片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

NHKスペシャル「権力の中枢に踏み込んだ男100日の記録」を見て

2010年02月28日 | 私の正論
湯浅誠氏

“年越し派遣村”の村長を務めたあの湯浅誠氏が内閣府参与となり貧困対策に乗り出した。
粘り強く国や県、自治体、ハローワークなどと交渉したが、埒が明かない。

自治体の人がやる気がないわけでもなく、悪意があるわけでもない。
しかし、公平性や部署間の調整を考えると動けなくなっている。
縮こまっているという。

世論の後押しがないと、もはや彼らは動けない。
湯浅さんは、そう語る。

緊急対策としてようやく実施にこぎつけたワンストップサービスで、所持金が、30円しかない失業者を目の前にして、調書を取るだけで救うための手段を講じようとしない自治体職員。その職員が悪いと言うのは簡単だが、市民がもっともっと自分たちの問題として捉えないと、結局自治体職員も勇気が出ないというのが実態ではないだろうかと湯浅氏は言う。

結局湯浅さんは辞表を出したという。
国にも自治体にも、そして失業者を白眼視する国民にも愛想をつかしたのではないだろうか。
権力の中枢で力の限りを尽くしたが、これまでのように、NPOで自分にできることをやったほうが効果があると思ったのではないだろうか。
だとしたら、国とは、自治体とはなんだろうかと思わざるを得ない。

番組を見ていて、自治体職員の「顧客」はだれだろうかと考えてしまった。市民が顧客、しかも「困った市民こそが真の顧客」ではないのだろうか。
失業者という最大の顧客を前にして、有効な支援策を提示できない自治体職員。自身の存在価値はあるのだろうかと思ってしまう。

それにしても湯浅氏の冷静な交渉には頭が下がる。

日本人に自信を取り戻させてくれる本の出版記念パーティーがありました

2010年02月28日 | 私の正論
先日、三技協の仙石社長から郵便物が送られてきました。
「見えない資産の大国・日本」という本が入っていました。
そこには、日本人の素晴らしさが随所に書かれていました。

その出版記念パーティーが、27日、有楽町の外国特派員センターでありました。

著者は、日下公人、元ソニーの大塚文雄、ロナルド・A・モースの三氏。

日下さんは、これから世界をリードするのは、日本とフランスとドイツだと言ってました。
世界で歴史が途絶えなかった国だからだそうです。
ドラッカーは「利益は将来の費用と言ったが、そんなことは日本人はみんな知っている、ドラッカーさんに言われるまでもない。」とも

モースさんは、これまでアメリカを見習えと言ってきたが、日本のインタンジブル・アセットは素晴らしい、アメリカは負けましたと言ってました。

私も日本人の素晴らしさを感じたことがあります。
シュバイツァーの「生への畏敬」を読んだとき、カバが子連れで河を渡る姿を見て、生きているのは人間だけではないのだと感じたと書いてありました。こんなの日本人ならだれでも感じていることなのになと思いました。

これからの時代は、競争の時代ではなく、すべてのことに気を遣いながら生きていく時代だと思います。

写真は著者3人です。
ミーハーな私としては、3人の方と名刺交換し、著書にサインをしていただきました。
世界に一冊の本です。


 

ユーザーが語るBiz/Browserアプリケーション事例

2010年02月26日 | Biz/Browser
伊藤忠エネクス 「ポータブルカーナビを利用した保安点検システム」

イトーキ   「既存資産の有効活用とレガシーマイグレーションの実現」

会員発表   Biz/BrowserとGeneXus連携について

JUAS細川専務理事 基調講演「システムの明日を考えるための見える化」  

 GeneXusジャパン大脇会長  特別講演「21世紀の業務システム開発~Biz/BrowserとGeneXusによる~」  

顧客のことだけを考える

2010年02月26日 | Biz/Browser
昨日の「Bizの明日を考える会」主催のセミナーは、異様な盛り上がりでした。

Biz/Browserを子供のように思っている私にとって、至福の一日でした。

Biz/Browserが、なぜこのように多くの人たちに愛されるのか考えると、それはやはりお客様第一で考えているからだと思います。

昨日発表してくださった、ヤマトグループ、イトーキ、大成建設、伊藤忠エネクスのみなさまが異口同音に語るのは、実際に操作する人の使いやすさです。
人に喜ばれることがどれほどうれしいことか、講演者のお話でわかります。

