片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

どんどん外に出ていろんな人と交流しましょう

2006年06月30日 | 私の正論
Zitの水谷社長が主宰しているIT経営改革研究会というのが毎月開催されている。最新の技術やサービスの紹介が、毎月4種類くらい紹介される。終わった後懇親会があり、名刺交換大会になる。水谷さんは「名刺を100枚持ってきてください」と過激なことを云う。
5000円の会費制だが、毎回130名くらい集まる。それだけいろんな可能性を感じさせる会だ。私もこの1年くらい毎月行っている。Biz/Browserを採用していただいた、一部上場の製造業の方とも、ここで知り合った。
そして昨晩鈴木さんと再会した。鈴木さんは日本オフィスオートメーション協会を立ち上げた一人で、もう30年のお付き合いになる。今はココンという会社の社長で、大企業のCIOばかり60名くらいの勉強会を主宰している。
みなさんもいかがでしょうか。私に連絡いただければ水谷さんに伝え、案内が行くようにしますが。

便利さの裏にあるもの

2006年06月30日 | 私の正論
ダイナマイトを発明したノーベルも、相対性理論のアインシュタインも、人殺しのための発明、発見をしたつもりはないだろう。
最近、いろんな人の話を聞いて、世界中の情報を一手に掌握してしまうGoogleについて、不安を抱くようになった。インターネットが普及し、そこに接続されているすべてのコンピュータに蓄えられた情報は、技術的には見ることができる。
その最先端にいるのがGoogleだ。検索エンジンは、善いことにも悪いことにも使える。悪用されるとやっかいなことになりそうだ。だれも気がつかないところでとんでもないことが深く進行してしまう恐れがある。
私達は、自分がパソコンに向かってやっていることは、検索エンジンによって常に監視されているのだという認識を持たないといけないと思う。便利さの裏にあることを意識していたい。

自治体のIT予算統制について感じたこと

2006年06月29日 | 私の正論
昨日、自治体のIT担当の方に話を伺った。
開発費を100とすると、毎年のランニングコストは50だという。
自治体は最初入札でシステム開発を発注するが、その後の保守は随意契約になることが多い。それでそんな構成比になるのだろうが、結果としてどんな見積が正しいのか分からないという。これでは分析してコストを下げる方式は無理だ。
昔バブルがはじけたとき、あるメーカーの仕事をしていたのだが、30%の月額費用のダウンを言い渡された。相当抵抗して、サービスレベルを落とす提案もしたが、それを呑んででも、30%ダウンを要求され、結果として呑まざるを得なかった。このくらい強引にやらないと、こういったケースは無理なのだろうか。
とにかくIPAの調査によると、情報化投資の60%は既存資産の保守に消えている。これを50%以下にしたい。リッチクライアント技術でできると思う。
自治体のバブルはまだ弾けていない。

偽札の被害に遭わないために

2006年06月28日 | 感動したこと
友人の村岡君がとんでもないホームページを作っていた。
下手な解説をするより、HPを覗いていただいたほうがいい。びっくりすると同時に、自分でも交友範囲が広いなあとあきれるというか、誇れる。
以下村岡君のメッセージ
「隠された紙幣の能力」のページを作り10年がたちました。
アクセス数は平均50件/日ですが、偽札がニュースになると一気に増えます。最大で15,000件を越えたこともありました。競争相手がいないのも理由のひとつだと思っていますが、少々ディープといいましょうかアングラ的で誰も偽札の話題をHP化したくないのかもしれません。
自分で書くのも恥ずかしいですが海外での評判は良く、識別機メーカの方から新人教育用の資料として利用する許可や新聞社からリンクの問い合わせがあります。

国内の識別機メーカからは総スカン状態で、見て見ぬふりというようなページでもあるようです。

村岡君は町の発明家の息子で、私とは27,8年のつきあいです。

システム開発工程を見直せ

2006年06月27日 | Biz/Browser
石油会社出身、損保会社出身のSEと私の三人で飲んだ。二人とも30年のキャリアのある現役といっていいだろう。
石油会社出身のT氏から提案があった。システム開発工程をひとつ増やそうというものだ。基本設計、詳細設計、プログラミング&単体テスト、結合テスト、システムテスト、カットオーバーと、これまでの工程はなるが、システムテストのあとに、本番リリース、ブラッシュアップ、そしてカットオーバーとしようというものだ。
システムは、作ったままでは、どうしても使いにくい部分がある。しかし、もう予算を使い果たしてしまったので、手直しの費用が出ない。やむなく使いにくいのを使い続ける。そのうちに、そうしたものとして不便さを忘れる。
しかし、本番リリース時点では、まだプロジェクトは終わっていなく、ブラッシュアップの工程に入ったとすれば、そこでユーザの求めに応じた手直しができ、ユーザの満足する使い勝手のよいシステムになる。Webのシステムだったなら、部分的にBiz/Browserに置換する費用も出るというものだ。
3人の間に留めておくには惜しい話なのでブログに書くことにした。

