「電車で一つの席に二人で突進して、負けたほうはプンプンして、買ったほうは寝たふりをする。これを見て恥ずかしくなりました。ロシアでは、ほかに座る人がいないのを確かめてから座ります。」
参りました!
人のことをとやかく言っている場合ではありません。
自らを戒めないと(汗)。
株主から手紙が来て、貴方の会社の株主であることを誇りに思う、という手紙を受け取ったという社長がいた。新聞に載ったその会社の記事を見て、感動して手紙をくれたのだそうだ。
「日本でいちばん大切にしたい会社」より。
経営者がいちばん大切にしなければならないことは、社員とその家族を幸せにすること。社員とその家族が幸せでなければお客様を幸せにすることはできません。
その次に大切にするのは、外注先、下請け企業です。自分達にできないこと、きつい仕事、やりたくない仕事をしていただいているからです。
このあとに、顧客、地域社会、株主と続きます。株主の幸せは、結果です。社員、外注先、顧客、地域社会を幸せにできれば、自ずと株主に還元できます。
21世紀は心の時代です。もう金の亡者とは決別です。なぜ、人々はそう考えるようになったのか、それは多分、生きることに必死にならなくてよくなったからではないでしょうか。衣食足って礼節を知るの例えのように、余裕が出てきて、はっと我に返ったのではないでしょうか。こういった現象は、地域限定ではなく、地球規模で同時多発的に起こると思います。もちろんまだまだ生きるのに必死な地域はたくさんありますが、先に走っている人がそれに気付いて、手を差し伸べようとしているとも思います。
「日本でいちばん大切にしたい会社」や「最後のパレード」が出版されたのは、時代の強い意志だと思います。
日経BP社創立40周年記念シンポジウムに参加しています。
東芝の西田社長のお話に感動しました。
東芝は、生命・安全・コンプライアンスを最優先する「地球内企業」である。
イノベーションは革新と日本語では訳されるが、中国語の「創新」を使いたい。
イノベーションは、営業のイノベーション、設計のイノベーション、生産のイノベーションの3つのイノベーションが一体となって行われて、初めて圧倒的なイノベーションにつながる。
応変せよ、一変してだめなら二変してみよ、それでもだめなら三変してみよ。
「ワークライフバランス」ということばがあるが、東芝は「ワークスタイルイノベーション」と言っている。
人は、いつアイデアがひらめくか?73%がオフタイム。その中で電車の中でボーっと景色を眺めているときが一番多く、次が風呂の中。私にも経験がある。
マジックテープを発明した人は、山歩きをして、草の実がくっついてきたのにヒントを得たらしいが、私も子供の頃よく山に行って草の実をつけてきたが、何も気付かなかったなあ、あっはっは。
西田社長はとても楽しそうにお話される。時間超過して、もうお話できずに残念ですがと、とても残念そうに降壇された。東芝の社員は幸せだなあと思いました。