サンクチュアリ

美味しい物・綺麗なもの・楽しい事

好きな本 ( きずな 時代小説 親子情話 )

2015-06-12 21:17:40 | 好きな本
 娘が出産のためこちらに帰ってきてから、遠出は心配なので、好きな本を読み返すことにしました。久し振りの大人4人の食事の支度、4月からはだんなさんもお家にいるので、お昼ご飯も3人分・・・。昨年息子が一緒に暮らすようになった時も量や品数に慣れるまで、かなり大変だったのですが、今度はお腹の赤ちゃんにも!と張り切って作ろうとしたので、ともかく大変でした。
これではいけないと思い、大好きな「高田郁氏」の「みをつくし料理帖」シリーズ」を読むことにしたのでした。

「食は人の天なり。」
「口から入るものだけが人の体をつくる。」

 ともすれば、折れそうな心を(根性がないので、すぐに折れてしまう・・・。)奮い立たせるのには、十分な力のある本なのです。全十巻を、み~ちゃん誕生前から読み始め、なるべくお料理を作る時には陽だまりを抱くような気持ちで・・・。

 そんな高田氏のお話の中で、まだ読んでいない物語があるということを知り、近所の本屋さんで探したのですが見つからず、アマゾンでお願いしようかと買い物かごに入れたままになっていたのを、み~ちゃんの「グーン おしりふき」を買う時に見つけ一緒に購入ししたのでした。


     
     「きずな」 細谷正充編  時代小説 親子情話


 宮部みゆき氏、池波正太郎氏、高田郁氏、山本周五郎氏、平岩弓枝氏の5人の作家さんたちが描く親子の絆のお話です。
毎日、娘がみ~ちゃんのお世話をしている様子を見ていて、深く暖かいものを感じている私には、どのお話も心に沁みます。時代は変わっても、変わらないものが存在することを心強く思います。
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好きな本 ( 浅田次郎氏の「赤猫異聞」 )

2015-04-20 15:02:16 | 好きな本
仲良しのIちゃんから本をお借りしました。


     
     Iちゃんの大好きな「浅田次郎氏」の「赤猫異聞」


 大きな本で本屋さんに並んでいたときに気になっていた本でした。もう文庫本になっていたのですね。

『時は、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たちーーー博打打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には・・・・・。
幕末から明治へ、激動の時代をいかに生きるかを描いた、傑作時代長編。』(裏表紙の解説より)

 
 「生きていてよかった。」
岩瀬七之丞が述べる感想が、このお話の主題だ。
牢屋敷同心 中野新之助、工部省御雇技官エイブラハム・コンノオト氏夫人 スウェイニイ・コンノオト、高島交易商会社長 高島善右衛門、陸軍士官学校教官 工兵少佐岩瀬忠勇、曹洞宗寂桂寺住職 湛月和尚と5人の人が、語り継ぐ。
それぞれの行動や思いが丁寧に描かれている。特に興味深かったのは、時代が江戸から明治に変わって行く境目での武士の戸惑いの部分だ。どのような生き方をするのか、どんな死に方をするのか、どのような状況に置かれても、選ぶのは自分自身。一様に厳しく尊い。
 「法は民の父母なり」
いかなる時も「法」は人々を厳しくも慈しむ父母のようで在ってほしいと切に願う。


 
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雪の話  

2015-04-02 09:17:49 | 好きな本
 中学の時の同級生、お気楽仲間、4人組み。久し振りに皆で集まって、賑やかなランチです。
おしゃべりは、身近な家族のことから、最近の事件、富士市の職員の横領のことなど多岐にわたり、とりとめのないおしゃべりは果てしなく続くのでありました。
 その中で、俳優の香川照之さんのことになり・・・。
全員、香川さんのファンという訳ではないのに、余りの迫力に、登場すると目が離せなくなってしまうというお話で盛り上がりました。私の記憶では、最初に観たのは、「ゆれる」という映画の中だったような・・・。
そういえばこんな役もあんな役もとそれぞれが話している中で、仲良しのIちゃんが、何年か前に観たドラマの話をしてくれました。
そのお話に心惹かれた私は、帰ってから、Iちゃんの話してくれたストーリーを元になんというドラマだったのか調べてみることにしました。
Iちゃんの観たドラマは、NHKで1994年に放映された「雪」というドラマだったようです。ドラマのストーリーは、

