勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ローレライ(2005年)

2005年03月05日 | 邦画
タイトル ローレライ

---感想---
『踊る大捜査線』シリーズのプロデューサー亀山千広製作の映画。踊るとは異なり、こちらは戦争映画である。まぁ、普通の戦争映画ではないが。原作は、福井晴敏。福井晴敏の原作では、今年、もう一つ公開が予定されている(『亡国のイージス』)。

映画と言うことで、原作より話のスジは簡略化されており、また、設定も若干異なる。原作を知っている場合は、そのことを肝に銘じるべきであろう。やはり、映画と言うことであるので、物語性が少々強く出されている様な気がするのは、気のせいか?

一応、第二次世界大戦時の設定であるが、その設定は若干、いやかなり甘い。終戦時の海軍軍令部総長は、 豊田副武であるのだが、この物語では、楢崎と言う架空の人物になっている。折角の物語であるので、そのあたりの時代考証は、正確にして欲しいと言うのは、欲張りだろうか? それと、イ507や、アメリカ海軍の太平洋艦隊は、当然CGなのだが、ちょっとちゃちい。CGであることは一目瞭然。最近の技術であれば、もう少し上手く出来る様な気がするのだが・・・。そこがちょっと残念である。

などとは言うものの、まぁまぁ、いい映画である。若干泣かせるような所はあるし。見ても損はしないと思います。

製作国/公開年 日本/2005年
製作 亀山千広
原作 福井晴敏
監督 樋口真嗣
出演 役所広司、妻夫木聡、柳葉敏郎、堤真一、石黒賢、香椎由宇

[2005/03/05]鑑賞
[2006/01/10]投稿