片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

黄原亮司門下生チェロ発表会

2013年08月31日 | チェロ奮戦記


私はベートーベンチェロソナタ1番ヘ長調の第一楽章を演奏しました。
ピアノとの掛け合いでは、早く出たり遅く出たり、音程が狂ったりと、いろいろ反省点はありますが、よくやった!と自分を誉めてやりたい気持ちが一番です。

緊張から解放へ。
さて、仕事も頑張らねば。



チェロコンサートへのお誘い

2013年08月29日 | チェロ奮戦記
私のチェロの先生の黄原亮司さんという方がいます。


中国にいた子供時代はチェロの神童と言われ、田中角栄が日中国交正常化のため
に中国に行ったとき御前演奏をしたような方です。
でも文化大革命などがあって中国では音楽活動はできないと諦め、チェロを捨て
て日本に渡りました。

日本では経済学かコンピュータを学ぼうと思っていました。
しかし日本語の壁が厚く、なかなか目的が果たせないまま新大久保のガソリンス
タンドで洗車のアルバイトをしながら悶々としていました。

近くには東京交響楽団の練習場があり、目の前を楽器を担いで談笑しながら通り
過ぎていきます。
かつての自分は上海交響楽団に属しており、東京交響楽団は姉妹楽団で、交流が
あったのだそうです。

自分は何をしているのかと、すっかり落ち込んでしまったそうです。
そんな中キリストの教会の方に声をかけられ、教会で求められるままにチェロを
弾いたところ、みなさんが涙を流して喜んでくれたのだそうです。自分の演奏を
喜んでくれる人がいるということを初めて体験したのです。それまでは技巧に走
り、これでもか、これでもかといった演奏をしていた自分はなんだったのかと思っ
たそうです。

それから芸大の大学院を卒業しアメリカ留学もして、東京交響楽団のチェリスト
として、また個人での演奏活動家として、喜んでもらえることを目的にどこへで
も出かけて演奏されてます。

黄原さんの音色は実にさまざまです。
どんな気持ちで弾くのかと聞いたところ、過去の絶頂期の気持ちや、母親から別
れて日本に来るときの気持ちなど、いろいろ思い浮かべながら弾くのだそうです。
絶頂と絶望を味わった演奏家であり、人の情けのわかる演奏家なのです。

ですから私のような者にも実に親切に教えてくれるのです。

その黄原さんにお願いして、年に一度私の知り合いを中心にお声がけし、コンサー
トを開いてもらうことにしました。

前置きが長くなりました。

日時:10月19日(土) 14:00から16:30
場所:東京都新宿区百人町1-17-8 
   淀橋教会2階 小原記念チャペル
   http://www.yodobashi-church.com/


興味がおありの方は、私宛メールをください。
パンフレットを送ります。
全部で120席の会場ですので家庭的な雰囲気でお聴きいただけます。

システムイニシアティブについて考える

2013年08月28日 | 私の正論
アメリカでは、企業が自社の業務システムを構築するとき、一括外注というのはないそうだ。SEやプログラマーと期間契約して働いてもらうのが原則。
つまりシステムの主導権(システムイニシアティブ)はユーザ自身が持つ。

日本でも多くのソフトウェア企業はユーザの情報システム部門に長期契約で常駐して働いているケースが多い。常駐しているエンジニアは、顧客の業務に顧客以上に精通しているのが普通だ。
客先常駐型は、非常に安定した仕事のスタイルではあるが、唯一の欠点はイノベーションを起こせないことだ。社員ではないので企画提案はできないし、そのようなマインドをそもそも持ち合わせていないエンジニアも多い。だから派遣エンジニアを大勢抱えているユーザ企業は、意識して最新動向を自ら探るなどの努力が必要だ。
システムイニシアティブ協会は月例セミナーを通じて、先端ユーザ事例を提供してくれる。

経営側の認識不足で、情報システム要員がほとんどいない地銀などはどうしたらいいだろうか。先日八十二銀行のシステム部長と話したが、ベンダーではなくユーザ企業の何社かが集まって共通に使えるシステムを作る試みもあるという。

情報システムは、昔は業務の合理化効率化が目的だったが、今では営業の第一線の戦略ツールとしての使われ方も目立ってきた。もうコンピュータのことはベンダーに任せてというわけには行かない。作るのはベンダーであっても、業務要件や画面についてはユーザが決めなければだめな時代になってきた。




マイクロソフトへの提言、XPのサポートを打ち切るのではなくサポートビジネスにしたらどうか?

