片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

Webシステム開発ツールの選定につじて

2008年06月30日 | Biz/Browser
先日Flash FLEX に詳しいエンジニアと話をした。Biz/Browser、Biz/Designerをお見せしてご意見を伺いたかった。
彼の意見は、企業で、5年10年と確実に動作が保障されなければならないBiz/Browser世界と、コンシューマを対象とするFlashなどの世界は、やはり異なるのではないかということだった。彼自身もいろんな仕事と関係しているので、両方を使えるプロジェクトがあったらやってみたいとのことだった。エキサイティングなひと時だった。

木内さんおめでとうございます

2008年06月29日 | Biz/Browser
大成建設の電子調達システムが日経コンピュータが創設した「IT Japan Aword 2008」で準グランプリを受賞した。建設業界のあらゆる業種で利用可能なシステムであることが評価されたという。社長室情報企画部長の木内里美さんは「他社との差別化のために使うのではなく、業界全体の業務効率化を目指すシステムにしていきたい」と語る。尊敬する木内さんらしいコメントですね。おめでとうございます。
ちなみに、このシステムの社内からの発注データを登録するところでBiz/Browserが活躍しています。

がまんできることは我慢することが善。善悪の基準を見直そう。

2008年06月29日 | 私の正論
1.トイレの便座に入っているヒーター
一日ほとんど使われないのに、ずっと通電しています。タイマー付きのもあるようですが、ほとんど付けっぱなしではないでしょうか。メーカーさん、心が痛みませんか。本来なかった人間の欲求を創造して、欲しがらせて売りつける。かなり卑怯なやり方です。過去においては、真冬の便座を思うと、ただただありがたい製品でしたが、今の価値観では、後ろめたい気持ちばかりです。
2.スタンバイ状態のテレビ
今のテレビはスイッチを入れると直ぐに映ります。微弱な電流を24時間通電しておくからです。映るまで1分でも待ちますから、もうそういう仕掛けはやめてください。生活者の心の弱さにつけこまないでください。売るとき、とても電気を食いますよと、きちんと説明してください。もちろん主電源を切ればいいのはわかってますが、せっかちな生活者は、機能があるのに我慢して使わないのは努力の要ることです。
3.電気釜の保温装置
炊き上がったら、スイッチを切り、食べない分をパックして冷凍し、食べるとき解凍したほうが電気は食わないそうですが、なかなか手間のかかることはしない人も多いでしょう。ほんとうは、炊いたとき以外は、冷たいご飯を食べればいいのでしょうが、そこまでは、と思ってしまう心の弱さもあります。

生活者も、あれば便利だが電気を食う機能については、拒否することが「善」であるという倫理観を身につけたいものです。ただ人間は欲望には弱いですから、環境問題を考えて、法律で禁じることも必要です。ひと時、古い家電の売買を禁じましたが、家電業界の反対に遭って断念しましたね。この法律はもう一度適用すべきです。もう我慢できることはしないといけない時代なのです。

回線 細い 海外工場 連携 システム

2008年06月28日 | Biz/Browser
「回線 細い 海外工場 連携 システム」。こんなキーワードで私のブログにたどり着いた形跡がある。Biz/Browserは、細い通信回線でもさくさく動くので、海外に製造拠点のある製造業などで便利に利用されている。回線が切れても自動的につなぎなおすこともできるので、ユーザには安定した処理を提供できる。社名はまだ出せないが、業界最大手の製造業では、Biz/Browserを利用して、世界中から日本のサーバにアクセスして日常業務を行っている。世界中に出先や代理店があったり、ノートPCを持って営業マンが飛びまわっている会社では、Biz/Browserを使ってアプリケーションを組むとたいへん便利だ。
昨日通信会社の研究所に行って、5名の研究員の方に64Kbpsの回線を使ったデモをお見せした。帰り際に「正直驚きました」と感想をいただいた。通信会社にとっては、回線負荷も気になるということだったが、Biz/Browserでは、伝送量が、数分の一から百分の一くらいになってしまうので、回線負荷も大幅に軽減される。
お試しあれ。

厚生年金 入力ミス推計560万件?

