初期の企業情報システムのデータは磁気テープだった。
つまりシーケンシャルファイル。
社員番号順に並べた給与マスターと毎月の残業や勤怠の入った、これも社員番号順に並んだトランザクションファイルを順に読みながら突合し、当月の給与明細ファイルを作り出す。
そこから給与明細や金種表などを印刷する。その後年末調整用の給与累積ファイルを読みながら今月分を追加した給与累積ファイルを作り出す。
こんな方法だった。
つまり、プログラムがデータファイルをコントロールしていた。
それがランダムアクセスファイルの登場と、データベース理論の発達のおかげで、データはデータ、プログラムはプログラムと分かれることになった。
考えてみると、企業の業態が決まれば必要とするデータはほとんど共通に定義できる。銀行、保険、証券、自治体などは特にそうだ。大事なのはデータ、その定義をきちんとし、正しく保つことで、正しい処理ができる。
企業情報システムの最初の頃は、それぞれの企業が社員の力で情報システムをすべて作っていたので整然とデータマネジメントができた。しかし、情報システム部門が地盤沈下を始めると、それが徐々に崩れてきた。1990年頃からだろうか。別々に作られた同じマスターが会社のなかにいくつもあったり、コードの整合性が取れなくなったり、いろんなことが始まった。もちろん今でもきちんとデータマネジメントができている会社はある。そういったところは経営者が情報システムの価値をよくわかっているか、情報システム部門がきちんと経営とリンクしている会社だ。
一番大事なのはデータ。
今こんな団体がある。
リアライズの大西さんが旗を振って立ち上げた団体だ。
つまりシーケンシャルファイル。
社員番号順に並べた給与マスターと毎月の残業や勤怠の入った、これも社員番号順に並んだトランザクションファイルを順に読みながら突合し、当月の給与明細ファイルを作り出す。
そこから給与明細や金種表などを印刷する。その後年末調整用の給与累積ファイルを読みながら今月分を追加した給与累積ファイルを作り出す。
こんな方法だった。
つまり、プログラムがデータファイルをコントロールしていた。
それがランダムアクセスファイルの登場と、データベース理論の発達のおかげで、データはデータ、プログラムはプログラムと分かれることになった。
考えてみると、企業の業態が決まれば必要とするデータはほとんど共通に定義できる。銀行、保険、証券、自治体などは特にそうだ。大事なのはデータ、その定義をきちんとし、正しく保つことで、正しい処理ができる。
企業情報システムの最初の頃は、それぞれの企業が社員の力で情報システムをすべて作っていたので整然とデータマネジメントができた。しかし、情報システム部門が地盤沈下を始めると、それが徐々に崩れてきた。1990年頃からだろうか。別々に作られた同じマスターが会社のなかにいくつもあったり、コードの整合性が取れなくなったり、いろんなことが始まった。もちろん今でもきちんとデータマネジメントができている会社はある。そういったところは経営者が情報システムの価値をよくわかっているか、情報システム部門がきちんと経営とリンクしている会社だ。
一番大事なのはデータ。
今こんな団体がある。
リアライズの大西さんが旗を振って立ち上げた団体だ。