『 1900年代の東北地方、赤ん坊のころ、ユキ(中島ひろ子)は吹雪で両親を失った。16歳になり、その地方随一の裕福な家から望まれ、嫁入りすることになった。ユキは五里離れた村へ行列仕立てて旅立つが、途中、吹雪で近くの農家へ避難を余儀なくされた。雪に降り込められて進退出来なくなった家の中で、ユキは人間の優しさや醜さを目の当たりにする。暖冬や改稿により企画より足掛け3年と10ヵ月にわたるオールロケが成果をあげた。 』(テレビドラマデータベースより)

残念ながらDVDなどにはなっていないようで、もう観ることはできないようです。
そこで、原作を調べてみました。
原作は「武田麟太郎氏」の「雪の話」というお話でした。これは、「国立国会デジタル図書館」で読むことができました。

     
     プリントアウトもできました。

 少し読みにくいものの興味深く読むことができました。
「雪」の美しさ、恐ろしさ、人の心の機微が短い言葉で分かりやすく描かれているように思いました。
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とうとう・・・。

2014-08-28 16:12:00 | 好きな本
 とうとう大好きな澪ちゃんのお話が終わってしまいました・・・。


     
     高田 郁氏の「みをつくし料理帖シリーズ」最終巻「天(そら)の梯(かけはし)」


 この本が出ることをとても楽しみにしていましたが、今回が最終巻だと前作に書かれていたので、そろそろかなと秋田旅行の初日に本屋さんで探してみるも見当たらず・・・、何となくほっとしたのを覚えています。旅行から帰ってきて地元の本屋さんに並んでいるのを見たときには、あ~完結してしまった・・・と読む前から哀しいような嬉しいような気持ちを味わいました。
「雲外蒼天」 思った通りの終わり(始まりなのかな?)でした。
巻末の料理番付け、「つる家」は、もちろん、よく見ると「真帆屋」の「新琥珀寒」の文字もあります。
毎日のお料理を大切に作って行きたいと思わせてくれる大好きな本です。
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好きな本 ( 劇団ひとり氏の「晴天の霹靂」 )

2014-01-17 07:42:35 | 好きな本
 前作「陰日向に咲く」で私の中のある部分に強烈な印象を残した「劇団ひとり氏」の本を見つけました。それも気になって仕方がない俳優さんの一人「大泉洋さん」の顔写真が載っている「映画化決定」の帯をつけて・・・。早速手に取って、ペラペラをめくると・・・、”ペーパーローズ”文字が・・・。
 ここに遊びに来てくださっている方の中には、ご存知の方も多いと思いますが、私は、お仲間たちと「パピエロゼ」という折バラの会で活動していました。(・・といっても希望する方に折バラを教えるだけだけれど・・・、それも最近は定期的な活動はしていませんが・・・。)  パピエロゼは、ペーパーローズ(紙のバラ)なのです。私たちのパピエロゼとお話の中のペーパーローズはずいぶんと違ったものですが、小さな文字に心惹かれました。


     
     劇団ひとり氏の「晴天の霹靂」


 「普通」を手に入れる難しさを嫌というほど知って、自分が特別だって思わなくなったナイナイづくしの売れないマジシャンの晴夫、三十五歳。晴夫の身におきる「晴天の霹靂」の出来事。だって凄いのよ、自分が生まれる前に、40年も昔の世界に行ってしまうのだから・・・。
そこで、見たものは・・・?
 笑って、笑って、泣ける。(これでは、映画の見出しだわ!)みんな、みんなどの人にもある物語。私の中で「優しい男性」として心惹かれた「探偵はBARにいる 2」の探偵役の「大泉 洋さん」が、晴夫を演じるそうです。(ちなみに私の中の「優しい男性」ベスト3は、「メゾン・ド・ヒミコ」の晴彦さん、「野ブタ。をプロデュース」の彰くん、そして、この探偵さん)
「劇団ひとりさん」は、繋がりをとても大切にする作家さんですね。

 


 
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好きな本 ( 万城目学氏の「とっぴんぱらりの風太郎」 )

2013-09-30 07:14:11 | 好きな本
 だんなさんが、近所の本屋さんに寄るというので、一緒に行って、新刊本の台の上に二山になって積まれているのを発見しました。手に取って見ようとしているところに、運良く(運悪く?)、パソコンの雑誌を手に、レジに向かうだんなさんと遭遇、
「買うなら一緒に買うよ。」
というので、迷うことなく、手渡して・・・。(まあ、厚いので枕にもできそうですし・・・。)


