勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

素晴らしきかな、人生 / Collateral Beauty

2017年03月12日 | 洋画(アメリカ系)
順風満帆だった人生から、娘の死を切っ掛けに一気に人生のどん底に落ち込んでしまった企業経営者の男性が、自分の人生を取り戻すまでの話。

錯誤によって取締役会を主導するのは、法的に許されることなんですかね?だって、取締役会で流されたビデオは、ねつ造だよね?「騙された!」って、ハワードが出るとこ出たら、勝てると思うんだけどね?

そこのところだけがちょっと引っかかったけど、全般的には非常にいい話。ハワードだけじゃなくて、その仲間、ホイットも、クレアも、サイモンも、みんな自分の人生に色んなトラブルを抱えていて、それが“解決”していく。そういう流れは良いと思います。

ラストは、ちょっと意外でした。まぁ、なんか、ハワードとマデリンが良い感じにも見えたので、そう言う事になるのかなぁと思っていたんですが、実際にはそれ以上の事でした。そう来たか・・・と。

ウィル・スミスって、メン・イン・ブラックシリーズの、賑やかで楽しい役のイメージがありますが、実は、『幸せのちから』や、『7つの贈り物』の様な、結構深い役もやっているんですよね。この作品も、その流れの作品。表情で、上手く演じていました。大した俳優ですね。

原題の“Collateral Beauty”とは、『しあわせのおまけ』と作品の中では訳されていました。ハッピーではあるけど、ビターなハッピーエンディングなので、邦題よりも原題の方が良さげな感じですね。

タイトル 素晴らしきかな、人生 / 原題 Collateral Beauty

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2016年/アメリカ
監督 デビッド・フランケル
出演 ウィル・スミス(ハワード)、エドワード・ノートン(ホイット)、ケイト・ウィンスレット(クレア)、マイケル・ペーニャ(サイモン)、ヘレン・ミレン(ブリジット)、キーラ・ナイトレイ(エイミー)、ジェイコブ・ラティモア(ラフィ)、ナオミ・ハリス(マデリン)