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天空を旅する その9 ( 室堂散策 2 )

2014-09-16 07:11:20 | 不思議紀行
 さて室堂散策の続きです。

     
     湖面に雲と山々を映す「みどりが池」

「みどりが池」は深さ最大1.5m、その昔、修験者が水取をしたところだと言われているそうです。

     
     雲が流れ、青空が広がりました。一番右の高い山は、標高3003mの「雄山」です。

 この旅行に行く前に、テレビで、この「雄山」に小学生が登って行くのを見ました。富山県の小学生は、この山に登って”一人前”だということですが、願い事を書いた石を持って、子供たちは元気に登り、登りきると山頂の神社のお社の下に願い事を書いた石を置いて、お祓いを受けていました。誇らしげな子供たちの顔は、輝いていました。


     
     日が傾き、小さな池を金色に輝かせます。


      
     素敵な色をもらったものです。 

       
                   
     水滴のついたこのお花、今回の旅行での一番のお気に入り・・・。


     
     髪を風になびかせて走る少女のよう・・・。

 これは花でなく「チングルマ」の実、花が終わった後のおしべが長く伸びたものだそうです。霧に含まれる水分で、羽毛のような実にいっぱい水滴を付け、とても愛らしいです。名前は稚児車(風車のこと)がなまったもので、この実の姿からの命名のようです。
「チングルマ」のお花は白くて可愛いこのお花です。
     


     
     積み上げられた石や石塔などが並んでいます。


     
     石の祠、梵字のような文字が刻まれた石など、信仰の山ということを感じます。

 ここから、立山信仰の聖地「玉殿岩屋」に行きたかったのですが、日が暮れてきてしまいました。距離も道程もわからないので、暗くなってしまっては、危険かと思い断念しました。伝説では立山開山の祖・佐伯有頼が白鷹と熊に導かれて巡り着いた岩屋で、阿弥陀如来を拝したといわれています。(立山室堂周辺トレッキングガイド参照)

                                                    つづく