片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

来年は生き方を変えてみたらどうだろうか

2012年12月31日 | 私の正論
12月31日の新聞に「配属先は追い出し部屋」というのがあった。
大企業に入って定年まで安泰という生活のはずだったが30代40代でもどうなるか分からない時代になった。
追い出し部屋とは単純労働をする部署だそうだ。
そもそも仕事には単純労働もあれば知的労働もある。もし一人でビジネスをしていたらその両方を自分でやらねばならないのは当然だ。しかし大組織になると細かく分業されて、流れ作業の一部を担うことになる。その中で単純作業と知的作業に分解される。だから単に知的作業から単純作業に業務が移ったからといって、それだけで新聞の一面を飾るというのもいかがなものかとは思う。

問題は、優秀な頭脳が大組織の中で純粋培養されて、しかも限られた範囲の仕事に集中させられて総合力がなくなってしまっていることだ。

私は提案したい。
来年は、できるだけ会社を出て社外の人とつき合おう、と。
もし勉強会などがあって、会社に申請しにくかったら休暇を取ってでも出よう。
どうせ休暇は有り余っているのだろうから、それを遊びに使うのではなく自分を強化するために使ったらどうだろうか。現に私の友人でそういう人がいる。本業のビジネスの周辺で外部のいろんな人と知り合いになっているので、思わぬところで自社の上司やもっと上の人と知り合ってしまうこともある。別に不正を働いているわけではない。だからかえって信頼を得る。自分の時間を使ってビジネススキルを磨いているのかと見てもらえる。
そんな評価はどうでもいい。とにかく趣味の世界ではなく、学会でもなく、本業の世界で、社外の人と付き合う時間をたくさん取ることだ。特に大企業を辞めてフリーのコンサルや勉強会などをやっている人と付き合うといい。自分の視野がグンと広がる。そして生きる力がつく。

戦前までの日本は、50%の人が農業や漁業に従事していた。

戦後の産業別人口動態はこうだ。

これからは、一人企業が増えるといわれている。
強固な物流やインターネット基盤の上に、個人企業同士の連携や個人企業と組織企業の連携でビジネスが進めやすくなる。
そんな時代に備えて、いつ会社と飛び出しても生きていける体質に自分をしておくことがとても重要だと思う。

2013年に向けて。




犬の散歩に自宅のマンションから自転車で来る孫娘

2012年12月30日 | Weblog
母親から「練習しないんならピアノやめちゃえば」と言われて「ピアノ辞めたらとりえがなくなっちゃうから」と答える孫娘。
犬が欲しかったのにマンションでは飼えないからと我が家で飼っている。なので散歩をさせるために毎日(とはいかないが)愛車を駆って来る。
人にはそれぞれ得て不得手があるし、才能にもいろんな種類がある。小学生が自分の仕事として自覚して、朝寒いのに散歩に来るのは立派な才能だと思うよ。

安心して暮らせる社会をつくるためには、可能性が1%でもある限り、突き詰めていくことが大事

2012年12月30日 | 感動したこと
デンソーで藻から石油を取り出す実験を続けている、研究所長の福田さん。
福田さんは、公害を経験した兵庫県尼崎市の出身で、「幼いころから環境に対する思いが強かった」と研究者を志したのだという。

藻から油。中日新聞記事より。

何かを成し遂げるには「志」の強さが大事だと思う。
かものはしプロジェクトの村田さんにも、ダイヤモンドより硬い決意があると感じている。まったくぶれない。私のBiz/Browserへの想いも同じ(便乗)。







赤字で廃線寸前の「いすみ鉄道」を蘇らせた男は鉄道マニアだった

2012年12月30日 | Weblog
いすみ鉄道の鳥塚亮社長、120人の公募から選ばれて社長になった鉄道ファン。
マニアの心をくすぐる「キハ52」を導入する。
ムーミンをトレードマークに採用したり、運転手になりたい人に自腹で700万円払って訓練を受けてもらったりとお客さんを喜ばすアイデアが湯水のように出てくる。