     
     万城目学氏の「とっぴんぱらりの風太郎」


 私たちを「竹生島」に行かせた「偉大なる、しゅららぼん」から2年余り、京都(鴨川ホルモー)、奈良(鹿男あをによし)、大阪(プリンセス・トヨトミ)、そして、滋賀(偉大なるしゅららぼん)、だんだんと東に舞台を移す万城目氏に、愛知県を飛ばして「静岡県」(万城目は、静岡で働いていたことがあるとか?)に、来て来て!とこっそり、ラブコール(念力?)を送っていたのに・・・。また大阪か?
まだ、買ったばかりで、本をなでなでしている状況なので・・・。
 お話の内容は、こんな感じらしい。

『関が原の戦いから12年、天下は豊臣から徳川へ──。伊賀を追い出され、京で自堕落な日々を送る“ニート忍者”風太郎。その行く末は、なぜか育てる羽目になった、ひょうたんのみぞ知る!? マイペース忍者・黒弓、美貌の忍び・常世、かぶき者の頭目・残菊、謎の貴人・ひさご様……さまざまなキャラクターが織りなす驚きに満ちたな物語のクライマックス、その舞台は、難攻不落の大坂城! 著者二年半ぶりの大大大長編は、初の時代小説にして万城目ワールド全開、興奮と感動のラストが待っています。(SY)』(文芸春秋ホームページより)

 実は、私は、「本」がとても好きです。読むことはもちろんですが、紙の手触りや香り、文字の並び、表紙と裏表紙を開いたところの紙(正式には何か名前があるかと?)の色や材質、栞紐(正式名称不明)の色、等々。
そして、どんな本でも汚れるのが嫌なので、買ってくるとまず、カバーをかけます。文庫本用には市販でもたくさんあり、私もいくつか持っていて、本に合わせて楽しんでます。ハードカバー用には、以前パピエロゼのT木さんから頂いた革製の立派なものがあるのですが、今回の「とっぴんぱらりの風太郎」のような厚い本には、使えそうもないので、自分でカバー(今回は包装紙というおそまつなものですが)をかけます。
以前、子供たちのお世話になった高校で、図書ボランティアをしていた時、市の図書館の本のように新刊本にカバーを掛けるお手伝いもしたことがありました。巻物のようなビニールシートで綺麗にカバーできるので、どこかで売っているのなら欲しいなあと思います。


 
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好きな本 ( 山本兼一氏の 「おれは清麿」 )

2013-09-24 09:35:19 | 好きな本
 だんなさんと「佐野美術館」の「生誕200年 清麿展 幕末を駆け抜けた孤高の刀工」に行った時、迷いに迷って、”猫に小判””豚に真珠”などのことわざが浮かぶも、気迫で吹き飛ばし、買ってしまった・・・、「清麿展」の図録。


     
     鎬地の色のような表紙の図録


 この中で、作家の山本兼一氏の書いたものも載っていて、「清麿」のことをもっと知りたいと思い、図書館で「おれは清麿」をお借りしてきました。(実は同じ作家さんの「いっしん虎徹」は文庫で持っていたので、できれば同じ文庫が欲しかったのですが、まだ文庫化されていませんでした。) 


     
     山本兼一氏の「おれは清麿」


 お話の中に登場する刀や薙刀など、図録で確認しながら読みました。
清麿が「強く、まっすぐに生きる」という「志」を込めて作った刀は、今でも光輝いています。
今年のkaoとの旅行では、”萩”にも行く予定です。江戸時代に作られた古地図を片手に清麿にも会って来ることにしましょう。


 
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好きな本 ( 坂木 司 氏の ひきこもり探偵シリーズ )

2013-07-09 23:00:52 | 好きな本
 「和菓子のアン」を読んで、同じ作家さんの本の紹介が載っていて、気になってしまい、つい読んでしまった「ひきこもり探偵シリーズ」の3冊。


     
     ひきこもり探偵シリーズ 「青空の卵」「仔羊の巣」「動物園の鳥」


 ひきこもり探偵三部作って・・・?
最近、少々理由あって、ひきこもり気味の私ですが、家に居ると、本がずんずん読めちゃう・・・。
読んだ本が、あちこちに積み上がって・・・、根っからの散らかしやさん?

