長らくお世話になってきた私の愛車「モコちゃん」を買い替えることしました。とはいえまだまだ乗れそうなので、昨年末に都内から埼玉に引っ越した娘たちに譲ることにしました。半年点検でみてもらうと、
「すぐにではないけれど、タイヤを新しくした方がいいですよ。」
とアドバイスを頂きました。娘たちに譲ったばかりでタイヤ交換は気の毒なので、モコちゃんのタイヤを交換することにしました。近くの車の部品屋さんに行って買えば良いかな?と話していると、ちょうどこちらでの研修会のために帰って来ていた息子が、
「もしかしたら、かなり安く交換できるかも・・・? 同じ値段でグレード(タイヤにもあるのか?)をアップしても良いし・・・。」
とお店を紹介してくれました。
早速だんなさんが電話で問い合わせをして、モコちゃんにぴったりのサイズを取り寄せてもらいました。
・・・ということで、どんよりしたお天気の土曜日、だんなさんと二人で、静岡までお出掛けすることになりました。高速道路を走ることができるのかという私の不安を払拭するために、東名高速で行ったので、お店に10分以上前に着いてしまい、開店前なのに、タイヤを交換して頂くことになりました。(お店の方、ありがとうございます。)
足回りのしっかりしたモコちゃんで、県立美術館で開催中の「下岡蓮杖展」に向かいました。
先日、用事があって公民館に伺った時、パンフレットを見つけて、だんなさんに行ってみたいなあ~とお願いしてあったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/53/fba2de26047841f509030de8721a87df.jpg)
狩野派絵師にして写真師。幕末から大正を駆け抜けた、「写真元祖」波乱の生涯。
『下岡蓮杖(しもおかれんじょう)
下岡蓮杖(1823-1914年)は日本の写真開祖の一人。幕末に下田で生まれ、初め絵師を目指して狩野派に入門します。写真との出会いがその後の人生を大きく変えます。外国人写真師から機材と写場を引継ぎ、独学でその習得に努めました。横浜で写真師としての成功を収めた後、浅草に移り住みます。進取の気性に富む蓮杖は、日本画のみならず、油彩画を含む絵画制作も続ける一方、石版画作品にも挑戦し、浄瑠璃を創作するなど、実に多彩な芸術活動を繰り広げました。
今年は蓮杖没後100年。この展覧会は、蓮杖の写真を中心に、絵画、工芸品と資料など280点によって、知られざる蓮杖の全貌を紹介する大回顧展です。また当館で日本の初期写真を展示する初の試みでもあります。日本の初期写真史において重要な位置を占める下岡蓮杖の世界、そうぞお楽しみください。』(頂いたパンフレットより)
小さなセピア色の写真、蓮杖の手によって彩色された写真、掛け軸など、一枚一枚、ゆっくり観て廻りました。セピア色の濃淡の美しさ、彩色された写真の微妙な色合い、本当に素晴らしいです。以前に見た時は「奇人・変人」の見出しに変わった人くらいにしか思えなかったのですが、蓮杖ご本人の写真も強い眼差しが印象的なものでした。
たまたま前日に「BS日テレのぶらぶら美術館・博物館」という番組で「佐藤時啓 光 - 呼吸 そこにいる、そこにいない」という写真展を紹介していて、写真は「一瞬の妙」と思っている私の常識を覆すような写真を観たばかりなので、蓮杖の苦労や情熱がストレートに伝わってくるようで、小さなまるでポケモンカードのような写真が、とても大きなものに見えました。
紙に墨だけで描かれた「馬」の絵も大好きでした。
夢中で観て廻りましたが、最後の蓮杖の写真や年譜などを見ながら、私にはどうしても見てみたいと思うものが・・・。
それは、蓮杖の名前にもなり、写真でもしっかりとその手に握られている「杖」です。
蓮杖の杖については、蓮杖の杖・下岡蓮杖誕生秘話を見てね。
「蓮杖の杖、どこにあるのかな~。見てみたいね。亡くなった時に手に持たせてあげたのかな?」
と知るはずのないだんなさんにも質問して、苦笑いされてしまいました。
この後、下田の海と蓮じいのディスプレイの前を通り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/7d/832774891e2aabd97ab800b49eeb5ffe.jpg)
ここでは、蓮じいと一緒に写真を撮っても良いそうですが・・・?
ショップに立ち寄ると・・・、だんなさんが、
「○○(私のこと)の見たいものがあるよ~!」
と私を呼んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/33/c4c76f96b96ebdf8c36d7a8400889dd9.jpg)
静岡県人のソールフード さくら棒の「蓮杖の杖」版?