年に一度のオフ会

2006年06月27日 | 私の正論
swimyというメーリングリストがある。小さな小魚が集団で大きな魚に立ち向かうというグリム童話?から付けられた名前。翻って、我々小魚が、どうやって権力と立ち向かうかという意味にもなる。


そのオフ会が今日(夕べ)あった。一人ひとりとじっくり話したいのだけれど、とてもその余裕はない。私も含めて自分の云いたいことを云うのが精一杯。基調講演は、最近swimyでずっと議論になっている都市と農村の話題だった。パネリストは黒田武儀さんと前田泰宏さん。黒田さんは山村で冬でも10度以下の気温の中ですごす生活を実践されている方。前田さんは経済産業省の役人で、野に下らず、官にいるからこそできることをやろうと覚悟を決めている方。思いは同じ。アプローチは違う。


黒田さんは子孫のために再生可能な社会を作ることを実践している。前田さんは、災害に遭った50人に毛布が10枚しかなかったとしたらどうするかという命題に回答を出さねば日本はダメになると考えている。


swimyは、山田博英さんの思想だ。議論はするが、そこから結論を出し、行動するという場ではない、ということだ。だから気楽にいくらでも議論をする会だ。


話は変わるが、9.11事件は、アメリカ政府が軍事予算を確保するために仕組まれた陰謀だという証拠映像も、今日アメリカの元ジャーナリストから出された。どう考えても。何も信じられないという気持ちになってしまった。


混乱したまま寝ます。


壊れる日本人  ケータイ・ネット依存症への告別

2006年06月26日 | 私の正論
友人のSさんからのメールです。このあとで更に詳しくコメントしてくれることになっています。Sさんよろしくお願いします。

片貝さん、おはようござます。
今、柳田邦男著の壊れる日本人を読んでいますが、どこもかしこもIT,ITの世の中で日本人というか、人間本来の感性、情緒はどうなってしまうのかという論調です。まだ途中までしか読んでいませんが、立ち止まって考えるには良書でした。
彼の本は25年くらいに読んだ”航空機事故”以来ですが、読みやすい文章で示唆に富んだ本を書く人だと再認識した次第です。


Biz/Browser関連サイト一覧(第二弾)

2006年06月26日 | Biz/Browser

Biz/Browserのパッケージ、ASPサービス、SI、を中心に私が把握した範囲で紹介します。Biz/Browserビジネスを大々的にやられている会社でも、紹介できるサイトがない場合も多く、その場合は残念ながら載せることができません。


アジャイル開発事例(アイキューブコンサルティング)http://www.icube-inc.co.jp/doc/pdf/richclientSample.pdf


工務店向けWebサービス(ICKソリューションズ)http://www.icks.co.jp/


運送業界向けASP(KTシステムコンサルティング)http://www.ktsystem.com/truck/it_truck_tirasi.pdf


花業界向けASP(KTシステムコンサルティング)http://www.ktsystem.com/flower/flower_pamp.pdf


アパレル製造小売業向けパッケージ(DTP) http://www.dtpnet.jp/main/cvnet/series.html


企業倒産確率分析ASP(データプレイス)http://www.dataplace.co.jp/alarm/


カスタマーサポート管理システム(ニーズエージェンシー)http://www.neocore.jp/user/me02.html


企業向けトータルソリューション(日本電子計算)http://www.jip.co.jp/modules/industry04/rewrite/tc_10.html


本日はここまで。他にお勧めサイトがありましたらご一報ください。


雑木林に戻したい

2006年06月25日 | 日曜百姓

雑木林を切って杉を植えた。あれから50年。今日また杉の成長を妨げる雑木を切り払った。


しかし、杉を植える前のことを思い出していた。山栗が何本か生えていた。山栗はとても甘いのだ。どんくりもあった。栗、楢、泥の木、ほうの木、クヌギの木、もみじの木、知らない名前の木がいっぱいあった。それを全部切って杉を植えた。それらの木を薪にして売った。


山から薪を、背負子で運び出すときのことだった。薪を背負った背負子のまま、大きな石で一休みしているとき、すぐそばにリスが来た。見とれるような気高さだった。が、今、ふと考えると、雑木を切らないでくれと哀願していたのかもしれない。


次は杉を切ろう。そして山を雑木林に戻そう。リスが住める雑木林に。そう妹と話し合った。


ただ、杉は切っても売り物にはならない。杉の値段より、切り出して山から製材所まで運ぶ費用のほうが高いからだ。それなら、腹をくくって、杉を切ったその場所に大きなログハウスでも作るか。材料はタダだし、運ばなければ余計な費用はかからない、その山より上には人家はないから、水も山の湧き水が使える。安全だ。


などと、途方も無いことを考えつつ、仕事を終え、各駅停車を乗り継いで帰宅。妻が駅まで迎えに来てくれた。午後10:20分。


10才の頃父親と植えた杉です

2006年06月24日 | 日曜百姓

実家の山林に行った。遠い昔を思い出した。雑木を切って、小さな小さな杉の苗を植えた。草や雑木に負けそうになるのを労わりつつ、毎年下刈りをしてた。幼い自分がどこまで手伝ったのか、足手まといだったのか分からないが、杉苗を植え、下刈りの場にいた記憶がある。