好きなことを仕事にできたら、寝食忘れて、知恵の限りを尽くして仕事をしてしまうというのは、このことだろうとつくづく思う。

いすみ鉄道のホームページ
社長ブログは必見です。

検索してみつけたブログ記事

世の中、好きなことを仕事にできるほど甘くはないけれど、今の仕事を好きになるにはどうしたらいいかと考えることは誰にもできる。
気持ちのスイッチを、遊び半分でもいいから、試しに切り替えてみることか。
これは自分に言っていることです。










 電子書籍標準技術(EPUB)を使った業務マニュアル作成研究会発足セミナー

2012年12月28日 | Weblog
念願の業務マニュアルEPUB化の研究会を発足させます。
そのための会員募集を目的としたセミナーです。
会社のPDFではない。いかにもコンピュータだからできる新しいマニュアル
の形を一緒に研究しませんか。

日時;2013年1月28日(月)14:00~17:15
場所:イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA(京橋)

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マニュアルとは「標準」を記述したものです。

組織目的を達成するための作業のうちで、最も安定して、最も効率の良
い行動手順を標準と言います。しかし作業の対象、取引手続き、使用技
術など作業の諸条件が変化したり、より効率的な行動手順が発見された
場合には即座に改訂される必要があります。それはビジネスプロセスの
不断の革新に通ずるものです。 

経済のグローバル化、ダイバーシティ化の時代の到来で、企業は地域、
性別、人種、言語、ライフスタイルの違いを超えた経済活動を求められ
るだけでなく、技術革新によっても行動手順が変わるため、マニュアル
改訂のスピードも上がっています。 こうした変化にタイムリーに適応
し、かつ皆に使ってもらえるマニュアルづくりを行うために、一定の規
格のもとにマニュアルを電子化するする動きがあります。

国際的規格(EPUB3)が制定され、さらにスマートフォン、タブレット
端末などの普及により、「どこでもマニュアル」の可能性が見えてきま
した。しかし、電子化されたからといって、皆に使ってもらえるマニュ
アルになるとは限りません。「どのように使ってもらうか」(ユーザビ
リティ)を工夫する必要があります。またそれ以前に、マニュアルを不
断に見直すシステムが組織の中に必要になりますし、マニュアルを使う
人に働きがいを感じてもらう工夫も必要でしょう。 単に電子化技術規
格だけでなく、マニュアルのユーザー企業の立場から、ユーザビリティ
を様々な角度から研究しEPUBの普及につなぐため、「EPUBマニュアル研
究会」を立ち上げました。この内容を詳しくセミナーでご説明します。

また、セミナー終了後の第二部では、本セミナー会場となる
イトーキ東京イノベーションセンター「SYNQA」の見学会を実施します。
2012年11月に開設された最新空間です。

どうぞご参加ください。

◎EPUBマニュアル研究会について
http://b-p-i-a.com/?p=1043


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■実施概要
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◆日時:2013年1月28日(月)14:00~17:15

◆場所:イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA
  中央区京橋3-7-1 相互館110タワー


◆参加費:無料

◆参加対象;

・業務・業種にかかわらず業務マニュアルの作成や改善をお考えの方
・スマートフォン、携帯タブレットを利用した新たな業務マニュアルの
 活用をお考えの方
・マニュアルの作成・配布・改訂に関心のある方
・業務改善に課題をお持ちの方
・EPUBマニュアルに興味をお持ちの方
・スマートフォン、携帯タブレットの新しい活用に関心のある方


◆プログラム
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第一部 研究会発足セミナー(14:00~16:00)
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◎14:00-15:00(60)/講演1

