片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

「雅俗交響」の著者前書きより:私の父は味の素の創業者の一人でございます。

2011年04月30日 | こころ
自分の部屋がどうにもならなくなってきたので、片付けた。
「雅俗交響」という本が出てきた。
お父さんが昭和電工にいらっしゃったというKさんからいただいたものだ。
本の著者は鈴木治雄という方で、昭和電工の社長・会長を歴任された方だ。

鈴木さんは、お父さんが味の素の創業者で、兄が鈴木三郎助、本人がが鈴木忠治とのこと。

雅俗交響は、まさにビジネスと文化の両方に真剣に取り組んだ証。

こんなことが書いてある。

草野心平が、蛙の気持ちになって書いた「ある冬眠蛙の独白」という詩の中に、蛙がやっと春になったので、のこのこと這い出てきて、両眼微笑しているという部分がある。その詩に接する前に、鈴木さんは、銀座の画廊でやっていた草野心平の書展に行き、薄墨の「両眼微笑」を気に入って買っていたので、さらにその書が好きになったという。

鈴木さんの蛙コレクションは、芭蕉開眼の一句と言われる「古池や蛙とび込む水の音」と一茶の「痩せ蛙負けるな一茶是にあり」と、芥川龍之介の「青蛙おのれもペンキぬりたてか」だそうだが、「両眼微笑」が加わって有難いと思っていると書いてある。

ビジネスの世界でしのぎを削りながら、一方でこういった心象風景を持つ、まさに「雅俗交響」、いいですね。

ユーザー企業はシステムの主権を取り戻せ!セミナー

2011年04月29日 | Biz/Browser
アクシスソフトからのお知らせ

5/25(水)にBiz/Browser Vがリリースされることに伴い、
6/29(水)に「Biz/Browser Innovation 2011」を開催いたします。

「変化に強い企業をつくる情報システム戦略」をテーマに、
ベルサール神田にて300名規模でセミナー形式で行います。

GW明けから媒体などを利用しての集客を開始いたします。

申し込みサイトができましたら改めてご案内します。
興味のある方は、予定しておいていただけたら幸いです。

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■ 開催概要
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タイトル:Biz/Browser Innovation 2011
     変化に強い企業をつくる情報システム戦略
     ~ユーザー主導のシステム構築が経営を加速化する~
日  時:2011年6月29日(水) 13:30~17:35(受付13:00~)
会  場:ベルサール神田
     http://www.bellesalle.co.jp/bs_kanda/event/access.html
定  員:300名
特別協賛:ジェネクサス・ジャパン株式会社
企画協力:アイティメディア株式会社 @IT編集部

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■ プログラム
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基調講演:『ユーザー企業はシステムの主権を取り戻せ!』
       大成ロテック株式会社 常勤監査役 木内 里美 氏

講  演:『更なる進化を遂げた リッチクライアント「Biz/Browser」
      ~大手顧客になぜ選ばれてきたのか、そして次の進化は~』
       アクシスソフト株式会社 社長 永井一美

特別講演:『Biz/BrowserとGeneXusで実現する最強のシステム構築手法』
       ジェネクサス・ジャパン株式会社
       セールスプロモーション マネージャー 川西 誠 氏

事例講演:『(調整中)』
       第一生命情報システム株式会社
       基盤システム第一部 基盤開発グループ 担当リーダー
       古川 秀俊 氏

事例講演:『ユーザ企業が維持する基幹業務システムの現状と将来展望』
       株式会社イトーキ
       企画本部 業務管理統括部 情報システム部 システム開発1課
       課長 森本 俊彦 氏

またまた熱いメールが来ました!!

2011年04月28日 | 私の正論
片貝 様



 XXです。一昨日のSIA懇親会では、大変お世話になりました。ありが
とうございました。参加されていた他の方々もそうだと思いますが、非常に熱気のあ
る懇親会であったように思います。私もいろいろな方を名刺交換をさせていただきま
したが、皆さん、こういう場ではならでの本音の意見交換を行っている様子でした。
システム・インシアティブ研究会に対する強い期待の表れではないかと思います。



また、今回の熊野様のご講演は、ITベンダーとユーザー企業との役割や契約などに
ついて、まさに私が感じていた点でもありまして大変感銘を受けました。熊野様から
指摘のあった点は多くありますが、研究会のテーマにしたいものがたくさんあったよ
うに思います。私も研究部会に参加して微力ながらユーザー企業の力になれたらと考
えておりますので、よろしくお願いいたします。


開発者からの細かい要望をすべて吸収したBiz/Browserの決定版

2011年04月28日 | Biz/Browser
Biz/Browser V が5月25日から出荷開始です。

昨日は開発責任者のOさんから新機能について説明を受けました。

これまであがっていた細かい要望を全部クリアしたようです。
これでVBとほぼ同等の機能となり、VBからの移行がますますやりやすくなったようです。

EXCELシートを読み込んで、同等のことがBiz/Browserでできるようにもなります。
マクロも含めて自動変換できれば、一気にEXCEL問題は解決しますが、今のところマクロまでは自動変換できないようです。そこはBiz/Designerでやる必要がありますが、視野には入っているとか。

しかし、Vは期待できます。

評価版がありますから是非使ってみてください。

システムイニシアティブ研究会の感想をいただきました!

