片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

Biz/Browserについて

2015年10月19日 | Biz/Browser
Biz/Browserに関わって16年になります。
つまり1999年からということです。
当時は企業の基幹業務をWeb技術でやるということはあまり考えられていない時代でした。
既存のシステムをWeb化するにはターミナルサービスツールを使って、現行システムををそのままWeb環境に載せるというのが主流でした。
我々はそれでは本質的な問題解決にはなっていないという考えで、Biz/Browserを発明したのです。
表向きの最初のユーザは東京海上でした。
実はその前にガス会社がありました。ガス会社では、開発途上のBiz/Browserを使ってあるサブシステムを構築させていただきました。開発途上にはいろいろありましたが、納品後はとても快適で苦情一つでなかったそうです。
そして東京海上。

実は東京海上の前にシリコンバレーに事務所を出して、アメリカでマーケティングしました。
2000年から2001年です。
こういった大型製品はとても日本企業には受け入れられないだろうという気持ちがあったからです。
アメリカのユーザの反応は良かったのですが、やはり時期尚早でなかなかファーストユーザが見つかりません。
そうこうしているうちに東京海上が採用を決めてくれたのです。
ありがたいやらびっくりするやらです。
日本でも技術を見抜く力のあるユーザ企業があるのだと、感動しました。

Biz/Browserの躍進はそこから始まりました。
今2015年ですが、この技術革新の激しいIT業界において、Biz/Browserを採用した企業は10数年使ってくださっている会社がほとんどです。なぜかというと、ユーザが操作性に満足しているからです。さらにBiz/Browserはサーバとは疎結合でクライアントの画面周りのみ専門に担当しているからです。


一時期クライアントマッシュアップという言葉をつかったこともあります。
今ではマルチデバイス対応になったので、クライアントOSフリーでしょうか。
Biz/Browserがなぜすたれないかというと、本質を突いた製品だからです。
本質を突いた製品はコンセプトがシンプルです。

今1400社を超えて利用が進んでいます。

Biz/Browserについてはこちらをどうぞ。

ITエンジニアにとって、とても参考になる評判のよい記事です

2015年10月01日 | Weblog
日経システムズ9月1日の記事ですが「10年持続する技術力の鍛え方」という特集があります。
書評を読むと、10年どころではない一生もんだといったコメントがありました。

書いたのは株式会社オープンストリームのCTO寺田英雄氏。

こちらから抜き刷りが購入できます。

企業情報システム50年 はじめにコンピューターありきで考えなおす時代となった

2015年10月01日 | 企業情報システムの50年
企業のコンピューター活用は、昔からやってきた業務をシステム化することだった。
しかしコンピューターの能力を最大限に引き出すには、コンピューターがあるからこのビジネスが成り立つといった、コンピューターにすべての仕事をさせるような発想が必要だった。
それができるようになったのがインターネットが一般に普及した2000年頃から。
それが一番やりやすいな産業は、物を扱わない産業だ。お金か情報しか扱わない産業。

例えば証券業界。
少し古い情報だが、カブドットコム証券の社員一人あたりの利益は1億円だという。
社員全員がITのプロ。

保険会社もネットだけでやれば、ごく少ない人数で莫大な利益をあげることができる。

インターネット時代に入って、既存産業はよくよく考える必要がある。
自分の会社の強みを直接ユーザに届ける方法はないかと。