2008年06月28日 | 私の正論
社会保険庁が、原簿の記録4億件のうち2万件を抽出して調べたところ、1.4%の入力ミスが発見されたという。これから推計すると560万件になるという。
銀行業務で1.4%の入力ミスをしたら、いっぺんに信用を失って倒産するかもしれない。何でこんなミスが起きるのか?社会保険庁の職員は、仕事に誇りを持っていないのだろうか?こんな仕事は本来の自分の仕事ではない、適当に下請に任せておけという感覚なのだろうか。被保険者のデータを100%正確に入力することこそ最も大切な社会保険庁の仕事だと思うのだが。その最も大切な仕事が、いい加減になされている。
さまざまな仕事がある。それぞれ従事する人は、ひそかにプライドをもって働いていると思う。人には言わないが自分に約束していることがあると思う。傍から見たらつまらない仕事でも、本人は、あるプライドを持ってその仕事をしていると思う。社会保険庁の職員はどうなのだろう。

携帯電話のボタンプッシュ音が鳴り響く

2008年06月27日 | 私の正論

遠方まで行くので、JR湘南新宿ラインのグリーン車に乗っている。赤羽から乗り込んできた、70歳くらいの男性。満席の社内の中央に立ち、鞄を床に置き、携帯電話を覗き込んで、ポツポツとキーを打ち始めた。なぜわかるかというと、キーを押すたびに、ピッ、ピッと音がする。いつ終わるのかと思っていると、いつまでも終わらない、池袋で人が降りて、席に着いたが止まらない。周囲の人が、それとなく顔を窺う。
こんな小さな音が、人の気持ちを不安定にさせる。
私もKYとか言われているが、私の、周囲に気を配らない性格は、困ったものだ。「人のふり見てわがふり直せ」というが、人のふりに気がつくくらいなら、とっくに直っている。今回は気がついたが、普段気がつかないから問題なのだ。


ピッピッピッ。


サーバを買うなら、安いサーバより消費電力の少ないサーバを買うべき

2008年06月27日 | Biz/Browser
昨日、日本HPに行って、グリーンITについて、いろいろとディスカッションしてきた。HPのグリーンITへの取り組みは多方面に渡っているが、なるほどと思ったことがある。サーバを購入するときの判断基準だが、サーバの代金とそれを運用していくときの、消費電力(冷房の電力も含めて)は、2年で同額になるという。つまり、安いものを買っても、3年、4年と使っているうちに、トータルコストとしては、高くて電力を食わないサーバより、高くついてしまうという計算だ。もちろんHPの高信頼・低消費電力サーバを買いなさいという宣伝ではあるが、なるほどと思った。
HPのサーバを利用して、そして、Biz/Browserを利用してシステムを構築すると、相当なCO2削減になると思うのだが、、、。

開発成功の鍵は、ユーザー参加型UI設計技法

2008年06月26日 | Biz/Browser

Biz/Browserによる最大規模の保険業務システムを構築した会社がある。その会社に、その卓越した設計ノウハウを公開していただいた。セミナー終了後、会場からだれも帰らないという白熱した質疑応答は、関係者を感動させた。同社は、これから、卓越したUI設計技術を武器に、Biz/Browserを利用した大規模システムの「画面UI系の受託開発」に乗り出す。
写真は、打ち上げで大盛り上がりの様子。





一番うれしいのはチームで目標達成したときです

2008年06月25日 | こころ
BPIAの新・ビジネスモデル研究会。今回は、リクルートでHot Pepper事業を立ち上げて成功させた平尾さんのお話を伺った。私の「契約社員が感動して涙するほどの組織になったのは、顧客の喜ぶ顔が見えるからですか?」という質問に、「いいいえ、一番は、チームで目標を達成できたという喜びです」と言われた。さらに「甲子園の勝利投手が、勝ったのは私の球が速かったなどとは言わないでしょう、そんなチームは、そもそも優勝できません」と。私は、質問したことが恥ずかしくなった。

太陽光発電所に期待する

2008年06月24日 | 私の正論
シャープと関西電力が協力して太陽光発電所を建設するという。最大出力は2.8万キロワットで、平均家庭8千世帯分に相当するという。
これは夢があっていい。家庭の屋根に太陽光発電設備を備えると、設備投資やメンテナンスにずいぶん無駄が生じるのではないかと懸念していたが、発電所という形で、個々の家庭ではなく電力会社や企業が集中して設備すれば、無駄もなくなる。太陽光発電、風力発電、波力発電、地熱発電、これらを総合して、日本が必要とするエネルギーのすべてをまかなう青写真がつくれないものだろうか。蓄電池の技術の進歩は電気自動車を一気に加速させるだろう。日本を太陽のエネルギーだけで生活できる国にすることができるかも知れない。もしそんなことができたら、日本は21世紀の世界のリーダーになれるだろう。
天気予報で「今日は全国的に雨で、発電量がXXです。みなさん、電気の消費を普段より30%減らす努力をお願いします。」などど放送する日がくれば、「ああ、自然の中で生きている」という実感が湧くかも知れない。