許可していただいた方の映像が見られます、ぜひご覧ください。

懇親会の中締めで、木内里美さんに挨拶していただきましたが、「力のあるユーザが、善し悪しを自分の目で確かめて採用し、口コミで伝えることをしないとだめだ」とおっしゃってくださいました。Biz/Browserを採用してよかったと思えるのは、ユーザだけなのです。大手のSIerもハードベンダーも、SIやハードで儲からないから積極的にはBiz/Browserを採用しようとはしません。

昨日の異様な盛り上がりは、Biz/Browserの時代が来た!とだれもが思うような雰囲気でした。
JUASの細川専務理事も、基調講演のあと、いったんお帰りになって、懇親会に改めて出席してくださいました。ユーザ主催の会だということがとても気に入ったご様子でした。

感謝


いよいよ明日Biz/Browserユーザ会主催の発表セミナーがあります

2010年02月24日 | Biz/Browser
2010年2月25日午後セミナー開始です。

一部ustreamでも流すようですから、お楽しみに!


ユーザ会のみなさま、そしてアクシスソフトのスタッフが、いるいろ準備して迎える桧舞台です。
ヤマトグループ、大成建設、イトーキ、伊藤忠エネックスといったところが発表します。
基調講演は、なんと日本最大のユーザ団体である、JUAS日本情報システムユーザ協会の細川専務です。
また、業務提携したGeneXusジャパンの大脇会長も、GeneXusとBiz/Browser連携の重要さについて話してくださいます。
もちろんBiz/BrowserとGeneXus連携についての技術的な話もあります。

200人近いかたがエントリーされて、すでに満席です。
本格的な基幹業務のWeb化の時代が来た感じです。



大学で職業指導が2011年度から義務化されるという

2010年02月24日 | 感動したこと
大学生の8割が、就きたい職業がないまま卒業するという。
これでは大学で学ぶ意味がない。

昨日お話を伺った今井義貴さんは42才で流通経済大学に入り、小売業を経営しながらこの春卒業とのこと。
大学で学ぶことがそのまま実践できるという。
目的を持って学ばないと何の意味もないことを痛感した。

ポスト・グローバル時代の日本の役割

2010年02月22日 | 私の正論
アレクサンダー・ゲルマン氏が「ソトコト」3月号で語ってました。

日本人がどうやって自分達の伝統文化を守り、継承しているか。
その姿勢や方法を、他の国の人たちに伝えるべきだし、他の国の人たちは日本人からそれを学ぶべきでしょう。
日本人は、文化や自然に対して独特な歴史を持つ民族であり、その歴史は、世界に伝えるだけの大きな価値や魅力がありますから。
それは、ポスト・グローバルの時代において、異なる伝統文化を持つ国々が、どうやって調和を保ちながら共存していけるかという答えを見つけるための、大きなヒントになるはずです。
世界各地のローカル同士が、互いの地域文化を認め合い、共存できるよう、日本の役割を果たして欲しいと思います。


また今日、イタリア在住の友人加藤なおみさんからメールが来て、イタリアもグローバル化の波に晒されていて、とても大変だとのことでした。ユーロでヨーロッパ経済が統合されたためのようです。

日本の目指すところは、経済のリーダーではなく、文化のリーダーではないでしょうか。



音楽と小説や映画の違い

2010年02月21日 | こころ
青ちゃんバンドの青木さんと木下さんと先日飲んだ。
青ちゃんはエネルギー会社の社員で、今は関連会社の部長さん。
音楽をこよなく愛しておられる。

いろんな話をした。

音楽って不思議ですね、同じ曲を何度聴いても飽きないし、むしろ繰り返し聴くことで好きになっていく。
小説や映画は、二度読んだり観たりすることは少ないですよね、とか。

夕方寝て、朝起きたとき、昨日の自分と今朝の自分が同じ人物だとどうして確信できるんだろうとか。

鏡に映る自分の顔を見て、他の人が自分を見るとき、自分が見ている顔と同じに見えてるのだろうかと思ったり。

自分が生きているから世界があるので、自分が死んでしまえば世界もなくなる、とか。

たまにはこういう話もいいですね。