片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

バブル世代と非バブル世代

2009年12月31日 | 私の正論
バブル世代と非バブル世代が2チャンネルでバトルしているという記事がR25にあった。

先日ダイヤモンドの編集長に会ったとき、私が「子供の世代に、直接自分の考えを伝えたい」と言ったところ、即座に、「今の若者は年上の人たちのどの世代も信じてはいません」と言われた。

今の35歳以下くらいの人たちは、物心ついたころから暗い人生ばかりで、景気のいい話など一度もなかったという。だから昔話をされても腹が立つだけだという。

そろそろ団塊の世代が完全リタイアになる。
ちょっと一休みしてから何かをしようと考えていた人もいるだろう。
団塊の世代は、何かを人に説教したり、昔を懐かしんだりするのではなく、自分達のやってきたことを振り返って、人類の未来を先食いしてしまったことを考えて、自ら行動し、人生を仕舞う必要がある。

おもちゃを出して遊んだら、元通りに片付けないといけない。
自分達の悪行を少しでも修復して、次の世代に渡さねばならない。

来年はきっと、団塊世代が自らの意思で蜂起する年になるのではないかと思う。

この一年を振り返って

2009年12月29日 | Weblog
1月  業務知識が無くても短期間で要件定義ができるアトリスのPEXAを知り、次世代情報システム研究会で紹介していただく。
2月  シェルコマンドだけでシステム内製化を進める良品計画に感動する。
3月  ディグの杉井社長に出会い、環境問題への徹底した取り組みに感銘を受ける。
4月  労働組合は会社と目的を共有してこそ価値ありとするJ.UNIONに感動する。
5月  速読を学ぶ
6月  ITを使い倒す格安航空券販売のエアプラス岡田社長にBPIAで講演していただく。
7月  光と風のエネルギーだけで快適な生活を夢見る堀内さんと偶然再会する。
8月  世界に普及しているGeneXusとBiz/Browser連携を知る。
9月  文書コンサルタント丸山さんのJUASでのセミナー実施。IT業界のマニュアルのレベルを上げたい。
10月 理想的な電子自治体を目指して、政経倶楽部の朝会で財務省野田副大臣に陳情
11月 MSCOで、自治体のIT化被災者支援システムの構築普及をされ、総務大臣賞を受賞された吉田稔さんの記念セミナー実施
12月 ノンプログラミングセミナーを企画。1月20日です、ユーザ企業、ITコンサルタントの参加をお待ちしています。


今年も多忙な一年でした。
「忙」は心を亡くすと書きますね。
来年も、決して仕事に振り回されることなく、目的を定めて前進したいと思います。




    

100年前と今の帝国主義

2009年12月28日 | 私の正論
NHKの「坂の上の雲」第一部が終わった。
圧巻だった。
第二部は来年の12月だという。
三年に渡ってやるというのはこういうことだったのか。

子規が、真之に「ワシが死ぬまでにやり遂げようとしていることが、無駄にならんようにしてくれ」と頼んでいた。

わずか100年前まで、ヨーロッパは世界中を侵略し、じゅうりんした。
日本は、そうはなるまいと軍備を整え、日清、日露の戦争を戦った。
子規は言う「国が滅びるということは文化が滅びるということだ」と。
そうはならないようにしてくれと、真之に頼んでいた。

今の時代の世界侵略とは何かを考えた。
もはや武器を持った征服ではない。

「グローバル化」ではないかと思う。
ローカルを根絶やしにして一人勝ちするグローバル化こそ、新しい帝国主義とみたが、いかが。




「餃子の王将」には女性の一人客も来るという

2009年12月28日 | 感動したこと
餃子の店に女性の一人客が来るというのには驚いた。
安くて早くてうまい、だけでは女性は入らないし、ましてや餃子の店に1人で入るなど考えられない。
清潔さ、店構え、接客態度のすべてが整って、やっと女性の一人客が入る。

「お空きのお皿、お下げしてもよろしいですか」と言っている店員に、「「お空き」は日本語としておかしいでしょう「空いたお皿」でしょう」と指導している、学生時代から王将で働いているという女性の姿には感銘を受けた。

IT産業は顧客に対してどれほどの努力をしているだろうか。。。

12年連続で自殺者3万人を越える

2009年12月27日 | こころ
12年連続で自殺者が3万人を越えたという。

土曜日の天声人語に「遅刻の誕生」の話が載っていた。
幕末から明治の初め、欧米からやってきた「お雇い外国人」を悩ませたのは、日本人の悠長さだったという。
しかしゆるい時間意識はたちまち是正されたという。
時計の普及があり、鉄道が時間を必要とした。

もう我々は時計を捨てることはできないのだろうか。
モモの世界には行けないのだろうか。

時間に束縛されない社会になったら自殺者も減るのではないかと思うのだが。



Biz/Browserが元気な理由

2009年12月26日 | Biz/Browser
Biz/Browserが元気だ。
前年比プラスだという。
これだけシステム開発投資が冷え込んでいる中で伸びている。
不況になって、ユーザ企業が真剣になってきた証拠だと思う。

ユーザの情報システム部門の方に告げたい。
システム開発におけるツールの選定や、業務フロー、画面・帳票設計などについて
ゆめゆめSIer任せにしないように!
SIerは仕事が終われば、別の会社に行ってしまいます。
残されたユーザ自らメンテナンスするつもりで、最初から自分のこととして取り組めば必ず成功すると思います。

