片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

私のブログ 今年の12大ニュース

2011年12月31日 | Weblog
1.東日本大震災

2.システムイニシアティブ研究会の発足

3.Biz/Browser V の登場!

4.被災地訪問

5.再び犬を飼うことになった。

6.国勢調査で初の人口減

7.第51回Biz/Browserの明日を考える会

8.出身中学での講演

9.ブータンの国民総幸福度

10.屋久島の旅

11.金正日死去

12.お絵かき大好きドットコムスタート!!!

もうひとつ アクシスソフトの豆蔵グループ入り。

もうひとつ追加
理想的な病院総合システムの設計 宮田眼科

お父さん!子供の描いた絵で「お絵かきギャラリー」を作りませんか(無料)

2011年12月31日 | おもしろソフト
お父さん!子供の描いた絵で「お絵かきギャラリー」を作りませんか(無料)
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NPO法人こどもお絵かきギャラリーが発足しました。
私もその一員です。

私たちは、子供たちが描いた絵を通じて家族の絆を深めてもらうことを願ってま
す。といっても、設立の動機は、代表の大場琴美が、自分の子供の描いた大切な
絵をネット上に登録し、家族や親戚で楽しもうという親バカからの発想です。
普段なかなか子供と接する機会の少ないお父さん!お母さんが大切にしまって
おいた子供たちの絵をデジカメで撮って、こちらのサイトにアップして株を
あげましょう!

こちらから入ってください。
お絵かき大好きドットコム

なお代表の大場は、BPIAやJDMCなどの団体の事務局業務などをしている
ハートウェア21の社員です。
ハートウェア21はこちら

お絵かき大好きドットコムを使い始めた方の感想です。
「普段疎遠になっているいとこなどに連絡して、お互いの子供の絵を
見せっこしているうちに、自分の子供時代のことが思い出されて
ほのぼのしました」。
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熱いヤカンに触れて思わず手を引くのは現場の判断だ、脳からの指令ではない。

2011年12月28日 | Weblog
東電の社長が原発事故の緊急事態に稟議書をまわしていたという。
大三紙業という会社は、印刷ミスで再印刷業務を割り込ませるとき、後工程の了解を得ずに突っ込む。情報がリアルタイムに共有されているから、後工程の人は自分が今なすべきことを瞬時に判断して行動する。
三技協もすべての情報が社員間で共有されている。

二社の社長は、各自が情報を得て自主的に動くこの組織を、有機体組織という。
原発事故対応では、縦もなければ横もない。各細胞が孤立し、なすすべもなくメルダウンに突き進んだのではないだろうか。

東電の賠償に住基ネットを使う!!大賛成

2011年12月28日 | 22世紀を目指して
住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)は、全国の市町村とつながっており、住民基本台帳に記載されている日本に住むすべての人の基本4情報(住民票コードおよび4情報(氏名、生年月日、性別、住所))が収録されている。

これを使って東電の賠償事務を市町村に委託しようというのだ。
今住基ネットはほとんど使われていない。これを活用することは、今後の自治体基幹業務の共同利用につながると思う。
とにかくできることから少しずつ進めることだ。
発案が経産省なので総務省がへそを曲げる恐れがある。国家公務員なのだからセクトではなく国家を考えて欲しい。

システム開発について知見がないのに発言する危険

2011年12月27日 | 私の正論
システム開発の稟議が経営会議に出された。
情報システム部門は、さまざまな事情から、現行システムをそのまま新しい環境に移行することを提案した。
経営会議のメンバーの一人が、それだけ金をかけるなら新規開発ししたらどうかと発言した。
その人は実力者だが、情報システムの知見はない。

情報システム部門は、しぶしぶ見積を取り直して丸投げ外注をして大失敗した。

情報システムに知見のない実力者が発言したときどう対処したらいいか。
このような事例は形を変えていくらでもある。

知見の無い人に発言してほしくはないが、発言したときどう対処するか考えておくことも大事だと思った。

わが国に原子力を扱う能力があるのか?

2011年12月27日 | 大震災
失敗学会理事長の畑村洋太郎氏を委員長とする、福島第一原子力発電所事故調査・検証委員会の中間報告が出た。
事故が起こることを想定した対策や訓練はまったくされてこなかったことが明白だ。
起こるべくしておきた事故であり、想定外ではないことがわかる。

それにしてもお粗末きわまりない。
情報システム的に見たら、せめて24HTV会議の仕組みを直ちに用意して現場、東電、官邸、省庁でリアルタイムで情報共有することくらいはできただろうにと思う。

話は小さいが、オムロンフィールドエンジニアリングという会社が、故障した機械の修理のための情報を、顧客、コールセンター、修理エンジニア、管理者が同時共有することで、的確に修理していくという方法を取った。これによって関係者全体の信頼関係が生まれ、一刻も早い修理をという一つの目標に向かうことができたという事例がある。

アクシスソフトが提唱し始めたUIプロトタイプ開発

2011年12月26日 | Biz/Browser
アクシスソフトが生まれ変わりつつある。
経営陣に大企業の情報システム部経験者が入ったお陰だと思う。
ユーザから見てBiz/Browserの特徴を存分に引き出すにはどうしたらよいか、それを考えてくれた。
その一つがUIプロトタイプ開発。
やり方がなかなか定まらないか、人によって意見が異なるような仕事をシステム化するとき、業務フローの作成とそれに対応した画面作成を同時並行的に進めるという方法だ。

これまで私は、Biz/Designerを使って、まず最も難しい画面を先に作って動きを確めることができます、としか言わなかった。しかし、上記のような方法論をきちんと話すと、ほとんど皆目を輝かせて、そうそうこれですと言って賛成してくださる。

自分の単純さを嘆くと共に、新しい経営陣に心から感謝する。

いずれ練りに練ったセミナーが開かれることになろう。
お楽しみに。


一人ひとりは正直で善良な市民なのに、全体では無責任でコントロール不能

2011年12月26日 | 私の正論
正義より組織の論理を優先する気質が、安全面を軽んじる背景にあったと見られる。
ここを解明して学ばないと「日本は危機に陥る」

こう語るのは、福島原発に関する民間事故調の委員長に就いた北澤宏一氏。

日本の優秀な頭脳の持ち主は、ほとんど大組織に所属しているのが現代だ。
だからこそ、組織に属していても個人として自由に自説を披露できる社会にしなければならない。
大組織に属している人が、気楽にFacebookを開設できる社会でないと、社会的問題はなかなか解決しない。