勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ナイト ミュージアム(2006年)

2007年03月10日 | 洋画(アメリカ系)
先行上映に行ってきました。結構客の入りは良かったですね。子供が多いかとも思ったのですが、吹き替えバージョンではなく、字幕バージョンを鑑賞したので、子供の姿はありませんでした。ちょっと安心しました。

夜の博物館。夜の学校と同じように、ちょっと怖いような気もする場所ですね。でも、行って見たい気もします。で今回は、自然史博物館で、夜な夜な展示物が生き返ると言う、ありがちな定番のストーリーになっています。しかし、その生き返る展示物は、一癖も二癖もあるようなものばかり。なぜか追いかけっこが好きなT-REXの化石、頼りになるけどシャイな元アメリカ大統領の蝋人形、いたずら好きの剥製のサル、血気盛んなローマのミニ将軍とアメリカ開拓時代の西部のミニカウボーイ、そして、この展示物の生き返りの元となる紋章の持ち主のエジプトの若き王(包帯の下はイケメン)etc.etc.・・・。およそ自然史博物館にありそうなすべてのものが生き返ります。そしてその博物館では、ある”陰謀”が進行しているというのが、この映画のベースストーリー。

そんな不思議で、困った博物館の新任夜警ラリーに扮するするのがベン・スティラー。離婚して、元妻は裕福な生活、別れた元亭主は泣かず飛ばずという、こう言う物語には典型の設定。しかも、元妻の再婚相手は、リッチな株のブローカー。株ブローカーって、アメリカでは儲かる職業の典型なのでしょうか。そういえば、失業した父親と子供が幸せに向かって格闘する『幸せのちから』でも、主人公が目指すのはリッチな株のブローカーでした。でもこう言うときって、なんで子供は貧乏な父親と一緒なんでしょうね? まぁ、裕福な母親と一緒にいてしまったら、あまり物語にはならないのかもしれませんが。それにしても彼は、どたばたコメディーにピッタリですね。それと、元アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトに扮しているのが、これまたコメディー俳優ロビン・ウィリアムズ。ベテランの余裕たっぷりの演技が見れます。

全般を通して突っ込みどころは満載です。物語終盤のサカジャウィアが展示物を捜索するラリーに協力するシーンでは、まじめな顔をして、サカジャウィアが結構笑える事をしています。ここでは、みんなから笑がおきていました。その他にも、いろいろありますが、基本的にはドタバタコメディーなので、ストーリーに関して多くは語らないことにします。あまりにも馬鹿らしくて、笑えます。最後は、お約束のハッピーエンド。子供と一緒に行っても、安心な映画です。

タイトル ナイト ミュージアム
原題 Night at the Museum
日本公開年 2007年
製作年/製作国 2006年/アメリカ
監督 ショーン・レヴィ
出演 ベン・スティラー、カーラ・グギーノ、ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルーニー、ビル・コッブス、ロビン・ウィリアムズ

[2007/03/10]鑑賞・投稿