2013年08月26日 | 私の正論
世界中にどれほどのXPパソコンがあるだろうか?
数千万台という記事がある。

もしXPのサポートを、月100円でマイクロソフトが継続すると、5000万台として、月に50億円、年間600億円のビジネスになる。

こういった選択肢は考えられないのだろうか。

ちなみにBiz/Browserのサポートガイドラインはこれだ。

XPもサポートビジネスにすれば世界中が助かると思うのだが、いかが?





勝手に宣伝させていただきます。細川さんのセミナーお勧めです。

2013年08月25日 | Weblog
※ビジネスコーチ株式会社の主催・共催セミナーやサービスに
 お申込いただいた方、および弊社スタッフがお名刺交換させていただいた
 皆さまにお送りしております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■   「働く」を、パラダイムシフトする
■■   ~ 自分のHappyを追求した、人生戦略を考える ~
■■
■■   
■■   ●9月3日(火)13:30~16:30 ●東京 ●15,750円
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 会社のために、組織のために、といった
 自己犠牲を伴った会社員特有の考え方で報われた幸せな時代は去り、
 企業も社員に対してビジネスパーソンの個としての強さを
 求めるようになってきています。

 そこで、本セミナーでは
 『「働く」を、パラダイムシフトする』をテーマに、
 自分のビジネスパーソンとしての軸を明確にし、
 自分自身の人生戦略を考えていく場をご提供いたします。

 自分の幸せを追求することで、
 ひいてはビジネスパーソンとしての生産性を高めていきたい
 と願うすべての方にご参加いただきたいセミナーです。

 │プ│ロ│グ│ラ│ム│概│要│
 └──────────────
 ・改めて考える、自分のHappyとは何か?
 ・毎日を全力投球するための6つの質問
 ・自分の周りもちょっと幸せにするために自分を振り返る
 ・ある老人からの5つのアドバイス
 ※プログラムの内容は、予告なく変更になる場合がございます。
  予めご了承ください。

 │開│催│概│要│
 └────────
  日 時:9月3日(火)13:30~16:30
  場 所:東京
  定 員:40名
  参加費:1社1名様  :15,750円(税込)
      1社4名様まで:12,600円(税込)
      1社5名様以上:10,500円(税込)
  主 催:ビジネスコーチ

 │講│師│略│歴│
 └────────
 細川 馨(ほそかわ かおる)
 ビジネスコーチ株式会社 代表取締役
 世界ビジネスコーチ協会 資格検定委員
 BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ


 ▼▽ 詳細・お申込 ▽▼
 http://www.businesscoach.co.jp/blocks/index/00168?mail_uid=15436

一日以内に全員からレポートが出る宮田眼科病院のスタッフたち!

2013年08月23日 | 感動したこと
もしかしたら日本一優しくて能力のある宮田眼科病院のスタッフの方々と、ユーザ主導のシステム開発についてディスカッションした。

パソコンに触ったこともない人たちも含めて、受付から最後の会計までの業務の流れを設計し、パワーポイントで画面を作り、何度も紙芝居上で操作のシミューレーションをし、それをベンダーに実装してもらい、今ようやくシステムテストの段階だ。

わずかな時間にさまざまな質問が出た。私は私なりに回答したが、なんとそれから数時間後にはレポートが続々と届き、20時間後までには全員のレポートが自主的に出揃った。
それには指導されているコンサルタントの杉浦さんも正直驚いておられた。

ユーザ主導のシステム開発が、ここには根付いていた!