足元にまとわりついた銀杏のひと葉

2009年12月25日 | 不思議なこと
銀杏は2億年以上もの命を永らえてきた太古の樹木だそうです。

葉は軸のほうから放射状に栄養分が運ばれる、コンピュータ的に言えばスター型のネットワーク経路です。
広葉樹は葉の軸から葉の先端に向けて一本の幹線があり、そこから支線が出るバス型なので、銀杏の古さが際立っています。

2億年も前から生きてきた木の葉っぱが、たまたま私の足にまとわりついて、こうしてブログの写真になるなんて、ロマンがありますね。


日本人が目指すのはアメリカかヨーロッパか

2009年12月24日 | こころ
繊維産業を営んでいる友人から、新年会のお誘いがあった。
非常に厳しい経済環境にあるが、なんとか頑張っているという。

メールでこんなことを言ってきた。

------------------ここから
勿論、先進国は生産性の高い産業に転換しなければ豊かさを維持できないでしょう。アメリカのような「製造業の衰退と新しい産業の勃興」のパターンを日本が真似できますかね。ヨーロッパでは強かに繊維産業が生き残ってますが、アメリカでは壊滅です。価値に対する認識がアメリカとヨーロッパでは異なるようです。日本(あるいは日本の消費者)はどういう進路を選択するのか。
ここまで-----------------

私の知っている世界ではこうだ。
CDが出てレコードプレーヤーを作る会社は、日本では皆無になった。
しかしヨーロッパでは、中小企業がマニア向けに結構作っている。
これは寺垣プレーヤーをヨーロッパに輸出しようとしているダークさんという方からいろいろ写真を見せてもらって知った。

それと同じだとしたら、日本は確実にアメリカ型社会になりつつある。
しかし一方で、伝統工芸を尊ぶお国柄でもある。
ここは正念場だ。
グローバルな大量消費に組するか、良いものを大切に使う、つつましく心豊かな生活を選ぶか。

若者の米国留学が激減しているという。
それを、日本の若者に覇気がなくなったせいだと言う人もいる。
私はそうは思わない。
もはや米国は魅力的な国ではなくなったのだ。
人を蹴落とし、自分だけ成功するというアメリカンドリームは卑しい。
むしろアメリカンドリームは人類に対する重大な犯罪ですらある。

友人はレース編みの工場を経営している。
高級レースだ。
すでに伝統工芸の域に達しているという。
正月の11日は工場が稼働しているので、工場見学をしてから新年会をしようということになった。
家から歩いて10分足らずのところに工場がある。

私の小さな夢は、彼の会社のホームページを作ってあげるということだ。
自分達がどんなに素晴らしい仕事をしているか、日本に、世界にアピールさせてあげたい。








叔母の四十九日

2009年12月23日 | 子供時代の思い出
ヤッ場ダムで一躍全国区になった群馬県長野原町にある雲林寺。
叔母の四十九日。
残された叔父(90歳)と、しばし昔話。
子供時代のことがくるくると思い出されます。

凛と寒さの染みとおる本堂で、和尚さんの講話を聞いていて、
寡黙で優しかった叔母をしみじみと思い出しました。




後悔

2009年12月23日 | Biz/Browser
以前私がBiz/Browserを熱心に勧めたことのある、ユーザ企業の情報システム部門の方にお会いした。
その方がいうには、今日委託しているシステム屋さんから電話があり、所期の画面応答性能が出せないとのこと。
Biz/Browserにしておけばよかったのかなあ、という。
しかしこんな大事なことを電話で言ってくるなんて、ひどい話だ。

私は後悔した。
なぜあのときもっと突っ込んで質問し、テストプログラムで検証することを提案しなかったのか。
こんな結果になるなら、テストプログラムを作った段階でBiz/Browserの優位性は判明したと思う。

エンドユーザは、1分以内に一件の処理が終わることを期待している。
現在は1分20秒。
しかし、今構築しているシステムでは2分かかってしまうという。
これでは、人員削減どころが増員しなければならなくなろ。
このご時世そんなことは許されない。

私は提案した。
主要画面だけBiz/Browser化することができると思います。
試しに作ってみませんか?
協力します、と。

それにしても後悔した。
相手のツールがそれほど悪いとは思わなかった。
お客様のために、もっともっと食い下がって提案すべきだった。
淡白過ぎた。

しかし、まだ間に合う。
顧客が真剣になってくれればやり方はある。

後悔とは、やらないで悔やむこと。
反省とは、やって振り返ること。
決して後悔に終わらせない。

ソフトにも日本の時代が到来するか

2009年12月22日 | 私の正論
メイドインジャパンコンソーシアムという団体がある。
日本のソフトを海外に輸出しようという動きだ。
最近活発に活動している。
1月19日にもSaaS対応セミナーが六本木である。
アクシスソフトでは、自社で数年使いつつ改良を重ねてきた「お仕事ポータル」を展示している。

これは、プロジェクトで仕事をしている人には非常に便利なツールです。
興味のある方は是非ご出席ください。

申込サイトに「アクシスソフトの紹介」と書いていただけると助かるそうです。