片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

土喰は限界集落ではない

2009年05月30日 | 感動したこと
ジェフリー・アイリッシュさん(48歳)。平均年齢80歳以上の南九州市川辺町土喰(つちくれ)の小組合長。

私の弟は病弱で5歳で世を去りました。一歳上の兄は中学のとき、旅先で急死しました。生きていることはあたりまえとは思いません。私も40歳のときがんがみつかり、発見が遅れていたら危なかった。土喰の人たちが次々と見舞いに来た。住民28人のうち26人が来た。残る二人は入院中でした。自分はこんなに愛されていると思うとうれしかった。

土喰は限界集落ではない。平均年齢が80歳を越えてはいるが、みな現役です。多少不自由があっても畑に出る。みなでできることをして支えあって生きています。

ジェフリー・アイリッシュさんプロフィール
写真

大盛り上がりのBiz/Browserパートナー会

2009年05月29日 | Biz/Browser
100名の方が参加された。
圧巻だったのは、ボックスチャーターの小佐野社長の講演だった。
「Biz/Browser」があったから運送会社の連携が1年でできた。Biz/Browserによって、ボックスチャーターへ入力する各社の業務用画面が統一され、各社のシステムとも後ろで連携させることができたという話。
そして、国産のBiz/Browserを、ユーザは大事に育てていかねばならないとも語る。「Biz/Browserの明日を考える会」は、ユーザが自主的に作り運営している会だが、この会の存在も、今回初めてパートナーに披露された。
懇親会では、パートナーの展示もあり、各ブースとも盛況だった。
名刺交換も活発に行われ、それぞれ得るところがあったように思われる。

相変わらず厳しい経済情勢だが、今日の熱気はそれを感じさせなかった。みんなでなんとか乗り切って行きたいものだ。

パートナーの皆様、そして講演してくださった田中様、小佐野様、ほんとうにありがとうございました。
もし出席された方で、このブログを読まれた方がいらっしゃいましたら、実名でも匿名でも結構ですから、感想なりご指摘なりお寄せください。

人は人のために在る

2009年05月28日 | こころ
才能のある人は、そうでない人のために在る
人は、だれかのために在ると分かったとき、心が平安になる

最近才能に溢れた人とたくさん会っているので、思わず思いました。
人に向かわない技術は無意味だと、寺垣さんは口癖のようにおっしゃいます。

志とビジネス

2009年05月28日 | 私の正論
なぜこの仕事を選んだのか?なぜこの仕事を始めたのか?
その理由に、私利私欲を越えた志があったとき、人は数倍の力を発揮する。
j・union社にそれを感じた。

私がBiz/Browserをぶれることなく推進しているのも、程度の違いはあるかもしれないが同じだ。
私がBiz/Browserを企業の基幹業務のフロントに据えたい理由は3つある。

1.既存のパソコンを棄てることなく壊れるまで使い切ること。
2.パソコン・ネットワーク・サーバの役割を無理なく果たさせること。
3.ユーザも開発者も満足するシステムが無理なく作れること。

1,2は環境問題。3は心のケア。

プロフェッショナル・クラブ

2009年05月27日 | 感動したこと

労働組合も、会社に要求するばかりではなく、自ら行動し、よりよい会社にして行こうと呼びかけている会社がある。
労働組合を顧客としているユニークな会社「j・union」。


これまでは組合のある会社だけがターゲットだったが、これからは組合のない会社の従業員も対象にしていくという。
職場の星という本がある。ある著名な化粧品会社の労組の職場集会で、一人の女性が立ち上がって「私の好きな会社はどこへ行ってしまったのですか?」と涙ながらに訴えた。その会社は次から次へと化粧品を作り押し込み販売をしていた。販売店は経営難に陥り苦しんでいる。私達はそれに加担している。昔はそんな会社ではなかったというのだ。
労働組合はその女性の声を取り上げ、会社に「ベアゼロ」要求をした。賃上げは諦めるから、そのお金で経営体質を変えて欲しいと要求したのだ。
これを指導したのがj・union社。良い会社の裏にはよい労組があるという。

昨日はBPIAの「目からうろこのビジネスモデル研究会」だった。西尾社長と小野さんに来ていただいて、講演していただいた。同社は、これまで組合員が500人以上いる労働組合3500社のうち2500社と取引があるという。
これからやることは、組合のない会社の従業員への支援だという。
それに「プロフェッショナル・クラブ」と命名した。1人から参加できるという。
会社からの指導で力を着けるのではない、自ら優秀な社員となろうということだ。