宮田眼科病院訪問記

2013年08月22日 | 私の正論
宮田眼科病院にシステムテストの状況視察とディスカッションのために伺った。
宮田眼科病院は、都城の本院と鹿児島分院とで、年間16万人の患者を受け入れている日本で2番目の規模の眼科専門病院だ。
今、本年中の稼働を目指してシステムテストを繰り返している。
そのさなかでの訪問だった。

業務の流れ、機能、UIといった、いわゆる外部仕様は、病院側で決めている。実際には仕事をしている第一線の看護師、検査技師、予約担当、会計担当などのみなさんで決めている。
すべてはユーザの責任で決めている。だからテストもユーザ主導だ。

最初鹿児島に行き昼食をいただきながら質問を受けた。

仕事の話が出るかと思ったら、もちろん仕事の話は出たが、「片貝さんのブログに、私はコンピュータが嫌いだ」と書いてありましたが、それはどういう意味ですか、と来た。また、一番印象に残っている本を教えてください、とも。
どう答えたかは割愛して、その後都城へ。

こちらは実際にシステムを設計している人たちが中心なので、緊張感と責任感で空気が張り詰めている。
木内さんと私とで2グループに分けて、30分30分それぞれ質問タイムを設けた。
全員から意見や質問を出してもらった。


一番心配しているのは、業務内容を洗い出し終わっていないのではないかという不安だった。
私の答えはこうだ。
これまで10年20年仕事をしてきて、新しい出来事はもうありませんか?そんなことないでしょう。毎月一つくらいは初めての体験があるでしょう。だから業務要件を洗い出し切るなどということはありえないのです。初めての事態に直面して、もしそれがシステムで対応できないことだったらどうするか。これまですべて手作業でやってきたのだから、手作業でやって、患者さんには何事もなかったようにお帰りいただくような体制を、システムとは別に考えておけばいいでしょう。
それをシステムに組み込むかどうかは次のステップです。
コンピュータは道具ですから、自分にとって便利であるかどうかがすべてです。自転車のように気軽な道具として考えてください。

偉そうに書いているが、みなさんがやっていることは真剣勝負だ。
明日は業務の流れを、患者目線でしっかり確認したい。

宮田先生はおっしゃる。
一番大事なのは患者さんのためになっているかどうかだと。






「消費財企業のグローバル生産イノベーション」セミナーのご案内

2013年08月21日 | Weblog
私のビジネスパートナーであるワクコンサルティング(株)より
下記セミナーへの案内メール(無料招待)をいただきました。
もしご都合がつくようでしたらご参加いただけると幸いに存じます。
ご参加いただける場合は、下記のセミナー事務局川上様まで
(innovation@waku-con.com)お申込み下さい。 
宜しくお願い申し上げます。

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いつもお世話になっております。
ワクコンサルティングの松林光男でございます。

この度「消費財企業のグローバル生産イノベーション」を
テーマにイノベーション研究会(エグゼクティブセミナー)を開催する
こととなり、是非ご招待(無料)させて頂きたくご案内させて頂きました。
今回のセミナーの内容は、製薬企業のツムラ様の基調講演や
前キューピーの高山様の小講演などもございますので、
一般の消費財企業に加えて、食品、製薬などの企業の皆様にも
お役に立つと考えております。
ご都合が悪い際には、当テーマの担当の方やご興味のある代理の方に
ご参加頂ければ幸いに存じます。

ご参加頂けます際には、
事務局の川上(innovation@waku-con.com)までお申し込みの
ご連絡をお願い申し上げます。
尚、お申込み受付けは先着順とさせていただき、
定員になり次第、締め切らせて頂きますので予めご了承ください。

*イノベーション研究会は、
30名前後のエグゼクティブにご参加いただく、
「エグゼクティブセミナー」として開催致しております。

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【消費財企業のグローバル生産イノベーション】
(第10回イノベーション研究会)

日時・・・2013年9月26日(木) 14:00~17:30+懇親会
場所・・・株式会社電通国際情報サービス(ISID) 本社
アクセス・JR品川駅港南口 京浜急行品川駅より徒歩10分

【プログラム】

14:00 開会の挨拶
   ワクコンサルティング株式会社 代表取締役 松林光男

14:10 実践事例講演
グローバル生産管理システム構築による戦略的情報活用事例
   ・ツムラ(株) 情報技術部 生産系システム統括グループ 鈴木 仁氏

15:05 ソリューション講演
これからのERPの新しい選択
日本発、グローバル生産・原価管理システム「AMMIC/Netシリーズ」のご紹介
・(株)アミック 代表取締役 田北 暁氏
・(株)電通国際情報サービス 
エンタープライズソリューション技術統括本部 松田 延氏

