、美味しい! 上にのせたもやしの味が失敗だったかも?
ご当地らあめん、楽しい! 美味しかったです、ご馳走様でした。
 これは、途中立ち寄った道の駅で買ったのですが、立ち寄るたびに何か買い込んだりしたので、どこだったのか・・・?
すみません、わからなくなってしまいました。


 

天空を旅する その15 ( 富山県「立山博物館」 閻魔堂・姥堂跡 )

2014-09-23 06:27:43 | 不思議紀行
 極楽往生をかなえる儀式「布橋勧請会」に関連のある「布橋」などを歩いて見に行くことにしました。「立山博物館」の「展示館」2階では、閻魔堂から布橋を渡り、姥堂までの様子を小さなジオラマで見ることができますが、現在では姥堂の建物はなくて、広い芝生の跡地があるばかり・・・。涼しかった山の上と違って、下界は、暑い暑い! 汗だくになってしまいましたが・・・。
私たちは、赤い布橋を渡り、姥堂跡、閻魔堂と歩いたのですが、せっかくなので、ここでは「布橋勧請会」の時と同じように閻魔堂からまとめていくことにします。


     
     女性たちが、様々な罪を懺悔するという「閻魔堂」

『   閻魔堂

 芦峅寺中宮寺の講堂のひとつで、姥堂とともに布橋勧請会(橋渡りあるいは迎講の一種)と呼ばれる中心となるお堂です。このお堂は、古く文政元年(1466)の造営の記録があり、現在まで五百三十年の間篤い崇敬を集めています。現在の建物は、廃仏毀釈の際に取り壊され、昭和三年にかつての閻魔堂の部材を一部使用して再建されました。中に安置されている尊像は、正面に地獄の王、閻魔大王、左右に十王像の一つ、初江王、泰山王・閻魔王とその脇侍司令です。いずれも南北朝時代の作です。また奥の左右に安置されているのが、観音・勢至菩薩です。この他に姥堂に安置してあった姥尊像五体があります。これらの仏像は、昭和四十三年に富山県の有形民俗文化財に指定されています。』(案内看板より)

 お参りして、中を見ると、閻魔様の像が・・・。なんだか怖くてじっくり中を見たわけではないので、看板に書いてある仏像が実際に祀られているかどうかは、わかりません。


     
     閻魔堂脇の石仏  ひとつひとつが個性的、愛らしい石仏が並んでいます。


     
     阿闍梨法印龍淵が1830年(文政13)に造立した胎蔵界大日如来を現す(ア)(梵字)が書かれた石碑  


     
     石仏が並び、苔むした階段を下って行きます。


     
     木々に囲まれて下ると、赤い布橋が見えてきます。


     
     白装束、目隠しをして渡るという布橋(布橋勧請会に時には、白い布が敷かれるそうです。)


     
     この世とあの世の境界とされる布橋 下に流れる姥堂川は三途の川に見立てられたそうです。
 
 布橋は、
   
   橋の長さ  25間 → 二十五菩薩を現わし奉るなり
   橋の高さ  13間 → 十三仏と仰ぎ奉るなり
   桁の数   48本 → 阿弥陀如来四十八願いなり
   敷板の数108枚 → 百八の煩悩
   欄干の数  6個 → 六大無化(むげ)の地蔵菩薩を現じ給ふるなり

  と仏に関連した設計になっている。



     
     緑溢れるの姥堂跡     

 あの世である姥堂で、異形の姥尊(おんば様)に囲まれて一心に極楽往生を願った女性たちは、女人禁制の偉大な山を望み、地獄から極楽浄土への転生の感激を味わったという・・・。
 9月21日に3年ぶりにこの「布橋勧請会」が行われたそうです。(それより前に投稿しようとしましたが、間に合わず・・・、すみません。)


                                                      つづく


天空を旅する その14 ( 富山県「立山博物館」 )

2014-09-22 06:30:59 | 不思議紀行
 立山駅前で、車を受け取り、回送をしてくださった方に、「立山博物館」のことをお聞きすると、「立山まちマップ」を見ながら行き方を教えてくださいました。

『   立山博物館

 立山の歴史と立山信仰、その舞台となった立山の自然を紹介している博物館。
展示館、遥望館、まんだら遊苑、かもしか園などの施設があります。芦峅(あしくら)雄山神社から立山大橋あたり一帯にテーマパークや史跡が点在しています。』(立山まちマップより)


     
     個性的な建物が印象的な「立山博物館 展示館」

 受付で伺うと、立山曼荼羅は、ここで見ることができるようです。
展示館の中は、撮影禁止でしたが、立山の雪の大谷ウォークをイメージしたという階段の写真は撮っても良いということなので・・・。
      
     降り注ぐ光、白い壁、壁の切り込みなど、とても素敵な雰囲気です。

この階段を3階まで一気に上がり、展示室を見て回りました。
3階は、

『 立山信仰の源、
  それは自然への畏怖。
  うつりかわる情景への感動である。』

 ます最初に私たちが出会うのは、「ブナの森」、人々のくらしと大地、立山の火山活動、信仰と結びついた立山の地形などを見ることができます。

2階に下ると
『 曼荼羅の精神世界に、人々は何をみたのだろう。』

 立山信仰の世界、立山開山のゆかりの地「玉殿の岩屋」、たくさんのおんば様の像(これはかなりの迫力です!)、立山の地獄に堕ちた人々を救済するために寄進された銅造男神立像、釼岳頂上で発見された平安時代に造られたという錫杖頭、木造不動明王頭部、布橋勧請会を再現したものなどをじっくり観て廻りました。
そして「立山曼荼羅」を観ました。「立山曼荼羅」は、ここには、3点展示されていて、岩峅寺系と芦峅寺系があり、私が前の日に見せて頂いたのは、芦峅寺系のもので、お座敷のところに吊るしてありました。後の2点は、ガラス越しに見るようになっていたので、こちらの2点が本物で直に見られるようになっていたものは、レプリカだったのではないかと思います。(本物はどこに?)
明治以降は、信仰の山から登山の山に変貌していく様子も見ることができました。ここでは、狛犬にも出会いました。
「展示館」を出て、関連の施設を見て回ることにしました。


     
     江戸時代後期に建てられた宿坊「教算坊」


  施設紹介   富山県「立山博物館」 展示館  富山県中新川郡立山町芦峅寺 93-1
                              ☎ 076-481-1216
                         休館日  月曜日(祝日除く) 祝日の翌日
                              年末年始

                                      
 建物内部(階段部分)の美しさにどなたの設計か調べてみたら、「磯崎新アトリエ」でした。磯崎新氏のお名前にピピン! 静岡コンベンションセンター(グランシップ)を設計なさった方でした。

                                                   つづく