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天空を旅する その14 ( 富山県「立山博物館」 )

2014-09-22 06:30:59 | 不思議紀行
 立山駅前で、車を受け取り、回送をしてくださった方に、「立山博物館」のことをお聞きすると、「立山まちマップ」を見ながら行き方を教えてくださいました。

『   立山博物館

 立山の歴史と立山信仰、その舞台となった立山の自然を紹介している博物館。
展示館、遥望館、まんだら遊苑、かもしか園などの施設があります。芦峅(あしくら)雄山神社から立山大橋あたり一帯にテーマパークや史跡が点在しています。』(立山まちマップより)


     
     個性的な建物が印象的な「立山博物館 展示館」

 受付で伺うと、立山曼荼羅は、ここで見ることができるようです。
展示館の中は、撮影禁止でしたが、立山の雪の大谷ウォークをイメージしたという階段の写真は撮っても良いということなので・・・。
      
     降り注ぐ光、白い壁、壁の切り込みなど、とても素敵な雰囲気です。

この階段を3階まで一気に上がり、展示室を見て回りました。
3階は、

『 立山信仰の源、
  それは自然への畏怖。
  うつりかわる情景への感動である。』

 ます最初に私たちが出会うのは、「ブナの森」、人々のくらしと大地、立山の火山活動、信仰と結びついた立山の地形などを見ることができます。

2階に下ると
『 曼荼羅の精神世界に、人々は何をみたのだろう。』

 立山信仰の世界、立山開山のゆかりの地「玉殿の岩屋」、たくさんのおんば様の像(これはかなりの迫力です!)、立山の地獄に堕ちた人々を救済するために寄進された銅造男神立像、釼岳頂上で発見された平安時代に造られたという錫杖頭、木造不動明王頭部、布橋勧請会を再現したものなどをじっくり観て廻りました。
そして「立山曼荼羅」を観ました。「立山曼荼羅」は、ここには、3点展示されていて、岩峅寺系と芦峅寺系があり、私が前の日に見せて頂いたのは、芦峅寺系のもので、お座敷のところに吊るしてありました。後の2点は、ガラス越しに見るようになっていたので、こちらの2点が本物で直に見られるようになっていたものは、レプリカだったのではないかと思います。(本物はどこに?)
明治以降は、信仰の山から登山の山に変貌していく様子も見ることができました。ここでは、狛犬にも出会いました。
「展示館」を出て、関連の施設を見て回ることにしました。


     
     江戸時代後期に建てられた宿坊「教算坊」


  施設紹介   富山県「立山博物館」 展示館  富山県中新川郡立山町芦峅寺 93-1
                              ☎ 076-481-1216
                         休館日  月曜日(祝日除く) 祝日の翌日
                              年末年始

                                      
 建物内部(階段部分)の美しさにどなたの設計か調べてみたら、「磯崎新アトリエ」でした。磯崎新氏のお名前にピピン! 静岡コンベンションセンター(グランシップ)を設計なさった方でした。

                                                   つづく