私が見たいのは、これじゃないって・・・。
この日私がつい買ってしまったのは、ゴッホの「夜のカフェテラス」のクリアファイルでした。(フランス旅行で実際にその場所を見てきたばかりで・・・、だんなさんと盛り上がってしまった・・・。)
蓮杖の生まれた下田では、蓮杖を「蓮じい」と呼んだ企画がたくさんあるようです。そういえば以前訪れた下田の寝姿山の頂上に「蓮杖写真記念館」がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/00/4c4113d5b4123bab7a1abe07ef32899a.jpg)
古いカメラや写真を見ることができます。(それから好みの衣装を着て写真を撮ってもらえるそうです。)
施設紹介 静岡県立美術館 静岡市駿河区谷田 53-2
☎ 054-263-5755
つづく
「すぐにではないけれど、タイヤを新しくした方がいいですよ。」
とアドバイスを頂きました。娘たちに譲ったばかりでタイヤ交換は気の毒なので、モコちゃんのタイヤを交換することにしました。近くの車の部品屋さんに行って買えば良いかな?と話していると、ちょうどこちらでの研修会のために帰って来ていた息子が、
「もしかしたら、かなり安く交換できるかも・・・? 同じ値段でグレード(タイヤにもあるのか?)をアップしても良いし・・・。」
とお店を紹介してくれました。
早速だんなさんが電話で問い合わせをして、モコちゃんにぴったりのサイズを取り寄せてもらいました。
・・・ということで、どんよりしたお天気の土曜日、だんなさんと二人で、静岡までお出掛けすることになりました。高速道路を走ることができるのかという私の不安を払拭するために、東名高速で行ったので、お店に10分以上前に着いてしまい、開店前なのに、タイヤを交換して頂くことになりました。(お店の方、ありがとうございます。)
足回りのしっかりしたモコちゃんで、県立美術館で開催中の「下岡蓮杖展」に向かいました。
先日、用事があって公民館に伺った時、パンフレットを見つけて、だんなさんに行ってみたいなあ~とお願いしてあったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/53/fba2de26047841f509030de8721a87df.jpg)
狩野派絵師にして写真師。幕末から大正を駆け抜けた、「写真元祖」波乱の生涯。
『下岡蓮杖(しもおかれんじょう)
下岡蓮杖(1823-1914年)は日本の写真開祖の一人。幕末に下田で生まれ、初め絵師を目指して狩野派に入門します。写真との出会いがその後の人生を大きく変えます。外国人写真師から機材と写場を引継ぎ、独学でその習得に努めました。横浜で写真師としての成功を収めた後、浅草に移り住みます。進取の気性に富む蓮杖は、日本画のみならず、油彩画を含む絵画制作も続ける一方、石版画作品にも挑戦し、浄瑠璃を創作するなど、実に多彩な芸術活動を繰り広げました。
今年は蓮杖没後100年。この展覧会は、蓮杖の写真を中心に、絵画、工芸品と資料など280点によって、知られざる蓮杖の全貌を紹介する大回顧展です。また当館で日本の初期写真を展示する初の試みでもあります。日本の初期写真史において重要な位置を占める下岡蓮杖の世界、そうぞお楽しみください。』(頂いたパンフレットより)
小さなセピア色の写真、蓮杖の手によって彩色された写真、掛け軸など、一枚一枚、ゆっくり観て廻りました。セピア色の濃淡の美しさ、彩色された写真の微妙な色合い、本当に素晴らしいです。以前に見た時は「奇人・変人」の見出しに変わった人くらいにしか思えなかったのですが、蓮杖ご本人の写真も強い眼差しが印象的なものでした。
たまたま前日に「BS日テレのぶらぶら美術館・博物館」という番組で「佐藤時啓 光 - 呼吸 そこにいる、そこにいない」という写真展を紹介していて、写真は「一瞬の妙」と思っている私の常識を覆すような写真を観たばかりなので、蓮杖の苦労や情熱がストレートに伝わってくるようで、小さなまるでポケモンカードのような写真が、とても大きなものに見えました。
紙に墨だけで描かれた「馬」の絵も大好きでした。
夢中で観て廻りましたが、最後の蓮杖の写真や年譜などを見ながら、私にはどうしても見てみたいと思うものが・・・。
それは、蓮杖の名前にもなり、写真でもしっかりとその手に握られている「杖」です。
蓮杖の杖については、蓮杖の杖・下岡蓮杖誕生秘話を見てね。
「蓮杖の杖、どこにあるのかな~。見てみたいね。亡くなった時に手に持たせてあげたのかな?」
と知るはずのないだんなさんにも質問して、苦笑いされてしまいました。
この後、下田の海と蓮じいのディスプレイの前を通り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/7d/832774891e2aabd97ab800b49eeb5ffe.jpg)
ここでは、蓮じいと一緒に写真を撮っても良いそうですが・・・?
ショップに立ち寄ると・・・、だんなさんが、
「○○(私のこと)の見たいものがあるよ~!」
と私を呼んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/33/c4c76f96b96ebdf8c36d7a8400889dd9.jpg)
静岡県人のソールフード さくら棒の「蓮杖の杖」版?
私が見たいのは、これじゃないって・・・。
この日私がつい買ってしまったのは、ゴッホの「夜のカフェテラス」のクリアファイルでした。(フランス旅行で実際にその場所を見てきたばかりで・・・、だんなさんと盛り上がってしまった・・・。)
蓮杖の生まれた下田では、蓮杖を「蓮じい」と呼んだ企画がたくさんあるようです。そういえば以前訪れた下田の寝姿山の頂上に「蓮杖写真記念館」がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/00/4c4113d5b4123bab7a1abe07ef32899a.jpg)
古いカメラや写真を見ることができます。(それから好みの衣装を着て写真を撮ってもらえるそうです。)
施設紹介 静岡県立美術館 静岡市駿河区谷田 53-2
☎ 054-263-5755
つづく