勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

エル・クラン / El Clan

2016年09月18日 | 洋画(その他)
アルゼンチンで、1980年代に実際に起きた誘拐事件え描く。家族で誘拐ビジネス・・・。怖いです。

数年間に渡りビジネスとして誘拐を行っていたにしては、結構その手口は雑です。恐ろしいほどに雑です。最初の内、「なんでこんなに雑なのに捕まらないんだ?」と思っていたんですが、父親の経歴がモノを言っていたようですね。時の捜査機関とそれなりのいい関係であったようです。まぁ、南米にはありそうな話ですね。

他にも怖いと思ったのが、長男。基本的には善良な人間なんでしょうけど、誘拐ビジネスを手伝っている上に、何食わぬ顔でラグビーチームに参加しているってねぇ。なんか精神構造が・・・。それが故に、彼の人生の結末は悲しい結末になるんですけどね。

次男は・・・。まぁ、あんなもんなんでしょうね。むしろ喜々として誘拐ビジネスに参加していたような気が・・・。

母親を始めとした女性陣はと言うと、母親は、夫のしていることを知っていたんじゃないですかねぇ。どうも・・・。でも、長女、次女、長男の妻は知らなかったのかな。

いやぁ、怖い話です。

タイトル エル・クラン / 原題 El Clan

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2015年/アルゼンチン
監督 パブロ・トラペロ
出演 ギレルモ・フランチェラ(アルキメデス・プッチオ/父)、リリー・ポポビッチ(エピファニア・プッチオ/母)、ピーター・ランサーニ(アレハンドロ・プッチオ/長男)、ガストン・コッチャラーレ(マギラ・プッチオ/次男)、フランコ・マシニ(ギジェルモ・プッチオ/三男)、ジゼル・モッタ(シルビア・プッチオ/長女)、アントニア・ベンゴエチェア(アドリアナ・プッチオ/次女)、ステファニア・コエッセル(モニカ/アレハンドロの妻)