今朝はいろんな小鳥のさえずりで、お目覚め。
ファストフード店などでの、紙コップ、プラスチックコップ、トレーに敷く紙などの使用を、私は許せない。同じように割り箸も嫌だ。こういうものを使うときは心が痛む。韓国でも中国でも割り箸は使わない。箸は食器の一つで、洗って使う。それが嫌だからと、マイ箸、マイカップを持参するというのは、個人としては痛みがなくなるからいいが、それでは現実逃避だ。やはり環境負荷は少しでも減らさねばならない。私は割り箸文化を撲滅したい。この世からなくしたい。割り箸製造業者には申し訳ないが、しばらく政府の補助金をもらって、業種転換してもらうしかない。
先日、JUASで「事業の方向を予見し、ビジネスを創生できる経営者―MOT(技術経営)を学び、戦略構想―」というセミナーを受講した。垂直統合とモジュールの話はおもしろかった。かつてのメインフレームのように、ハードもOSもすべて自社開発というのが垂直統合型。パソコンのように、CPU、OS、ハード、APソフトと、それぞれ得意な会社が作ったもので組み立てるのをモジュール型だ。垂直型は排他的で囲い込みができるが、普及の進度は遅い。モジュール型は競争原理が働き爆発的に普及する。
日本の携帯電話文化は、キャリアがコンテンツまで含めて垂直統合型でやってきた。そこにwindows Mobile ケータイが出てきて、モジュール型との戦いが始まろうとしている。やっかいなのは、垂直統合型体制で利益を挙げてきたキャリアがモジュール型に移行するには、自らを食うという、蛸足食いをしなければならないからだ。
NECのPC-9801がAT互換機をなかなか出せず、結果、牙城は崩れシェアを落とした。垂直統合からモジュール型への切り替えを「いつやるか」。通信キャリアの技術経営の手腕が問われている。AUは沈黙している。しばらく高みの見物を楽しめそうだ。
そして「どこでもオフィス」が実現する。このことは、私のように仕事を楽しんでいる人間は「便利だ」と思うが、そうでない人にとっては、どこまでも仕事が追いかけてくることになる。こうなったとき、なんらかのルールが必要になる。それは規制なのか、自由勤務の拡大なのか、いずれにしても自覚を持った個人であることが要求されるはずだ。