著者の森岡さんとは30年ほどのお付き合い。
数年前に講師として私の目の前に現れて、それからまたお付き合いが始まりました。
森岡さんは、ドラッカー研究者としても知られ、ドラッカー学会でマネジメント研究会を主宰されています。
私も森岡さんに誘われてドラッカー学会に入りました。
その森岡さんが、満を持してドラッカーの本を出されました。
ゲラの段階で見せていただきました。
とても読みやすいのです。
森岡さんはドラッカーのすべての著作に精通し、IT企業の副社長としたの立場や、コンサルタントとしての立場を経験しました。
森岡さんはドラッカーを使って生きてきたのです。
副題にあります「20代から経営者・企業家まで、一生使えるドラッカー」と。
私が気に入っているのは「第二の人生を持ちたい」というところです。
人は現在の人生に不満はなくても、他の分野で自分の可能性を試してみたいと思っているというのです。
ドラッカーは、若いうちから三つの「第二の人生」について考えておくべきだと言ってるそうです。
(1)自分が今の仕事以上に社会に貢献するために、組織を移る。
(2)非営利組織などのボランティア活動に参加する。
(3)自ら社会企業家(社会の問題を解決する企業家)となり、非営利組織を運営する。
自分のことを考えると、(3)に近い考えを持っていると感じます。
ところで、巻末の「おわりに」に、なんと私の名前が載ってます。ちょっとゲラを読んだだけなのですが、、恐れ入ります。
写真ですが、スーパーの書店の新刊書で平積みになっていました。
もしドラと並んで!
教養としてのドラッカーではなく、実用書としてのドラッカー、お勧めです。