2011年04月28日 | 私の正論
Sです。
 
 月曜日にSIA懇親会でご挨拶させて頂き有り難うございました。
 
 私は、エンドユーザ企業情シ勤務が長かったので、
昨日のご講演内容に大きな共感を覚えました。
「ベンダ丸投げ、ロックイン」「情シとベンダの共生関係」等々、
私も非常に苦い思いをしてきました。

 さらに、私は専門がDBシステムの設計・構築で、DOAやモデリング
などと言おうものなら、周囲の理解を得るのが難しく、孤立する
という、経験もしてきました。
 
 本当に、IT業界構造等も含めて、変革すべき時期なのでしょう。
 昨日のSIA懇親会の盛り上がりには、驚きました。
 皆が本音で語り出したのかもしれませんね。
 
 今後を考えると、本当にSIAを軌道に乗せるのは大事だと
思いました。
 
 今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

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*S技術士・診断士事務所
* 技術士(情報工学)、中小企業診断士
* ITコーティネータ/インストラクタ
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すべてのブラウザは速くなった、しかしそのすべてが良いわけではない。

2011年04月27日 | Weblog
サンフランシスコに新しく出来た Mozilla の事務所に掲げられた看板とのこと。

オープンソースは資本主義的ではないとマイクロソフトは言っているという。
その議論も面白いが、以下私が考えていること。我田引水の話なので本気で読まないでください。

ソフトウエアというものは、人類の歴史の中でつい最近まで存在しなかった実体だ。
ソフトウェアは目に見えない、が、確かに実体として存在する。
作るのに工場は要らない。
だれか一人がご飯を食べながらパソコンに向かえば作れてしまう。
それでも人々が泣いて喜ぶような素晴らしいソフトができてしまう。
しかも、自動車などを作るのと違い、その複製はほとんどコストゼロで、無数に作れる。価値はあるが、複製はただでできてしまうのだ。

そうなれば、自分が作ったソフトをタダで提供する人が出てくるのは必然だ。

こうやってオープンソースの世界ができあがった。

ではオープンソースをどう使ったらいいか。

私の考えはこうだ。
サーバ側のソフトはすべてオープンソースでいい。
動作環境をコントロールできるからだ。
何かあっても対応できる。
しかし、端末側のソフトは慎重に考えたほうがよい。
さまざまな種類のパソコンやモバイル機器、さまざまなOSのバージョンが混在するような環境では、動作を保障することが難しい。
ブラウザを選ぶときもも、ヘビーな業務に使うなら、お金を払ってでも確実に動作する、Biz/Browserのようなものを選んだほうが、結局安くつく。

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中国語を話せる人を1000万人にしたい!

2011年04月27日 | おもしろソフト
目からウロコの新ビジネスモデル研究会。

昨日は中国語のイーラーニングで急成長している株式会社WEIC 代表取締役社長 内山雄輝 氏に講演をお願いした。

世界のグローバル化は次の三段階だという。
1492年から1800年 ヨーロッパの国々が世界中に植民地を求めた時代。
1800年から2000年 企業のグローバル化
2000年から      個人のグローバル化

日本人で中国語を話せる人はほとんどいない。200万人くらいではないかという。それを今後5年間で1000万人にしたいという。
英語の場合、イーラーニングは難しいという。それは、すでにかなりの程度英語を知っているので、その上を行くイーラーニングのシステムは感嘆には作れないからだという。
それに比べて、中国語は、まったくしゃべれない人が多いのでイーラーニングで学習することは非常に効果があるという。

この2年くらい、日本企業の中国語熱が急に高まってきたという。
日本人もやっと重い腰を上げ始まったようだ。


スーちゃんのメッセージ

2011年04月26日 | 大震災
こんにちは。田中好子です。
 今日は3月29日。東日本大震災から2週間経ちました。
被災された皆さまのことを思うと、心が破裂するように痛み、ただただ亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。
 私も一生懸命病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。でもその時は、必ず天国で、被災された方のお役に立ちたいと思います。それが私の務めと思っています。

ユーザが主体的に自社のシステムを考える会の第一回会合に鳥肌が立った。

2011年04月26日 | 感動したこと
システムイニシアティブ研究会(SIA)の第一回会合には感動した。
50人のエントリーに対して47人の出席だった。
多忙なキーパーソンたちだから30人も来ればいいかなと思っていた。
案の定、開始直前になって事務局や私の携帯に、次々と欠席の知らせが入る。
しかし蓋を開けたら47名。
事前エントリーしないで来た人や、誘われてきた人などがいたのだ。

この光景はいつか見たことがある、と思った。
そうだ、日本ユースウェア協会を作ったときと同じだ。
パソコンが普及したが、なかなか使えない。それを使えるようにしてあげるサービスがきちんとしたビジネスになるようユースウェアという言葉を作った。そして協会を作ると宣言した。それに吸い寄せられるようにたくさんの方々が集まった。

今から考えると、新たな協会を作るより、当時の日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会の中で活動したほうがよかったと思う。清水専務理事(当時)から盛んに説得されたが、私は応じなかった。

SIAも、会長の木内さんの挨拶のように、とても重要なテーマだけに、日本のIT業界のムーブメントになるように、私心を捨てて考えなければならないと思う。

ゼリア新薬の熊野さんの講演の後半は、自社で進めているアジャイル開発の報告だった。
講演資料は近々SIAのサイトからダウンロードできる。
講演内容もいずれyoutubeに載せる予定だ。

心あるユーザ企業のSEのみなさんの入会・相互交流・研究活動を期待しています。





システムイニシアティブ研究会第一回研究会

2011年04月25日 | Weblog
ゼリア新薬の熊野さんの、ベンダーロックインからの脱却。ゼリアではアジャイル開発でやっている。
例えばスプリント。
これは1月で動くソフトを作りユーザーに提供するという単位につけられた名前。

出席した賛助会員のジャスミンソフト贄(にえ)社長のブログに、昨日の様子が詳しく書かれているので、こちらをご覧ください。