勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ロボジー

2012年01月15日 | 邦画
『ウォーターボーイズ』で男子シンクロを、『スウィングガールズ』でビッグバンドジャズを、そして『ハッピーフライト』で航空業界を描いた矢口史靖監督の最新作品。今回は、ロボット業界にメスを入れています(笑)。

何と言っても、主演の『新人』五十嵐信次郎が話題ですね。新人といっても、その実は、ロック界の大御所ミッキー・カーチス。でもねぇ、ミッキー・カーチスとは思えないほど、鈴木重光を演じる五十嵐信次郎は枯れていますよ。背中の猫背具合とか、鼻眼鏡具合とかね。

ロボットを描いた作品なので、実際のロボットも多数出ています。村田製作所のムラタセイサク君とか、テムザックのロボットとか。他にも、産総研などのロボットも出ていたみたいです。でも残念ながら、ロボット界一有名な、アシモは出ていませんでしたね。ムラタセイサク君が出ていたんで、アシモも出ても良かったのでは無いかと思いますがね。

門司港駅のレトロ駅舎が映っているので、舞台は北九州ということで良いのでしょうか?そういえば、矢口史靖監督の作品って、『ハッピーフライト』は、その設定上、東京なのは仕方ないとして、『ウォーターボーイズ』は静岡県、『スウィングガールズ』は山形県と、地方を舞台にしますね。何か、東京で描かないというポリシーでも有るのでしょうか?

それと、これはテレビを見て知ったのですが、『ウォーターボーイズ』は鈴木智、『スウィングガールズ』は鈴木友子、『ハッピーフライト』は鈴木和博、そしてこの『ロボジー』も鈴木重光と、主人公が全て鈴木性なんですね。これも、矢口史靖監督のこだわりなんでしょうか?

どういう結末を迎えるのは、考えながら見ていたんですが、なるほどねぇ。そう言う終わり方ですが。考えてみると、ああいう終わり方しか無いかも。と言う事は、吉高由里子演じる佐々木葉子は、ミイラ取りがミイラになったみたいなものなのかもね(笑)。

楽しい映画です。年の始にこう言う楽しい作品は、良いと思います。

タイトル ロボジー
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2011年/日本
監督・脚本 矢口史靖
出演 五十嵐信次郎(鈴木重光)、吉高由里子(佐々木葉子)、濱田岳(小林弘樹)、川合正悟(太田浩二)、川島潤哉(長井信也)、田畑智子(伊丹弥生)、和久井映見(斉藤春江)、小野武彦(木村宗佑)

[2012/01/15]鑑賞・投稿