「マニュアルの電子書籍化(EPUB)で『どこでもマニュアル』、
  『マイマニュアル』に」
  木村修三  EPUBマニュアルコンサルタント

◎15:00-15:10(10)/講演2

「現在のマニュアルの課題(マニュアルの再定義)
 丸山有彦 文書コンサルタント

◎休憩

◎15:15-15:25(10)/講演3

「MS-Wordマニュアルを簡単にEPUBマニュアルにする」
 小林徳滋 アンテナハウス株式会社 代表取締役

◎15:25-15:35(10)/講演4

「EPUBマニュアルの配布と改訂が迅速・安価で手軽に」
 天井誠一 株式会社ソフトウェア・パートナー 執行役員

◎15:35-15:45(10)/研究会紹介

◎15:45-16:00(15)/質疑応答


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▼第二部 (16:15~17:15) 
 イトーキ東京イノベーションセンター「SYNQA」施設見学会
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セミナー会場となるイトーキ東京イノベーションセンター「SYNQA」は、
2012年11月26日に、株式会社イトーキが開設した新しい空間です。
従来型の製品展示型ショールームとは一線を画し、すべてのステークホ
ルダーが自由に集い、場を共有し、新たなビジネスを創出していく共創
型事業開発拠点として話題をよんでいます。

この度、BPIA会員のイトーキ様のご厚意で同施設をおかりしましたので、
この機会に本セミナーご参加の皆様をご案内いたします。

※なお、同施設の同業他社様のご参加につきましては、第二部のご参加
をご遠慮いただきたく、恐れ入りますがご了承ください。

◎SYNQA ページ

◎予定
16:15-16:25 (10) SYNQA コンセプトビデオ上映
16:25-17:15 (50) SYNQA 施設見学
   
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■お申込み先はこちら
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※後日受領メールをお送りします。
※第二部のご参加のご都合を備考欄にご記入ください。

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ビジネスプラットフォーム革新協議会事務局(ハートウェア21内)
Business Process Innovation Association (BPIA)

Javaだったらネットに聞けば何でも分かるけど、Biz/Browserは情報がネットにない!

2012年12月28日 | Biz/Browser
Biz/Browserは、アクシスソフトがメーカとして動作保証をするため、開発言語と開発ツールが一体化しています。動作環境も現在は、Windows系とAndroid系に限定されています。そのためネット上でエンジニアがいろいろ議論することがあまりないようです。

そこでアクシスソフトが用意したエンジニアの交流サイトがあります。
ここにノウハウが凝縮されていますので、ぜひご覧ください。
会員制度となっていますが、誰でも会員になれます。

障がいのある人もない人も、共に働き、共に生きていく社会の実現を目指して

2012年12月28日 | こころ
スワンベーカリー。
ヤマトホールディングスが平成5年に作った会社です。

私は店には一度も行ったことがありません。
昨日のNHKの4回シリーズ最後のヤマトの話を見ていて、そういえば創業者の小倉さんのお別れ会に行ったとき、障がい者の方が、スワンベーカリーという店の名前でパンを配っていたなあと思い出してググッてみました。

救世軍の信徒でもあった小倉昌男さん。





ヤマトのアジア進出戦略

2012年12月28日 | Weblog
地域で一番知られて愛される企業になろう!
来年から沖縄をハブとして日本の魚や農産物をアシアの主要都市に翌日配送するそうです。
日本の農業漁業が元気になるかもしれませんと、ヤマトの瀬戸会長。
ヤマトの運転手というか地域担当は、半径500メートルの中をカバーする。そこでずっとながく働いていれば、その地域のことは何でも分かるようになるから仕事もとてもしやすくなる。
ヤマトには人を褒める制度があるという。褒めると、褒められた人は10点もらえるが、褒めた人も3点もらえる。これでコールセンターとドライバーの関係が劇的に良くなったという。そもそも客からのクレームをドライバーに伝えて客の要求通りに動いてもらわねばならないのがコールセンターの役目、ドライバーは、理不尽とも思える顧客の要望を伝えるコールセンターの人をよく思うはずがない。そのコールセンターの人から対応の良さなどを褒められると、とても嬉しく信頼関係が生まれるのだという。
私は創業者の小倉会長のお別れ会に社長代理で出席したことがあった。そこでスワンベーカリーで働く人たちが配ってくれるパンを食べた。瀬戸会長の話を伺っていて、後ろにその小倉さんがいるのが見えた。CIOの小佐野さんの話を聞いていても小倉さんが見える。本当にヤマトという会社は何という会社なのだろう。日本の誇りと言ったら言い過ぎだろうか。