16:15 小講演
食品業における生産課題
   ・食品トレーサビリティシステム標準化推進協議会 副会長 高山 勇氏

16:30 Q&A セッション&ディスカッション
   ・上記講演者4名 (鈴木 仁氏、田北 暁氏、松田 延氏、高山 勇氏)
   
17:40 懇親会

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【事務局】
イノベーション研究会
事務局:ワクコンサルティング株式会社 川上正伸
メールアドレスinnovation@waku-con.com
〒252-0804 神奈川県藤沢市湘南台6-33-16 神山ビル
      TEL:0466-45-7451 FAX:0466-45-7452
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ワクコンサルティング株式会社 http://waku-con.com
代表取締役  松林 光男
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諫早湾の封鎖した水門を開くことについて、八郎潟の干拓を思い出し、八ツ場ダムを思う

2013年08月21日 | 私の正論
まずWikiより。

琵琶湖に次いで日本で2番目の広さだった八郎潟では、戦後、食糧増産を目的として干拓工事が行われ、20年の歳月と約852億円の費用を投じて約17,000haの干拓地が造成された。工事は1957年(昭和32年)に着工して、1967年(昭和42年)から入植を開始した。全体の事業は1977年(昭和52年)に竣工した。
干拓工事によってできあがった土地に全国から公募された入植者が入植し、1964年(昭和39年)9月15日に「干拓式」と題する式典を吉武自治大臣、赤城農林大臣、秋田県知事らを招いて開催したのち、10月1日に秋田県で69番目の自治体として大潟村が発足した。
最終的には、米の増産を目指していたが、減反政策によって失敗した計画という見解もある。特に環境の方面では、湿地の喪失を嘆く向きもある。

八郎潟干拓は失敗だったのですか?という問いと数名の回答がある。

干拓の背景には二つの問題を解決する目的があった。
秋田県内の農村では、働き口のない二、三男があふれ、その解決は県政の重要課題となっていた。八郎潟干拓は、食糧問題と過剰人口問題を一挙に解決できるのでは、との期待が大きかった。

昨日、諫早湾を遠くから、近くから見て思った。
やってしまったことは仕方が無い、やり抜け!ということだ。

私は実は、ダム問題で決着がついていない群馬県の八ツ場ダム(やんばダム)の1kmほど下流が生家だ。だからとても心を痛めながら諫早湾の自然破壊を視察した。

はっきり言える。「八ツ場ダムは中止すべきた」
当初の目的は首都圏の水がめだったが、人口は減り、利水技術も進み、こんな日照りの毎日でも節水制限をしなくても済む時代になった。八ツ場ダム建設の目的はすでに失われている。

このまま建設に突入した場合、後世の社会の教科書に書かれるだろう。「だれもが不要だとわかっていても事態を変えることのできない「形式民主主義」の時代だった」と。

写真は諫早湾で、左が海、左の縦線が仕切り、右が淡水と陸地。

「ECマーケティング人材育成」という変な名前の会社がセミナーを企画してます

2013年08月19日 | Weblog
実際の店舗では、売れる理由が、立地だったり、接客態度だったり、店舗レイアウトだったり、店のきれいさだったり、品揃え、値段だったりと、いろいろ考えられますが、ネットショップでは、対策に対して効果がリアルタイムに出てきます。

つまりネットショップでは、対策と効果が直結しているのです。
そこをしっかり把握してPDCAを回せば必ず売り上げは上がるというのです。
それをコーチングする会社がこのへんてこな名前の会社です。

これを1年も続けていると社員が急に成長してくるのだそうです。
つまり何をしたらどういう結果になったということがわかるので、自らどんどん考えるようになり、しかも結果を分析して次の対策を自然にうつような人材になるというのです。

8月30日にセミナーを開催します。
リアル店舗を持っている方で、ネット上にも店舗を持ってやっていきたい、やっているがいまいちだという方、どうぞいらっしゃってください。
私も当日行きます。