 外資系保険会社に勤める僕(坂木司)とひきこもりコンピュータープログラマーの友人(鳥居真一)。二人が身近なところで起こった不思議な事件を解決していく中で、色々な人々と知り合い、繋がって、過去の事件や辛さを乗り越えてようとするお話。
 随所に???は、あるものの、個性的で温かい人々とのやりとりは、ほんわかと優しい気持ちにさせてくれました。
鳥居の作るお料理、取り寄せてある全国銘菓、とても美味しそう。「動物園の鳥」の最後には作り方やお取り寄せ先などが載っていて、ちょこっと嬉しい。

 
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好きな本 ( 江國香織氏のすきまのおともだちたち )

2013-07-03 11:40:01 | 好きな本
 題名が気になって、手に取ってみたら、とても綺麗な色の絵が描かれていました。


     
     江國香織氏の「すきまのおともだちたち」


 裏表紙には
『庭で育てたレモンの木からレモネードを作り、針仕事で暮らしている「おんなのこ」。両親は最初からなく、車も運転できる古びた「お皿」と住んでいるー。仕事で訪れた街で道に迷い、帰れなくなった新聞記者の「私」は、客として彼女たちにもてなされることになるのだが・・・。けっして変わらないものが存在し続ける、そんな場所で出会った、小さな女の子とのいっぷう変わった長い長い友情物語。』
とあります。

 この本は、解説もお話と同じくらい素敵で
『好きになった本は、ふと思い出しては読み返す。読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。すっかり忘れていた場面に妙に反応してしまったり。なぜそんなふうに、読むたびに感じ方が変わるのか。答えはかんたん。自分が変わったからである。本の中身は、変わらないのだから。(後略) 』
で始まります。

 初めてこの本を読んだのは、揺れる列車の中でした。
初めて出会った物語の中で一番印象に残ったのは・・・。
「おんなのこ」と一緒に寒村に旅に出た「私」は、年老いた黒い犬のためにバターを町に買いに行った帰りの「おとこのこ」と知り合いになります。賑やかだった村が「寒村」になってしまっていますが、「おとこのこ」は、
「でも、それは全然悲しいことじゃないんだよ。だって寒村ってそういうものだろう?村には村の仕事があって、それはさびれることだったんだ。」
と言い放ちます。なんだかきっぱりしていて、
「世界だもの。確固たるものでなきゃあ。」
と言う「おんなのこと」とおんなじです。
 現実を受け入れて生きていく潔さみたいなものが感じられました。

 二度目にこの本を読んだのは、家のリビングでした。
気になったのは、夜の海でハーモニカを吹く「おんなのこ」と「私」が、「泣き虫で年をとった風呂敷」に出会うところです。これは、月や星のでる海辺で「おんなのこ」が「泣き虫で年をとった風呂敷」を広げている挿絵が、涙が出るくらい綺麗だったからかもしれません。
妙に気位の高いお皿や、年をとって背中のまがったネズミの靴屋さん・・・、「すきまのおともだちたち」は魅力的です。私たちの住むこの世界と時の流れの違う「すきま」・・・。行ってみたい・・・。



 
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待ってました! ( 高田郁氏の みをつくし料理帖 「残月」 )

2013-06-17 07:27:21 | 好きな本
 前作「夏天の虹」の「みをつくし瓦版」の最後で、

『いつも「みをつくし料理帖」をご愛読頂き、心から感謝いたします。これまで年に二冊のペースで刊行して参りましたが、次巻まで一回分、お休みを頂きたく存じます。長年温めていた題材の資料が時の経過とともに失われていくことを危惧し、その取材と執筆に専念させて頂きたいのです。次巻の発売を心待ちにしてくださる読者の皆様にはお詫びの言葉もありませんが、作者の我が儘をどうかお許しくださいませ。』

と書かれていたので、「みをつくし料理帖」シリーズの既刊の7冊、「みをつくし献立帖」、「出世花」、「銀二貫」、「高田郁ができるまで」などを読みながら、首を長くして待っていました・・・。
15日に発売という情報を得て、それはそれは、楽しみにお待ちしておりました。
(新しい本が出るのを楽しみにするというには、「京極夏彦氏」の妖怪シリーズ以来かもしれません。)


     
     みをつくし料理帖 第八弾 「残月」


 辛いことの多かった前作から1年3ヶ月、「残月ーかのひとの面影膳」というお話で、待ちに待った澪ちゃんのお話が始まります。かのひととは、もちろんつる家の助っ人料理人、又次さんです。
つる家の人々の優しさが切々と伝わってくる良いお話です。
 「雲外蒼天」 これからも大変なことがたくさんありそうな澪ちゃんですが、高田さん、いつかとびっきりな青空を見せてくださいね。

 

 

 

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