あれから50年が経った。杉は天を突く大木になり、下刈りの必要性はほとんどない。でも丁寧に今日は下刈りをした。妹が実家にいて、山が気になると言い出したので、今日行ったのだ。うっそうと茂る森林になっていた。頑張ってきた自分のようでもあった。


まじめ過ぎるので、落ちを。。。


あなたの花粉症は私のせいです、きっと。


 


 


山の手入れに行ってきます

2006年06月24日 | 日曜百姓
もう土曜日になってしまいました。
金曜日の朝はサッカーで4時起きでしたが、土曜日は田舎の親父の百姓仕事の手伝いで、朝5時に起き。電車で群馬の片田舎まで行き、畑仕事と、山の手入れをしてきます。あと4.5時間しか寝られませんが、朝の電車で不足分を寝ましょう。帰ってきたら山の写真を載せます。

越純一郎の「最低限の文章知識」無料で差し上げます

2006年06月23日 | 私の正論
昨日越純一郎さんと一緒だった。

越さんは、最近の日本人の文章力の無さを嘆き、自ら「最低限の文章知識」という原稿を書かれた。実務文書を書く上で、非常に参考になる。読みやすく正確に伝わる文書を書くことはビジネスの基本。下は越さんが書かれた序文です。
越さんのご好意でどなたにも無償で差し上げます。ご希望の方は、私宛にメールください。
katakait@jcom.home.ne.jp

-------------------------最低限の文章知識序文----------------------------
この資料は、約2時間で最低限の日本語能力を涵養することを目的としています。一通り読むだけならば30分もかかりませんが、この資料の全てを修得することは、真剣に取り組んでも2時間はかかるでしょう。
 想定している読者は、正しい敬語や文章を書けないビジネスマン、各種実務家、教師、大学教員等です。残念ながら、80%の日本人はこの資料の内容の修得が必要な状態です。
 この資料に関する一切の知的財産権は主張いたしませんので、無断複製・使用・引用は自由です。

越 純一郎
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その業界トップの製造業でBiz/Browserが採用された!

2006年06月23日 | Biz/Browser
新しい技術が基幹業務で採用されるには、相当の年数がかかる。今回も4年がかりだった。最終的にどういう経緯で決まったか知らないが、ようやくBiz/Browserの採用が決まったとのこと。
導入する企業側からみれば10年から20年くらい使ってきたシステムを抜本的に更新するのは容易ではない。検討には相当時間がかかる。検討している間に技術も変わって来る。
今回の4年は長かったと思うが、この技術進歩の激しい時代に、しっかりと評価していただけたことがうれしい。
昨日届いた日経コンピュータに、トヨタの品質管理にCurlが採用されたとある。Biz/Browserもトヨタ関連企業で採用されているが、いよいよ製造業にリッチクライアントが本格的に入る時代になった。
リッチクライアントが製造業にも評価されてきたことは、素直にうれしい。

三井住友海上事件とJ-SOX法の意義

2006年06月22日 | 私の正論
18000人もの不払いが発覚した三井住友海上。踏んでも利かないブレーキみたいだ。いざという時役に立たない。
内部統制とは、まさにこういった事件を起こさないためにあると思う。J-SOX法では、たとえば、保険金の支払い基準に従って、キチンと業務を遂行していることを証明する義務が、社長に課せられる。違反すれば社長に懲役刑が待っているかも知れない。
J-SOX法は、稀に見る善法だと思っている。おてんとうさまの下でまともに働いている人が報われる法律だと思う。大企業に勤める人々は、会社のバッチがなければ生きていけないと内心思っている人も多いから、反社会的な行動を会社(といっても集団の暗黙の意志)から強いられても断れない。そのうち「ゆで蛙」のように慣れていく。こういう事態に至らしめないための法律だと思う。
IT業界の我々は、全力でこの善法を支援する義務がある。

若さに乾杯!

2006年06月21日 | 感動したこと

Biz/BrowserのパートナーであるMROの丸尾社長とT氏、リッチクライアントIdbAのサイオの柏氏と佐藤氏と飲んだ。サイオの二人は若い。私とは親子ほど歳が離れている。夕方から飲み始めて、9時くらいからカラオケに行き12時になった。私は電車がなくなるので必死の思いで大宮までたどり着き、そこからタクシー。家に着いたのは2時。


昨日は帰れたの?とメールで聞いたら、結局S氏は電車が無くなりK氏の家に行き、さらに明るくなるまで話していたという。もう信じられない。若さとはこうだったか、と、舌を巻いた。


IdbAもBiz/Browserも純国産、しかも当面ターゲットが違う。うまく組み合わせることもできる。日本初の世界に出せるソフトとして協業できないかと思う。